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子育てって難しいですよね! だって、正解がないから!! 持って生まれた性格とか能力とか…

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子育てって難しいですよね! だって、正解がないから!! 持って生まれた性格とか能力とかもあるしね。 あんまり外れたことするのもかわいそう?とかね。 だからって、周りに歩調合わせて育てるのってどうなの? 私が産んだんだから、私の好きに育てますよ!!

最近の記事

目をそらしたが故の誤算

入院していた父の容体が急変した、と病院から電話があった。朝の4時頃だったと思う。電話口でそう伝える看護師さんの向こうがザワついているのを感じた。すぐに弟たちに連絡したがつながらない。母も出ない。私は一人車に乗り、病院に向かった。 すごく広い真っ白な部屋の真ん中で、父は一人、数人の医者に囲まれて横たわっていた。私が到着したのを目の端に捉えた医師が心臓マッサージを始めた。するとベッドサイドモニタが少し動く。マッサージをやめると直線が伸びていく。マッサージをするとまた動く、やめる

    • 快く受け入れてくれないなら

      「しね!」「ころせ!」の大声が飛び交う、とんでもない場所が地域にありました。住民なら誰でも利用できる、石造りのおしゃれな建物なんです。 一階には広い畳のスペースや茶室、調理ができる部屋があり、二階には書道や語学の教室にも使用できる会議室がいくつか、三階には卓球台も設置してある板張りの空間があります。選挙の投票や集団予防接種なんかもそこで行われて、周りにはスーパーやクリニックもあって、地区のセンター、略して「地区セン」と呼ばれ、広い年齢層の人が常に集まっている場所です。 コロ

      • お母さんにしかなれない

        「結婚して家庭に入ることだけが女性の幸せとは限らない」 大好きだった父の言葉です。私がどれだけ父のことが好きだったかというと、母の存在が邪魔だと思うくらいでした。父はすごい人なんだと疑わなかったのは、母がいつも誉めていたからだということに気がついたのは、随分大人になってからでした。 今考えるといい時代だったと思いますが、昭和という時代のお母さんといえば、ワイドショーを見ながら、横になってせんべいを食べている、というイメージがありました。また、私が学生時代にアルバイトをし

        • 自分には見えないものを他人は見ているという現実

          40歳過ぎて大学の通信学部に入りました。 課題集の中からお題を選んで、本や論文を読み、考えて、レポートを書いて送ります。レポートが合格すると試験を受ける資格を得、成績が付きます。 夏休み時期や連休にはスクーリングと呼ばれる授業も行われているので、対面で受けたい場合には別途支払って受講することもできます。集まる生徒は仕事を持っている社会人がほとんどで、とても刺激になりました。たとえば、万葉集の授業で出会った50歳くらいの女性がこんなことを言いました。  「私は助産師として30

        目をそらしたが故の誤算

          躾って、何のためですか?

          「タイタニック」観ましたか? レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが出ていた1997年の映画です。 私があの映画の中で印象的だったのは、名家の娘として厳しく躾られたケイト・ウィンスレットが演じるローズが、レオナルド・ディカプリオ演じる労働者階級の絵描き志望の青年・ジャックに出会って、人生が変わったところです。映画の最後には、ドレスではなく、カジュアルなパンツを穿いて、馬や飛行機と一緒に笑顔で写っているローズの写真が映っていました。女性の人生が一人の男性と出会った

          躾って、何のためですか?

          食事は一日3回だよね?

          忘れられない人っていますよね。 本質をついた意見を言ってくれた人。 思いもかけないことを指摘した人。 自分とは違うけれど、とても魅力的だなと思った人。 言われてみれば当たり前かもしれないけれど、その時の私が完全に納得できる真理をメッセージとして届けてくれた人。 今日は、私の世界を開いてくれた人の話を書きます。 出会いは私が大学2年生の終わり、タイのバンコクでした。 私の通っていた大学がバンコクにある大学と姉妹提携をしていて、短期留学生として2か月間勉強する機会を得ました。学

          食事は一日3回だよね?

          オサムシって知ってる?

          高校2年生の夏、私は初めて北海道一人旅をしました。 ユースホステルに泊まったので、バイクで各地を巡っている大学生にたくさん会いました。ソーラン祭りにユースに宿泊していたみんなで仮装して参加したり、岬巡りや朝早く起きて馬の放牧を見に行くなどのユース主催のツアーに参加したり、ミーティングと呼ばれる夕食後の集会で大声で歌ったり踊ったり、高校という狭い世界の中で生きづらさを感じていた私は、別世界を楽しみ、夢のように楽しい時間を過ごしました。 高校2年の冬にもまた、一人で北海道に行き

          オサムシって知ってる?

          「ただの自己満?」

          私は53歳です。 私は自分の歩んできたこれまでの人生に満足しています。 だから、大事なわが子には、私のように人生を楽しんでほしいと思っています。ある日、「幸せだ」とはっきりと答えた私に息子が言いました。 「それってただの自己満じゃない?」と。 そうです、もちろん自己満です。...…っていうか、人生に対する満足って、自己満足しかないでしょう??自分自身で満足している、最高じゃないですか?! ティーンエイジャーの息子は、「人生をどう生きるか」というテーマに悩み、私に幸せなのか

          「ただの自己満?」

          「子どもは親の所有物じゃない」について考える。

          「私の子どもなんだから、私の好きなように育てる」と書いた昨日。 AIによって、ロシアの女の子の記事がオススメとして私に提示されました。 読めば、その子の両親は彼女が6歳の時から、生きた着せ替え人形・バービーにするべく、食事をコントロールし、専属トレーナーをつけてプロポーションをそれ様に近づけ、バービーと名乗るにふさわしいスタイルの管理をした、とあります。 母親は、バービー人形のような見た目の女の子が好きだった。そこで、自分の子どもにバービー人形のような服を着せた。バービー

          「子どもは親の所有物じゃない」について考える。

          かわいそう?

          この間、「かわいそう」って言われたんですよ。 「だって、お子さんは望んでないんでしょう?お母さんの都合でやらされたり、やらせてあげなかったりしたらかわいそうじゃない?」と。 「ホラ、普通は、『みんなそうだしね』とかで、『仕方なくね~』ってなるのに、お母さんの好き嫌いを子どもに押し付けたら、子どもがかわいそうじゃない?」と。 こうやってハッキリ言ってくれたことで、私の方針がはっきりしたんで、彼女には感謝します。でもね、とにかく私、「普通は」って言葉が大嫌いなんですよ。普通っ

          かわいそう?