あしきた映画 音楽作曲にご応募してくださった皆様へ

まずは、あしきた映画の音楽作曲へご応募くださった皆様へ御礼申し上げます。

オーディションや、スタッフの募集を行う際、いつも苦しい気持ちになります。多くの方の熱意や溢れる才能を「選考」しなくてはいけないからです。今回も同様でした。想像を遥かに上回る数の方々から応募があり、応募メールの文章には熱い想いが綴られています。

こんなに苦しい気持ちになるなら、募集はしたくない。そう思う瞬間もあります。ですが、僕が毎作品スタッフや俳優を募集する理由には一つ信じていることがあるからです。

新しい人と出逢い、新しい才能を作品に宿すことが、映画を美しいものへと昇華させるから。

そもそも僕はあまり自分を信じないようにしています。絶対に多くの人の声を聞いて、力を借りた方が良い。そう思っているからです。予告編も監督の関与は最低限であるべきだと考えて、僕より若い学生さんと一緒に作ったりします。

ですから、新しい人と出逢うきかっけになる「スタッフの募集」はいつも苦しみと喜びを同時に感じる貴重な時間です。

今回応募してくださった全ての方を尊敬します。

今回僕が選考する方は一名のみです。ですから必ずお断りすることになる方がいらっしゃいます。ですが、皆様の想いのこもった応募文は全てが僕の創作を刺激する重要な言葉になり、映画を一歩前進させてくださいました。

感謝申し上げます。

この映画を見た人の心が少しでも温かくなり、新しい視野を広げるきっかけになることを信じて今後も制作に励んで参ります。

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