Chopin Piano Concerto No.1 Movt. 1

ショパンのピアノコンチェルト第1番、ピアノの入る直前の部分である。ショパンのオーケストラ書法はなってないという批判もわかる。声部の処理がゆるゆるで、必然性がない。弦主体だから目立たないが、管楽器でやるとつぎはぎだらけになってしまう。逆に言うと、ショパンには音楽がこう聞こえていたのだろうという推測が成り立つ。対旋律は好き勝手に鳴り始める。全体として和音構成音が足りていればよし、足りなければ足せばよろしんじゃございませんこと、という調子だ。ピアノならそれで問題ないが、オーケストラを書かせるとそこの部分が露わになってしまう。

実はこの部分好きなんですけどね。

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