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映画「きみの鳥はうたえる」

最近よく天国と地獄~サイコな2人~の宣伝でテレビで柄本佑さんを見るようになりました。あの独特な雰囲気に誘われて彼の映画が見たいなー。と。

そう思っていたらamazon primeで「きみの鳥はうたえる」を発見。今日は少しだけこの映画の話をしてみます。


きみの鳥はうたえる

(2018年公開/三宅唱)

メインキャスト:柄本佑・染谷将太・石橋静河

配信:amazon prime/U-NEXT/hulu/Netflix


あらすじ

僕(柄本)としずお(染谷)は二段ベッドの狭い部屋で一緒に暮らす友達。お金もなく、だらしなく、何をするでもなく、朝までだらだらと酒を飲んで、街で遊んで、散歩して暮らしていました。

そんなある日、僕はバイト先の本屋で働く佐知子(石橋)と話すようになり、三人で過ごす時間が増えていきます。



感想※ネタバレを含みます!

そもそも映画は芸術の一つですし、私は芸術に対しての捉え方や感想は十人十色でいいと思っています。ですから、それは違うよ!!というよりも、そう考えてもいいかもね。程度に見ていただければと思います。

まずは画力が非常に高く、大半が夜もしくは朝のシーンとなっていましたがそのコントラスト・自然光・街の光が非常に魅力的に見えました。


内容を一言で述べるなら、「人の関係は言葉にはめられないよね」というような事なのかな?と感じました。

ストーリーのメインはメインキャスト三人の友情とも愛情とも恋。全て正しくて、異なるような言葉にできない関係性を描いています。

その他にも、店長・先輩・兄弟・母親・友達。当たり前ですが、人はそんな誰かと繋がって共に生きています。

でもそのそれぞれに対しての感情って絶妙に言葉にはまらない事を描いているし、人生ってそうだと私は感じました。

恋人を例にしてみると、そもそもが曖昧な存在ですよね。寝てしまえば恋人なわけでもないですし、逆に恋人だったとしてもお互いの事をよく知らない、干渉しない関係も成立してしまいます。

友人であっても毎日連絡をとって深く干渉する事も出来ますが、それだけでは恋人とは言わないのが一般的ではないでしょうか。


それでも、あんまり好きではないけど大切な母の存在があったり、

恋人ではないけれど、大好きな人がいたり、

干渉しないけど、一緒にいたい友人がいたり。


だからこそ、自分にとってのその人を。自分とその人の関係を一言で枠にはめてしまうのは少し傲慢だったのかもしれません。

それが嫌いでも好きでも尊敬でも。何かの感情でその人との関係って保たれていて、それだけは少し言葉にしやすい事なのかな?

なんて事を映画を見終わって考えてしまいました。



夜の街で遊ぶシーン・お酒を飲むシーンも多いので、良い時代だったなー遊びたいなー。なんて気持ちにもなってしまいましたが、素敵な映画でした。

何より柄本佑さん、染谷将太さん、石橋静河さんの自然体な演技がその世界観に引き込んできます!

気になる方は、是非!すでに見られた方は、否定的でも共感でもなんでも一緒にお話ししたいですね。

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