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光と影と移り変わり

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これは1940年代のスイスの時計メーカー【WEST END WATCH CO.】のSOWARと言う時計です。
この80年前の小さな時計。今も動いています、様々な人の手をリレーしながら。
僕で何代目なんでしょう。


白かった盤面は日焼けをしほんのり黄を帯びて年の重ね方にこの時計の美学を感じます
80年を過ぎようやく本来の姿になったのではないかと錯覚してしまうほど。

ブレスレットは本来のものではないのですが時計のケースと共に小さな傷が入り乱れ、見る角度、光の強弱によって常に違う顔を見せ時間のような儚い美しさを僕らに気づかせてくれます。

ゼンマイを回さなければいつか止まってしまいます、止まればリューズを回して時間を作りそして使っていく。数字ではない時間を感じる時計と思っています。

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