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そこは間違いなく、スタジアムだった。【#筑波大学蹴球部 天皇杯茨城県予選ホーム開催】


目の前の景色に感動した。

その衝動だけでこれを書き始めている。


2019年4月17日(水)、18:00キックオフ。

会場、筑波大学第1サッカー場。


昨年と同じく筑波大学第1サッカー場で行われたこの試合は、天皇杯本戦への出場権をかけた、茨城県予選の初戦。

後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを奪う劇的な展開で、このホーム戦を勝利で飾った。


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会場の景色が最高だった。

老若男女でスタンドが埋め尽くされる。

応援する部員と一緒になって声を出し飛び跳ねてくれる人たち、

スタンドのベンチよりさらに1列前の段差で前のめりになっている子ども達、

なんとなく見に来た、でもどんどん会場の雰囲気に引き込まれていく学生、

日頃から学生を応援してくれいてる少年団の保護者の方、地域の方。

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観衆は約800人。

チャンスに歓声が沸く、ピンチに悲鳴が上がる、すばらしい守備に拍手が起こる、肩を組んで飛び跳ねる。


最高だ。



来場してくれた方々に楽しんでもらうため、みんなで様々なトライをした。


・クールなプロモーションムービーのSNS露出

・新たに制作したロゴをあしらったグッズ販売

・スタジアムDJ

・学内団体によるハーフタイムショー

・レベルアップしたマッチデープログラム(部員が制作)

・ラジオアプリを使ったリアルタイム実況

・来場者プレゼント抽選会

(・試合終了直後の生放送番組の配信)


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ひとつも外部委託はない。自分たちの手足を動かしてこれらを実行する後輩たちに感嘆する。


知恵を絞りだしてやっているわけではないと思う。

「やりたい」と思ったことにトライできる雰囲気と、それを実行に移せるリソースやスキルを積み上げてきた。

何より様々な「やりたい」が生まれる多様性が、筑波の武器だとも思う。


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部員全員で、そして来場者を「巻き込んで」作り出した最高の雰囲気。

興奮と、試合の行方を案じる緊張感の中、その瞬間は訪れる。

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※音量MAXでぜひ。



1年と少し前ドイツに行った時に、当時向こうで暮らしていた後輩にこんな話を聞いた。


「この国、サッカー場がめちゃくちゃ多いんです。

それで、どんなに小さいサッカーグラウンドでも名前に"Stadion"(シュタディオン=スタジアム)ってついてるんです。

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あの劇的なゴールの瞬間を筆頭に、あの空間は間違いなくスタジアムだった。

興奮があった。高揚感があった。

感情の爆発があって、歓喜と落胆があった。

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JリーグやJFLと違って、大学サッカーでは大規模なホーム開催の機会は少ない。


ともに勝利を喜んだ人々は、「また観に来たい」と思ってくれただろうか。


どちらにせよ、少なくとも僕らは

「またやりたい」、「またこの景色を見たい」と思っている。


僕らのホームグラウンドをまた、スタジアムにしよう。

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【次戦】
2019年4月21日(日) 14:00
天皇杯 JFA 第99回 全日本サッカー選手権大会 茨城県代表決定戦 準決勝
筑波大学蹴球部 vs 流通経済大学
会場:ケーズデンキスタジアム水戸


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(後記)

ホーム開催の時って、試合観るのに集中できないんですよね(笑)

お客さんの動線とか、会場の雰囲気とか、どんな人が試合に見に来てくれているのかとか、見に来てくれた知り合いに挨拶するとか、運営メンバーの頑張りを見てるとか。

ホーム戦の時は終わってから「自分は本当にサッカー指導者なのか?」と自問自答してしまいます。(笑)


↓もしサポートしていただけたら、それを使って頑張った後輩に飯でも奢ってきますね!!笑

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