財務省「ファイナンス」:流動性供給入札入門

本日、「ファイナンス」から「流動性供給入札」について解説した論文をリリースしました(齋藤さんとの共著です)。流動性供給入札は、流動性が枯渇した既発債を財務省が追加発行する制度ですが、日銀が国債を大量に保有するようになってからその重要性が増している制度といえます。本稿では流動性の定義や、流動性供給入札の基本的な制度の説明、さらに、実際の事例を用いた解説をしています。
https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202309/202309g.pdf

近年、前営業日の価格をベースに発行する方法が話題になることが増えていますが、その問題点だけでなく、現行ルールの現実的な良さについても説明しています。国債発行計画における位置づけについても整理しているため、本稿を読めば流動性供給入札については一通り分かるようになっています。

本稿の最後に記載しましたが、来月は私が齋藤通雄前理財局長へインタビューするという新しい試みになります。私としてはかなり面白いインタビューになったと感じているので、ぜひ楽しみにしていてください。


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