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目指せ!新規就農41|自分だけの農業物語:効果的なデザイン戦略

私が小規模個人農家として目指したいは、顧客に直接商品をお届けする直販スタイルによる販売方法。
そのために重要視しているのがデザインです。

農業におけるデザインは、単なる外見以上の意味を持ちます。それは、私の農園の物語を伝えるための手段
この記事では、農業経営コンサルタント高津佐和宏さんのvoicy「売れる農業デザイン」からインスピレーションを受けて、売れる農業デザインの秘訣と、新規就農者がデザインに取り組む最適なタイミングについて探ります。


農業デザインの本質

農業におけるデザインは、ただの装飾や見た目を整えることではありません。それは、自身の農園の理念や価値を伝えるための重要なツールです。

消費者は、商品だけでなく、その背後にある物語や情熱にも注目しています。良いデザインであれば、これらの要素を見事に表現し、消費者の心に残ります

例えば、パッケージやロゴに農園の特色を盛り込むことで、消費者はその農産物を見ただけで、農園の理念やストーリーを感じ取ることができます。
これは、市場での差別化とブランド認識を高める絶好のチャンスです。
デザインは、他の農家さんの農作物とを区別し、顧客に強い印象を与えてくれるでしょう。

ロゴマークとパッケージデザインの違い

農業において、ロゴマークとパッケージデザインは異なる役割を担っています。
ロゴマークは、自身の農業への情熱や理念(「なぜこの農業をしているのか」)を表現するシンボルです。
一方で、パッケージデザインは、商品自体の特徴や内容(「これは何か」)を伝えるためのものです。

ロゴマークは、自身の農業の「顔」とも言える存在。
一目で農園の特徴や個性を伝える力を持っています。

一方、パッケージデザインは、商品の魅力を引き立て、消費者が購入を決める際の重要な要素となります。パッケージは商品ラインによって異なるかもしれませんが、ロゴマークは全ての商品に一貫性をもたらし、ブランドとしての認知を強めてくれるはずです。

この二つの要素がうまく組み合わさることで、農産物は単なる食品から、物語を持つブランド商品へと変わります。消費者は、ただの野菜や果物を購入するのではなく、あなたの農園の一部を手に入れることになるからです。

ロゴやパッケージデザインに取り組む適切なタイミング

ここで、はたと悩みます。
この戦略はいつから取り組めばいいんだろう?と。

たとえば、私の場合は、2〜3年以内に就農し、ハスカップの生産・販売をしていくつもりです。
では、ロゴやパッケージデザインをいつから導入すればいいのか?就農直後にはあった方がいい?ような気もしています。

高津佐さんのvoicyでは、それは、やめておいた方がいいということでした。

新規就農者がデザインに取り組むべきタイミングは、非常に重要です。
最初は、自分の農業の方向性や理念を見つけることに専念することが重要。農業が進むにつれて、自分のスタイルや特色が明確になり、それを表現するためのデザインを考える時が来ます。

ロゴやパッケージデザインを作成する最適な時期は、自身の農業が一定の成熟度に達した時。自分の農業が何を目指しているのか、どのような価値を提供しているのかが明確になった時です。

さすれば、デザインはあなたの農業のアイデンティティをきっと強化し、消費者に強い印象を与える効果的なツールとなるでしょう!

まとめ|売れる農業デザインとは?

農業での成功は、ただの作物を育てること以上の意味を持ちます。
デザインは、自身の農園が伝えたい物語と情熱を形にし、消費者の心に響く方法です。

ロゴやパッケージデザインを導入する正しいタイミングは、農業の成熟度と自己理解に基づいて決まります。
私を含め、農業初心者の皆さん、デザインの力を信じて、自分の農園の真の価値を世に示してやりましょう(^^/

美しいデザインと共に、さらなる高みへ進め、農業を一緒に楽しみましょう!

4月からのこと、一層ワクワクしてきました。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

では、また明日。

「目指せ!新規就農」シリーズは、おかげさまで順調に回を重ね、今回で41記事目となりました。
これまでに、
1.農家の方に会いに行こう
2.公的な就農支援にはどんなもなあるか?
3.まとめ|ハードルを知り、そして向き合う

4.農業はすきなことなのか?
5.ハスカップ農園での作業体験
6.ハスカップって何?

7.アクセルとブレーキを同時に踏み始める
8.技術でてっぺんを目指す
9.「好きなことならやるべきだ!」

10.まるでルンバ!草刈りロボ
11.第三者継承という新規就農への道
12.ハスカップ農家さんから経営を受け継ぐ

13.厚真町の就農支援は手厚い!
14.農業研修施設を見てきた
15.色づき始めたハスカップ
16.農家一家に一台!?ラジコン動噴

17.厚真町で実践したいわたしの農業
18.
同じ木でも場所によって味が違う!
19.健康に良い、魅惑の果実ハスカップ
20.ハスカップ狩りに行こう!
21.畑でレストランin山口農園

22.カレンデュラ農家になりたくて…移住
23.アーティストな農家の生き方
24.なぜ、研修するのか?何を、研修するのか?
25.ハスカップ農家として何をしたいのか?

26.
腹を決める
27.目指すべき農業を見つける
28.農協→卸売市場という流れで売る
29.産地直売方式で売る

30.マーケティングと営業の違い
31.どうやって買ってもらえばいいのか?

32.農協ってなに?
33.農協とどう付き合っていくべきか?

34.自分で作った作物が一番美味しい
35.その美味しさにどう共感してもらえばいいか

36.ブロックチェーン技術でトレーサビリティを効率化
37.NFTを使って、自分の商品の流通の流れを見える化する

38.農畜産物の適正価格を実現するための課題とは?
39.結局行き着く先は、直販か?

40.こんなにいい条件で就農できるんですか!?(歓喜)
41.農家はどんな情報発信をしていけばいいのか?
42.その作物に物語があるならば、応援したくなっちゃう
43.農作物はすばらしい料理人に出会って、より高い価値を引き出される
44.
写真の撮り方で農作物の価値を上げる
45.なぜ農業をしたいのか?原点を問い直す
46.プロ農家の視点で学ぶ
47.プロ農家のもとで学ぶ

48.農業×アウトドアは相性がいい!
49.手持ちのカードを増やそう!
50.成功と失敗
51.人のそばで農業をすることのメリット
52.NFTって結局いったい何なのさ?
53.農業でNFTをどう活用するの?

54.消費者にどんな情報を発信すればいいのか?
55.ブランティングで作物の価値を上げる
56.地域を知るにはこどもから
57.スマートファームの夢!自動収穫ロボットが描く未来農業
58.地域の高齢化と農地の未来
59.コミュニティとの繋がりの重要性
60.情熱を伝えることの力
61.農地取得には、熱い想いとタイミングが重要だ!

62.変化の必要性
63.生き残る農家の5つの視点

というテーマで書いており、マガジンにまとまっています。

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