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おめざ

最近、早朝に記事を書きながら「おめざ」を食べつつ紅茶を嗜むのが私の朝の日課になっている。紅茶はアップルティー。茶葉のブランドなど全く詳しくない私でも知っている、フォーションのものである。香りが大好きなのだ。
おめざの方は色々だ。どら焼きだったり、ふわふわの蒸しパンだったり。手に持って食べられるもので、乾いた系のお菓子であることを基準に選んでいる。

例の感染症罹患以来体重が激減してしまい、少しは戻ったもののまだ元通りではない。少しくらいならダイエットだ、と喜びもしようが、この減り方は体力に影響するレベルである。
最初の3日間、水も受け付けなかったからその影響だろう。出汁を取った後の鳥ガラみたいになっている。勤務先のズボンのウエストがガサガサになってしまい、シャツが出てきて困っている。ベルトをした方が良いのかな、と思うが、どうせ今だけのような気もするし…。

あんまり瘦せこけると見てくれの問題もあるが、それより楽器を吹き続ける体力がなくなってしまうのが、私にとっては大問題である。
昨日10日ぶりくらいにやっと楽器を吹くことができた。心配していた肺の問題は全くなく、スケールもさらっているうちに割合すぐカンを取り戻した。音量も十分だと思うし、dim.も普通にピッチコントロール出来てほっとした。
が、しんどかった。やはり体力が落ちているのを実感した。

何をしても疲れやすくなったのは事実で、以前のように無理がきかない身体になっているな、とは思う。体重も戻りが遅い。じりじり200グラムずつくらいの増加ペースである。いい具合に増えてきていたので、もう元気なんだ!と昨日風呂場のカビ取りを張り切ってやったら、またダウンしてしまった。もとの身体でないことをつい忘れて動いてしまう、いけない癖だ。
どうしてなのお!と地団太を踏んでも心が疲弊するだけなので、「今はこういう状態」とさらりと諦めて、今できることに注力しようと頭を切り替えている最中である。

楽器とのお付き合い時間は昨日は2時間。いつもよりかなり少なめだが、それでぐったりしているのなら、もう少し減らそうと思っている。しばらくはしょうがない。時間数すれば良いというものでもないだろう。
体重が戻るという事は、体力が戻るということと全く同義ではないとは思うが、私の身体機能を維持するのに必要な体重はまだ戻ってきていない、ということなのかな、と思っている。現にBMIは「痩せすぎ」を示したままである。
「ああ、食べたいなあ」と唾が湧き出るような食欲がまだ戻ってこない。それで、「目で」美味しそう、食べてみようかなと思うものを少しずつ口にするようにしている。それが朝の「おめざ」という訳である。

紅茶を飲みながら「おめざ」を口にしてしばらく経つと、脳みそにガソリンが入ったような感じになり、目がしっかり開く。頭がちゃんと回転しだすのがわかる。
食べることで身体に力が漲ってくる手ごたえを感じる。

エネルギーチャージをするだけなら、ゼリー飲料でも構わないのでは、とも思うが、そこはやはり自分の選んだ自分の食べたい、いや食べてみようと思える物を食べることにしている。私の場合はそれがたまたまゼリー飲料ではない、というだけである。
自分を励ますというか、応援するというか、そんな気分で「おめざ」を口にしている。

今朝の「おめざ」は栗のパウンドケーキ。ファミリーマートにある、最近の私のお気に入りだ。本当は安納芋のパウンドの方が好きなのだけれど、期間限定なのか、最近はこちらしか見かけないのでやむを得ない。が、これだって十分美味しい。
さあ、「おめざ」のおかげで文章も書けた。今日は良い天気らしい。お出かけの予定もある。

今日も楽しい一日が始まる。


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