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【実際、子供は何回言ったら分かるのか?】

「何回言ったら分かるの!」親になってから
多くの方が口にした事のある言葉じゃないでしょうか?

かくいう私も言った事があるし、
心の中でも思った事があります。 

やめてと言った事を繰り返しされてしまったり
ルールを決めた事を守らなかったり
約束した事を破ってしまったり

それはもう言うシーンはいっぱいありますよね。

そして、今もなお子供に言ってる方もいらっしゃる事と思います。今回は「何回言ったら分かるの!」を攻略する方法を書こうと思います。

私もそうだったのですが、前提を間違えてる可能性があります。

それはズバリ

「親が言ったら子供は分かる」
あるいは
「繰り返し言ったら子供は理解する」

という誤解です。

これは「子供」という条件を抜きにしても、自分自身に置き換えてみたらわかるかもしれません。

『何か話をされてたけど、他の事を考えて上の空だった。』
とか
『この人の言う事は聞きたくないんだよな。』
とか
『話がつまらないから夕飯何食べようか考えていた。』
とか

そういう経験はありませんか?私は沢山あります(笑)
学校で授業を聞いてる時も、つまらない時は聞いてなかったし、嫌いな先生の言う事は聞きたくなかったし、他の事に集中してて聞いてなかった。なんてことは数えきれないほどありました。

子供だって同じです。だから、親子で信頼関係が薄い場合は、特に話を聞いていない場合が多いです。だって聞きたくないんですもの。親が言ったら自動的に言う事をきくなんてロボットみたいな子供はいません。だって人間だもの。(みつw・・・)

次に「子供の特性」についてです。
うちの子は、ADHDの要素もASDの要素もあるハイブリッドキッズです。
ですので、何かに過集中してる時に話しかけたって聞いちゃいません。それは本人が悪いのではなくて、完全に話しかけるタイミングが悪いです。どうしても言いたい事があるのなら、過集中のモードから切り替えてあげてから伝える思いやりが必要ですね。タコにドハマりしている我が子は、折り紙や画用紙などでタコ作りに夢中になってる事が最近多いです。そんな製作中に遠くから声をかけても聞こえません。だから、近くによって、注意をこちらに向けてから、話すようにしてます。

逆に今日は気が散ってるな~という日もあるので、そんな日に大事な話をしようとしても、すぐに忘れます。話してる時も他に気が逸れてるなーという事は良くあります。そんな日にテレビをつけたまま話をしたり、音がうるさい部屋で話したりしても、気が散るに決まってます。だからいつも、今日はどんな調子かな?と気にかけてあげる気配りが大切です。

だから、大前提に子供の特性を良く知ってあげている事が大事になります。
発達障害を凄くネガティブにとらえる方は未だに多いですが、そこの捉え方から変えていく事をオススメします。

何故なら、発達障害というのは、他と違うのはそうですが、他と違う能力を持ってるとも言えます。ADHDは沢山の事に注意を向ける事が出来ると言えるし、ASDは1つの事に凄く集中して取り組むことが出来るとも言えます。
もちろん、人間関係においては、関わり方のポイントは押さえておいた方がいいし、それをコントロール出来るようにトレーニングも必要になる場合もあるでしょう。ただ、その特性があるがゆえに、普通の人には思いつかないアイデアが生まれたり、普通以上の能力を発揮するチャンスもあります。
子供の可能性を広げるのも狭めるのも親次第です。子供の可能性を信じてあげたいなら、まずは子供の事を良く知りましょう。

まずは、発達障害という表現を、非定型発達という表現に置き換える事がいいかもしれません。

さて、話を戻して、まとめていくと、子供に何か伝えたい時のポイントは以下の3点です。

1.子供の特性とその日の調子を知ってあげる。
2.子供から信頼される関係作りをする。
3.話が聞きやすい環境を用意してあげる。

以上のポイントに気を付けて、話をするようにしてあげましょう。

そして、結論ですが、
【実際、子供は何回言ったら分かるのか?】

この答えは
「何回も言ったからって分からない。」
です。

「何回言っても分かるの!」と怒っても意味はありません。
「何回言ったら伝わらない事に気付くの!」と子供が思ってるカモ。。。

伝える努力を親がしてあげましょ。
だって親なんだもの。子供を育てる為に工夫してあげましょ。
こうやって工夫した未来に、ちゃんと伝わってたと思えた時、
凄く嬉しいですよ。



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