畠山央至@飲食コンサルティング

飲食店、商品開発のマーケティング戦略のスペシャリスト。五反田でラーメン屋『麺屋彩音』を…

畠山央至@飲食コンサルティング

飲食店、商品開発のマーケティング戦略のスペシャリスト。五反田でラーメン屋『麺屋彩音』を開業し、翌年にミシュラン”ビブグルマン”を獲得。お仕事のご相談はDMください。株式会社ライフデザインワークス代表。著書『ゼロから始める繁盛店のつくり方』→(https://x.gd/nMBHV

最近の記事

見方を変える

食事制限をする ではなく、 必要な栄養が摂れる食事をする という考え方を、タイムラインに流れてきたオススメ動画で見ました。 言われたら大したことではないのですが、僕には画期的でした。 食事制限をする という考え方だとどうしても我慢している気持ちが強く、それが一食くらいいいか、今日くらいいいかを生んで、結局続かなくなる。 でも、 必要な栄養が摂れる食事をする だと、とても建設的に取り組める気がしますね。 何かを我慢するのではなく、今日は今のところこの栄養素をあ

    • お客様は想像している

      先日、串焼き屋で釜玉うどんを食べました。 釜揚げすぐの熱々のうどんに生卵を添えるから、卵にほんのり火が通ってこれがまた美味いんだ的なのが、僕の釜玉うどんのイメージでした。 なので、 まじ!?居酒屋で釜玉うどん食べられるの!? と、テンションが上がりました。 ところが出てきたうどんは、ぬるめで、突然生卵と混ぜても卵にほんのり火が入ることもなく。 これはこれで全然美味しかったのですが、 釜玉うどん というメニュー名のものを頼んだので、熱々の釜玉うどんをイメージして

      • 何が売りなのか

        先日、六本木のオシャレなバルに行きました。 ミッドタウンの中に入っているお店で、ガラス張りの店内にオシャレな内装、スタッフのユニフォームもカッコいい。 料理も美味しく、また創作料理で、ここでしか食べられなそうな面白い料理もありました。 ですが、 ここでしか食べられない面白い料理食べられまっせ〜! は、入る前は全く感じませんでした。 当然、面白い料理が食べられそうだからという理由でこの店を選んだのではなく、オシャレそうだからという理由で選びました。 せっかく面白く

        • 与える接客

          先日、とっっても久しぶりに麻布十番の博多ほたるさんへ行ってきました。 僕の大好きな特製ねり(つくね串)がメニューから無くなっている衝撃のスタートとなりましたが、やはり美味しいご飯ばかりでした。 ごま鯖はもう間違いないですね。 あの甘しょっぱい感じと海苔と胡麻が鯖の刺身にとんでもなくマッチしています。 そして生牡蠣! 思わずおかわりしてしまいました。 あとはやはりもつ鍋ですね。 あご出汁醤油をいつも通りチョイスして、ラーメンも頼みました。 あご出汁の甘みとモツか

          売れる商品のつくり方

          やっと見つけました。 蟹をどっさり食べられるお寿司屋さん。 シャリは2貫分なんですが、一口で一気に食べるととんでもない幸せが訪れます。 こういうメニューは中途半端にやるのが一番良くないです。 普通の盛りつけなら最初からドカ盛り的な期待はしていないわけですから、普通の量で何も問題ありません。 期待通りなので美味しく食べられます。 ですが、ドカ盛り感を出して実際は期待より少ないと、普通よりは多くても、感想はガッカリです。 期待と実態が合ってないからですね。 これものす

          自分の感覚の外を選択する勇気

          飲食店のコンサルティングをしていてよくあることなのですが、 どんな店にしたいのかなどをヒアリングして、その情報を元に僕の方で案を考えて、それを提案させていただきます。 そうすると、だいたい初めのリアクションは、 おー、、、 なるほどですね。 という感じです。 基本的になんでも受け入れるぞと決めている方々ばかりなので、反発したいとかではないのですが、理解が追いつかないという感じですね。 僕の案の何がいいのか、なぜその案でいけると感じているのか、その感覚を持ちたいの

          自分の感覚の外を選択する勇気

          3つのファンづくり

          こんにちは。 先日、中目黒にあるOSAMU TOKYOさんに行ってきました。 三重県でおでん屋さんを30年やられていた方が東京に進出されてオープンしたお店です。 なので、おでんのおいしさは言わずもがなですね。 丁寧に取られた出汁がとっても優しく、思わず汁を飲み干したくなってしまいます。 特に印象深かったのは鉄板リゾットです。 リゾットが鉄板に乗っていて、そのど真ん中にトマトのおでんが丸ごと一つ乗っています。 そしてテーブルにご提供されてから、目の前で出し汁をドバッ

          尖ったコンセプト

          レトロおしゃれな店、どんどん増えてるし人気ですね! 五反田の肉のウエキさんはとっても仲良くさせていただいており、いつも勉強させていただいています。 毎日満席で、本当にすごいなと思います。 コンセプトがはっきりしていてそれがターゲットにウケているの大事です。 人間は元来肉食動物で、動物性タンパクと甘味が本能的に好きみたいです。 個人的にいつかやりたい店が、 いくらとたらこ、ときどきさば という店です笑 いくら丼、黒毛和牛の肉寿司うにいくら乗せとか、たらこ入り厚焼

          繁盛店の作り方

          お手伝いさせていただいたお店に友人と行ってきました。 創作沖縄料理とナチュラルワインの店🍷 新宿三丁目で飛ぶ鳥を落とす勢いで人気店になっていくこと間違いなしだなと確信する夜でした😊 繁盛するお店を作るには、 ・マーケティングを徹底 ・ターゲッティングを徹底 ・コンセプトのファンづくり ・コンテンツのファンづくり ・人のファンづくり ・価値観の合ったチームをつくる ・ワクワクするビジョンを持つ ・PDCAを回しまくる が、大切です。 よほどの人気シェフであればプロダク

          コンセプトからブランドへ

          コンセプトって、こだわってこだわってこだわってこだわってこだわり抜くと、ブランドになります。 でもそうなる前にあれこれコンセプトから外れることをやり出しちゃうお店、多いです。 で、一つ一つの商品は悪くないんだけど、ただいろいろあるだけのボヤけた店になっていく。 コンセプトの中であれこれやるのを辛抱強くやるのって、結構大事かなって思います。 飲食はアミューズメント🍽️ #飲食コンサルタント #飲食コンサルティング #コンサルタント #コンサルティング #飲食マーケティン

          コンセプトからブランドへ

          世界観に落ちている

          藤が丘のミコト屋さんのランチ行ってきました! 代々木上原のサンカントサンクさんとのコラボのバレンタインスペシャルランチ🥗 ミコト屋さんの野菜を一部使ったサンカントサンクさんの美味しい前菜盛り合わせ、鯛のカルパッチョ、ポトフをいただきました。 もう、野菜自体の味が濃くて美味しくて、ただただ感動の嵐でした。 人も、ミコト屋さんもサンカントサンクさんも素敵な方々ばかりでほっこりしました。 ミコト屋さんには野菜のことをたくさん聞かせていただき、より一層、自然農法の野菜を広めてい

          一人回鍋肉

          和風回鍋肉専門店 だしや。 instagram.com/reel/C2wkPZSSU… 面白い店がどんどん増えてますね😊 回鍋肉って簡単で美味しくて、大学時代によく作ってました。 男性も女性も好きな方多いですね。 大学の前ではちょっと独自アレンジした回鍋肉丼だけで大繁盛してる店がありました。 専門店なので、さぞかし美味しいんだろうなと思えますね。 また、食事ってシーンを考えるのが大事なんですが、定食は人と一緒に行く食事では選ばれにくいですね。 ランチは別ですが。

          そそられる商品づくり

          和牛 三姉妹(御徒町) instagram.com/p/CyBbPTUPzlh/… これはそそられますね! まず、霜降りの和牛はキャッチーですね。 高級食材はキャッチーにしやすいですが、その中でもそそられるものとさほどそそられないものがあります。 例えばあわびとか、高級食材なんですが、写真を見てもちょっとそそられにくい人の方が多いです。 ただ、和牛はその分、もはやありふれています。 なので、とりあえず和牛使っときゃウケるだろ!とやっても、もうお客様は見慣れています。

          ヒットする店をつくる秘訣

          先月食べた豚山さんのミニラーメン野菜少なめ。 僕にはこれがベストです。 最後まで美味しく食べられて、ちょっと名残惜しいくらい。 翌朝胃もたれほぼゼロ。 たまーにですが、なんか妙に食べたくなります。 ヒット商品、ヒット店を生み出すには、いろいろ大事なことがありますが、やっぱり、 お客様側に立った時にどんな店なら行ってみたくなるのか、リピートしたくなるのか、どんな商品なら食べてみたくなるのか、また食べたくなるのか、 ここの感覚に尽きるなぁとつくづく思います。 ここ、なか

          ヒットする店をつくる秘訣

          深夜営業について

          先日、新橋のお手伝いさせていただいたお店のミーティングの帰りに、 ななつぼし という担々麺屋さんに行きました。 ここは新橋に夜中行くたびに通っています。 昼間に行く時は谷瀬家さんなど他の店に行くんですが、 深夜となると他の店は閉まっていて、ななつぼしさんに行きます。 逆に言うとななつぼしさんは深夜に行くので、深夜以外はその時間じゃないと食べられないお店に行っています。 僕は昔、吉野家の深夜バイトをしていました。 その頃からなんとなく頭にあったのが、 深夜営業

          誰にとって?

          先日、とあるカレー屋さんの商品開発の相談に乗らせていただきました。 バレンタインに合わせてチョコレートを使ったカレーを限定で出そうと思うということで、こんなのつくったんだけど意見もらえる?っていう内容でした。 そのカレーは、猪の肉を使った薬膳カレー、カカオ風味というものでした。 猪の肉のカレー、カカオ風味のカレー、珍しいですよね? バレンタインだからカカオ風味、納得ですよね。 一見このままで良さそうなんですが、僕はイマイチ乗り気になれませんでした。 誰にとって珍しい