はじめまして。トッコと申します。
自分とちゃんと向き合うためにこのnoteを始めました。
はじめましてなので、自己紹介をしたいと思います。

私は東北の生まれで、今は東京に住んでいて、32歳の後厄です。
完全在宅ワークのライターをしています。

性格はとにかくビビりの心配性、変なところが神経質、スイッチが入るとはりきって掃除をするけど、スイッチの入っていない日は散らかってようが汚れていようが気になりません。気を使う相手がいないと自律できない傾向があります。人に会う予定がないと平気で1週間くらいお風呂に入らなかったりします。

私は客観的に見ると幸せそうに見えます。
完全に在宅ワークなので人間関係のストレスもほとんどなく、好きなときに仕事をして、眠くなったら寝て、お腹が空いたらご飯を食べる、悠々自適な暮らしです。都心からは離れているけど、治安もよく、駅から2分くらいのマンションに住み、5分圏内にスーパーもコンビニも本屋さんもある、「栄えてないけど暮らすには不自由のない街」に住んでいます。
数こそ少ないけれど、毎日ラインをして、時々電話をしたり会ったりして、尊敬できて一緒にいると楽しい友達がいます。
性格が悪くて、だらしなくて、ビビりで、風呂に入らないこんな私を好きだという恋人もいます。
自営業なので将来への不安はあれど、年収も1500万円ぐらいとそこそこあり、お金のかかる趣味もないので暮らすのに不自由はあんまりありません。

でも、自分を見つめてみると、全然幸せじゃありません。
私は嘔吐恐怖症があって、それ由来の予期不安があります。症状が落ち着いている時は、30分ぐらいなら電車に乗ったり、タクシーで移動したりできますが、症状の強い時は、先程の5分圏内のスーパーにも行けません。家に引きこもってベッドに横になり、とにかく優しい漫画、とにかく優しいvlog、とにかく優しい香り、などで気を紛らわせる日々が続きます。目をきつくつむって、見よう見まねで延々とツボ押しなんてしてる日もあります。
それでも生活できているし、無理をして仕事をしなくても、無理をしてスーパーに行かなくてもいいのは、幸せなことかもしれません。でも、何もできず、ただただ時間を浪費しているという感覚は、そこそこしんどいです。
今は、徒歩3分のコンビニには行けても、徒歩5分のスーパーには行けません。だからもちろん新幹線で4時間かかる実家には帰れないし、都心に居る友達にも会いに行けません。旅行にも行けません。
お腹いっぱいになるのが怖いので、ご飯を食べに行っても一人前は食べられません。残してしまうのが申し訳なく、みっともなく感じるので、人とご飯に行く時は、私の分まで食べてくれる人と行くか、アラカルトのお店しか行けないので、お仕事の会食には行けません。お酒ももちろん飲めないので、お酒の場ではひっそりこっそり過ごすことしかできません。
一緒にいる人の具合が悪くなっても、そばで介抱することができなくて、本当に悲しい気持ちになります。飲み会帰りの彼氏が私の家で吐いている時、かろうじてお水を用意して、あとはair podsで爆音で音楽を聞きながら震えて小さくなっていました。申し訳なくて、辛かった。

さらに言えば、心躍る好きなものがありません。
趣味もなく、ストレス解消法もなく、テンションが上がるぐらい好きなものもないことが、結構コンプレックスです。初めて会う人に自己紹介で言うことが何もありません。
ただ好きなもの、ただ嬉しいものはそりゃあるけれど、やっぱり「推し活」「趣味生活」「ストレス解消」なんて人を見ると心から羨ましく思います。昔は好きなアーティストのCDの発売日が待ち遠しかったりもしたのにな。もっと遡れば小学校時代、シャーマンキングの連載を楽しみにしていて、学校帰りに買って、待ちきれなくて塀にぶつかりながら歩き読みして帰ったりしていたのにな。

私は物事をゴールから考えるクセがあります。
こうなるために、これとこれとこれが必要だから、これから始めよう。ってな具合です。人生のゴールが死ぬことだと仮定して、どんな風に死にたいかをいつだって目標にしてきました。
私の理想の死に方は、「お気に入りのソファに寝そべって、あったかい日向で、うとうと眠るように」です。
・お気に入りのソファ＝好きという確信があることは幸せそう
・あったかい日向＝気持ちいい空間は幸せそう
・うとうと眠るように＝不安がない、安心していることは幸せそう
というイメージです。
この想像はデティールは変われど（猫を抱いていたり、全部の指にでかい宝石がついた指輪がついていたり、日向ではなくしんしんと雪の降る日の時代もあった）20歳かそこらの時から、ずっとこれを目標に生きてきました。
今のところ、好きなソファはないし、住んでる家は全然陽が入らず妙に冷えるし、不安だらけで不眠気味なので、まったく理想に近づけていません。
20代の頃は金銭面と人間関係のところに悩んでおり、そこを解消するように全力で生きてきたので、30代でもう少し狙いを定めたいと思っていました。

でもこれって、もしかして、最後のゴールまで幸せじゃない可能性があるのか？とふと思い始めたのが、私が幸せについて考え直すきっかけです。
そうして今の自分を見てみると、不幸ではないけれど、幸せでもないような、幸せと感じられていない自分がイケナイような、幸せになりたいなら幸せになる努力したほうがいいような、なんだかフワフワしてまとまらない気持ちになりました。
自分の気持ちや考え方の整理と、似たようなことを考えている人のお話を聞きたくて、このnoteを始めました。

幸せってなんだろう？
なぜ幸せかって、説明がつくもんなのかな？
それとも感覚で「今、幸せ！」って分かるもんなのかな？

自分が幸せだと思うことをしたいし、幸せじゃないことは解消したい。
もっと自分の人生を生きたい。
そう思う「幸せか分からない、とある日」でした。