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大正スピカ-白昼夜の鏡像-|あとがき|鏡珠星

この度は、長きに渡り、『大正スピカ ー白昼夜の鏡像ー』を読みに来ていただき、誠にありがとうございました。

あとがきでは、『大正スピカ ー白昼夜の鏡像ー』に盛り込んだ歴史の一部を、皆さんにご紹介させていただきます。

物語の舞台となった、明治から昭和にかけて起きた、日本の歴史の中から厳選して、特に、今回の物語に影響を与えた『八咫烏』と『八咫鏡』の歴史について解説します。

物語の中に盛り込んだ日本の歴史がここで明らかになります。

ぜひ、物語の内容と照らし合わせながら、お読みください。
 



古代氏族である賀茂氏の一部が、日本における神道・陰陽道・宮中祭祀を裏で仕切っているとされる組織『八咫烏』。

正式名称は、『八咫烏陰陽道』。

八咫鳥の使命。

それは、

「国のために古代から脈々と受け継がれてきた神道儀式を執り行うこと」

八咫烏は、生まれた時から戸籍に入ることを免除され、法律上は存在していないことになります。

もちろん、日本国民でもありません。

八咫烏のメンバーは、数十人で構成され、中枢を担っているのは『十二烏』とよばれる12人、更にその上に『大烏』と呼ばれる3人がいます。

大烏は、『金鵄』と呼ばれ、裏天皇としての役割を担います。

彼らは、全員『漢波羅(かばら)』の達人であり、陰陽師です。また、賀茂氏の一派で、イスラエルの失われた12支族のうち、祭祀を司っていた『レビ族』の末裔でもあります。

八咫烏は、現在も、血筋による継承が続いていると言われています。

この歴史を、今回のストーリーに反映させています。


そして、もう一つの歴史『八咫鏡』。

北イスラエル王国が滅びた後、紀元前722年、日本列島では新たな歴史が始まります。

国をつくった神々が列島を訪れ、新しい国造りが始まったんです。

これが、『天孫降臨』です。

神威を持つとされている『三種の神器』が大切にされ、その後も、天皇家によって継承されることになります。

その中の一つが、今回、物語に登場した『八咫鏡』。

この八咫鏡は二つ存在すると言われており、実際に鏡を覗き込むと、能力のある人は、目が合わない仕組みであったと言い伝えられています。

物語にも、この仕組みを取り入れており、強い透視能力を持つ周が地下で同じ状況に陥る場面があります。

そして、三種の神器が天皇家によって継承されて(隠されて)いる理由の一つに、キリスト教などの一神教の宗教的価値観が関係しています。この価値観が壊される恐れがあるため、表に出さず、守り続けているんです。

これによって、今も尚、世界の秩序を保たれ続けていると言われています。
 



今回、あとがきで、この二つの歴史を挙げさせていただきましたが、他にも、『大正スピカ ー白昼夜の鏡像ー』には、これまで隠されてきた歴史が多く盛り込まれています。

裏の歴史に詳しい方なら、お分かりいただけたのではないでしょうか。

この物語の内容は、あくまで、諸説ある歴史の中から厳選して、私自身が物語に落とし込み、反映したものです。

実際に起きていた歴史とは異なりますので、その点、ご理解ください。


最後に、連載小説『大正スピカ』は、3部作です。

次の連載までに、より良い作品にするべく試行錯誤しながらではありますが、制作を進めてまいります。

ぜひ、また読みに来てください。

次回作、シリーズ3作目は、2024年7月公開予定です。

約1ヶ月間、貴重な時間の中、あとがきまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

引き続き、記事の更新は続けてまいりますので、あわせて読みに来ていただけると嬉しいです😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈


ミステリー小説
『大正スピカ-白昼夜の鏡像-』
4/2(火)~4/30(火)
全20話(1話あたり約3,000字)
noteにて月~金曜13:00投稿




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