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荒地のエンジン32. “パキスタンのロレンスVS柳葉敏郎”

ソニー元営業本部長のH氏は10時から銀座の打ち合わせにて、終了後に赤坂見附の東京ガーデンテラス紀尾井町前にて、静岡から駆けつける日本茶貿易家グループと合流、午後一でデジタル庁を訪問する。静岡のK氏はたいへんな冒険家で、彼はドバイに事務所を維持、パキスタンの農業専門一族と組み、オーガニック茶を欧州、アメリカに輸出。パキスタン一族の御曹司B君に経営を任せて、より大きな地域グローカル機構を創設した。(衆議院議員、大企業などから、彼の眼鏡にかなった人物を招聘。)数年前にK氏からメールされた写真にはパキスタンの陸海空軍・諜報機関の元統合司令官達との画像や完全なイスラム衣装で街を歩く彼の画像もあった。(ロレンスかよ。) 12時には集合したかったが、静岡チームが昼食の為、高級蕎麦店に入り私も同席。H氏との昼食兼打ち合わせは時間的に厳しい。そんなときにH氏から到着メール。少しドタバタしたが、デジタル庁の入ったオフィス棟ロビーで合流。H氏はすでにソニー社の伝説的存在であり、ゆうに厚さ15cmにもなるパスポートを見せてくれた。パキスタン人のB君がまだ日本語が十分でないのて、H氏とB君の英会話となった。K氏とB君は4日後に静岡で日本パキスタンイノベーション機構の設立総会を控えており、B君がソニー創業者直属だったH氏に何か直感したらしく、総会参加とスピーチを依頼した。快諾したH氏との話を終え、デジタル庁を訪問。
発足してまだ2年。戦略・組織グループ担当のKa氏と、名刺は頂けなかったが、上司の女性と会合。まずは大産地以外に点在する日本茶生産者の為のデジタルプラットフォームを構築することで、新しい日本茶産地を形成。海外からの容易なコンタクト、試飲、産地訪問、商談そして国内買付契約や、投資を促進する機能をもたせるポンチ絵を説明。農水省茶業グループとデジタル庁農業担当部署との省庁連携を打診した。担当者Ka氏から、庁内にて検討したいが、まだまだ各省庁向けのデジタル化提案の前に法整備に時間がかかっており、本格的稼働は2025 年とのこと。少しづつ政策フレームの備蓄を進める各分野専門集団による庁内勉強会を提案した。さらには、デジタルプラットフォームを活用して茶業界をステージアップさせるプレイヤーとしてのK氏設立の静岡グローカル機構と伝説的ソニーOBと現役チームを提案した。デジタル庁の陣容は現在、各省庁出身者600名、民間企業からの出身者200 名、新卒合わせて900 名。ソニーからはまだエンジニアが未参加の為、H氏が夜、渋谷でソニー社現役部長と飲むらしく、つんつんすると、わかってるよサイン。H氏は、かの柳葉敏郎氏によく似ており、デジタル庁にソニー部隊が誕生するかもしれない。この10年あたためた人脈、モデルをデジタル庁につぎ込み捲土重来してみるか。

ポンチ絵


ガーデンテラス紀尾井町は紀州藩屋敷跡


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