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佐藤友美『書く仕事がしたい』【読書10】

書く仕事がしたいとはなかなか思えないが、書くこと自体には悩んでいるので読んでみた。

まなかさんが紹介していて面白そうだと思ったのと、


同時期にYahoo!ニュースに本の著者さとゆみさんのnote記事が流れてきて「かがみよかがみ」のエッセイの審査をしている(いた?)と書いてあったので俄然興味を持った。


Yahoo!を見ていると結構この「かがみよかがみ」ってエッセイが流れてきて面白いな~と常々思っていたので。応募してみようと思ったら20代限定だった。ぜんぜん対象外じゃん笑。そういや悩みの内容が若いと思った。

Yahoo!にnote記事が流れてくるなーと常々思っていた。別に有名人のnoteじゃなくてぜんぜんnoteはじめたばかりの人の記事とか結構見かける。


そもそも事務パートの仕事のひとつとして校正の仕事をやっていたのだけれど、大部屋オフィスの昔ながらの会社が嫌で辞めた。

働きはじめた時は、在宅勤務で校正をさせてもらえたのですごく楽しかったのに、そのうち在宅禁止になって、電話がジャンジャンなるうるさいオフィスで、電話にもイヤイヤ出ながら校正したりとかで限界がきたのだ。

マルチタスクができない人間だって上司にはさんざん言ったんだけど、会社ってマルチタスクさせるところなんだよね…。

てゆーか、電話大嫌い。大きな音も大嫌いなんだけれど、会社では、なかなかみんな電話に出ないせいで、上の人たちがこれみよがしに電話の着信音量を最大にしているのでうるさいのなんのって。

しかも固定電話が何十台もある…。自席の電話だけでも…と思って音量をこっそり下げても次の日また音量上げられているし。コワ。

そもそも電話がかかってくるのは一部の人間だけで、それを全員に取り次がせるなんていまどき効率悪い。こちとらイヤイヤ電話取って取り次いであげたのに、毎回迷惑そうな態度のお偉いさん。何様⁈

夫の会社はみんなスマホ持たされていて固定電話なんか無いそうだ。用があれば直電がかかってくる。電話の取り次ぎなんて皆無らしい。そうこなくっちゃ。

うるさくて気が狂いそうだった。うるさい足音も苦手…カツカツカツカツみたいな。たぶんHSPってやつだと思うんだけれど、先日やった16personalitysの性格診断テストではあまりHSPっぽさが出なかったように思う。また来年もう一回診断してみようと思う。

通信で勉強していた校正の資格がとれたら辞めようと決めていたので、それで夏に辞めた。

その後、その学校が出している求人で校正の仕事を探してみたら、履歴書書いて面接に行く仕事が多かった。

真夏でものすごい猛暑だし、対面面接かぁ…と、いろいろ億劫でやめてしまった。軟弱者め。

ネットで校正の仕事に応募してみたものの、やはり、紙に赤ペンで校正するのとは違うWEB上の校正だったのもあるのだろうが、ライターの経験を問われた。

いままでそんな校正にライター経験など必要だとは微塵も思ったことがなかったのでびっくりした。しかしWEB校正だと必要かもしれないと今は思う。

それで、もうだんだん校正熱が冷めてしまい、とりあえずアノテーションの仕事をしていたのでそれを日々やっている。

テキストアノテーションは割と好きだし、すごく言葉に詳しくなるなーと思う。だからといって一生できる仕事とは思わないから他にも何か仕事しないとなあ…と思っている。

だからHTMLを勉強しだしたのだが、動画を見ながらコードを書くのがものすごい牛歩で、動画を一時停止しまっくてるから、やってもやっても進まないのでもう途中で放置。

コーディング放置してWordPressに手を出しだが、こちらも細かい設定をするのが面倒で中途半端気味。なんでも中途半端だな。器用貧乏的なところは昔からある。何かを極めるまでできない。

本にもこう書いてあった。

物書き業界で、「全部できる」は、「全部できない」と同じだ

『書く仕事がしたい』p267

耳が痛い。目が痛い?

本に書いてある意図とは違うけれど、これまでいろいろやってきて私はなんでもできる気がするがよく考えるとなんにもできないような…。

しかし、とりあえずよく聞くWordPressがナニモノかわかったのでなにかの役には立つだろう。



ライターとは、日本語を日本語に翻訳する仕事

『書く仕事がしたい』p.48

私がうまく書けないと思う原因がわかった気がした。

もっとも適した日本語表現に置き換えなければいけないのに、その表現が出てこない。日頃もっと勉強してその表現を収集しないといけないんだけれど。

テキストアノテーションは単語には詳しくなるけれど、表現はまったく出てこないからなあ。表現のテキストアノテーションの仕事ないかな。

やはり上手に表現している人の文章をマネるのがいいのかも。さとゆみさんも昔は上手なライターさんの雑誌記事を書き写して雑誌原稿の独特のリズムとかたたきこんだって書いてあったから、そういう方法で体得するのがいいのだろう。

ライターっていうと、私の場合クラウド的なWEBライターのことを思いうかべているからそんなに「取材に行く」とか「インタビューする」仕事という印象はなかったけれど、やっぱりライターっていうとインタビューや取材はするものなんでしょうね…。

WEBライター講座的なものを先日受講してみたら、やはりいきなりインタビュー・取材記事の練習をさせられて面食らった。

苦手だよインタビューとか…。私には向いてない仕事だ。インタビュー取材をやらないライターはがっつりは稼げないだろうね…しらんけど。ゆぴさんもインタビューのこと書いてたし。

というわけでライティングはそこそこにして、校正の方向に向かったほうが良さそうだなぁ。しばらく校正やっていないからやり方わすれちゃったよ。WEB校正はまた全然違うからボチボチやろう…。

自分のスケジュールをブロックして、その日までに企画や自分の将来について考えるようにしています。

『書く仕事がしたい』p220

先に予定を入れてしまって、慌ててそれに向かって調整していく方法はやっている。そうやって自分を追い込まないと在宅ワーカーはダラダラし放題だし。

書くことは世界を狭くするということ

『書く仕事がしたい』p326

これはちょっとこわい。たとえば「私はインタビューは苦手だ」と書いたら、そういうふうに自分をラベリングして断定してしまうことだし。

しかし、なんでもアウトプットするのが大事だと今は思っているので書くことを優先したいなと思う。

つまり、言葉の表現力が豊かなほど、体験が増える?
それとも、いろんな体験をすると表現が増える?

『書く仕事がしたい』p327

いろいろ体験はしているほうだと思うけれど、それを表現するボキャブラリーが少ないからそれを増やしていきたいというのが今後の課題。

というか自分の職業に関しては迷走しているので、今年中になんか方針を固められたらなあと思う。

何者かになりたい、ってタイトルの本があった気がするけれど、何者でもないのでいつも自己紹介できなくて困る。

なんて言ったらいいんだろう。べつにいっか、わざわざラベリングしなくても。何者でもありません。

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