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映画レビュー パーフェクトストーム


今回の映画レビューは2000年公開の「パーフェクトストーム」

内容は大西洋上で発生した大嵐に漁船が巻き込まれてしまう物語で、これは1991年に実際にあった話を元にして作られた作品。

個人的には漁業に関する知識がそこまで無いので共感できる部分が少ないというのはあったが、やはり根本的に漁業は事故が多くて体を張ることが多い業種というのは理解できたし、また同時にギャンブル的な要素も含まれる仕事なのかなとも思う。なにせ事の発端と結末はやはりお金に絡んだ面が強く出てたと思う。

物語の序盤で乗組員それぞれの背景が丁寧に描かれているのは良かったと思う。彼らの行動と後に起きる出来事に対して十分な伏線になっているし、何故ここまでして漁に出るのか…という理由にもなっている。

主演のジョージ・クルーニーは荒くれどもの乗組員を統率する船長を演じていたし、マーク・ウォールバーグは愛する恋人との新生活、そして彼女への想いがラストシーンに効いてくる。ジョン・C・ライリーとウィリアム・フィクナーはお互いの忌み嫌いながらもイザという時には男気を見せてくれる。出航してからは様々な問題が発生するのだが、その船の中で起きるドラマがやはり一番の見ごたえがあると思う。

この作品は約20年前のものだが、当時知り合いがこの作品を映画館で見た感想を教えてくれたのだが、映像面で最後のシーンはド迫力だったらしい。映画館のやや前目の席で鑑賞したらしいのだが、あのポスターになったシーンの事で本当に真上から船が○○してくるように見えたらしい。20年後の今見るとCG技術の粗さが目立つかもしれないが当時としては最高峰の技術に度肝を抜かれたらしい。

ちなみにこの作品の監督ウォルフガング・ペーターゼンはあの「Uボート」「エアフォース・ワン」も手掛けている人物。荒波のシーンはUボートを彷彿させたし、救助ヘリの給油シーンはエア・フォースワンを思い出した。空中給油のシーンはエアフォース・ワンと記憶がごっちゃになってしまい、これ爆発するんだよなぁ…って見てしまった(笑)。



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