こんにちは。僕の名前は高岡快斗(たかおかはやと)です！

現在高校3年生で、芦屋学園高等学校でサッカー部に所属しています。

サッカーは4歳からやっているので今年で15年目になります。高校にはサッカー推薦の特待生として入学することができました。

起業する目的は、お金をたくさん稼いで世界中の人達を助けたい。という思いからです。
僕自身ある人に救われた経験があり、多大な恩があります。救われた分今度は自分が誰かの役に立ちたいと思っています。

そのある人とは、小学校のサッカーチームの代表です。少しだけ僕の昔話をします。

〈人生を変えてくれたある人の話〉

小学生の頃に僕の所属したサッカーチームは全国大会に何度も行くような強豪チームでした。僕も4年生からそのチームに移籍し毎日サッカーに励んでいました。

強豪だったので遠征が多く土日はほとんど県外への遠征。練習だったとしても、チームバスで人工芝グラウンドまで移動して練習。

正直、めちゃくちゃお金がかかりました。

そして小学4年生の終わりに両親が離婚し、僕と2つ上の兄は母について行きました。
これまでの生活とはうって変わり、途端にお金は無くなり、生活は苦しくなりました。何度も引っ越しをし、家賃の安い家を探し転々としました。

生活は苦しかったですがサッカーだけは続けることができました。

その時の僕はどうしてサッカーができているのかなんて何も考えず、ただプロになりたくて必死に練習していました。

そのまま小学校を卒業して、中学は兄と同じクラブチームに進みました。そしてその頃からやっと自分の家の置かれた状況を理解しはじめました。

小学生の時と変わらずサッカーにどっぷりハマった中学生活でした。そろそろ進路を決め始める時期に、たまたま大会を見にきていた芦屋学園のスカウトさんが練習会に呼んでくれました。

その時の芦屋学園は新人戦で初めて優勝した年で『滝川第二や神戸弘陵に入れなかった君たちで、滝二も弘陵も全部倒して全国に行く』という監督の言葉を聞いて胸が高鳴り芦屋学園に行くことを決めました。

僕は滝川第二や神戸弘陵の練習会には行かなかったものの、他の高校やJユースの練習会に参加させてもらいましたが声がかからず、絶対見返してやるという思いを持って芦屋学園に入学しました。

そこで僕の人生が大きく変わりました。

高校に入学し、サッカー部の活動が始まると母からある話をされました。

その時の母が言うには、僕は両親が離婚したときにサッカーをやめるはずだったそうです。
やはり金銭的な問題でもうサッカーを続ける余裕はなかったらしいです。
そして母が代表にそのことを伝えに行くと、代表は『子供に罪はないから』と言ってお金が払えない僕をチームに居させてくれていたそうです。

衝撃的な話でした。

そんなことは何も知らず僕は代表に迷惑もかけてしまったし、最後にちゃんとした挨拶もできずにチームを卒団してしまいました。

『子供だから』と僕は守られていました。
僕は何も知らないで、幸せにサッカーを続けられていました。
代表にとっては、僕は何百人といる中のたった1人の選手だったかもしれません。
でも僕にとっては、この世で1番の恩人です。
この恩は一生忘れません。

サッカーがなければ、僕は存在しないも同然です。それほど僕の中でサッカーは大きかった。そうと思った途端、自分が呆れるほど恵まれていることに気がつきました。

両親が離婚して貧しくなり、忙しい母は学校行事も見にきてくれない。欲しいものも買ってもらえない。ないものねだりばかりで、自分は他の家庭よりも不幸な人間なんだと思っていた自分が恥ずかしくなりました。

僕は他の誰よりも恵まれていました。

そこから自分の将来についてもっと深く真剣に考えるようになりました。さんざん悩んで出した結果が起業することでした。

これが僕の人生を変えてくれたある人の話です。

〈将来の夢〉

ここからは僕の将来の夢について話します。

ずっとプロサッカー選手になることしか考えていなかった僕は勉強なんて全くやってこなかったので、今から勉強を頑張ると言う選択肢は捨てました。今から勉強をしてもトップの大学に入るのは難しいと思ったし、そんなことをしていたらサッカーが疎かになると思ったからです。

頭の中でやりたいことを整理して言葉にしました。

・お金を沢山稼ぎたい
・世界中の恵まれない子供たちを助けたい
・カッコいい大人になりたい

整理して出てきたのがこの言葉でした。それで僕は起業することを決めました。

お金を沢山稼げば世界中の子供達を助けられると思ったし、会社に入るよりも会社を作る方が確実にお金を沢山稼げると思ったからです。

僕の思うカッコいい大人は、大きな野望と信念を持って自分の道を突き進んでいく人間です。会社に入ってしまえば、誰かに従わないといけなくなって、僕のなりたい大人にはなれないなと思いました。

正直会社を作る方法すら知らないですし、ビジネス界隈のことは全くわかりません。でもやるなら上を目指しています。

会社もサッカーと同じでチームでやるものです。チームスポーツで大事なことは沢山知っています。サッカーで培った負けず嫌いと向上心があれば、どうにかなる気がしています。

まだ夢をはっきりと言っていませんでした。

僕の夢は"世界中の子供達を笑顔にすること"です。やりたいことがあっても、生まれてきた環境がそれを許さなかったり、夢を持つことを知らない子供たち。
僕はそんな子供たちを守りたい。そして夢を持たせてあげたいです。

具体的に僕に何ができるかはまだ何一つわかっていません。僕が沢山お金を稼げば、その分だけ子供たちの助けになると思いました。だから僕は起業することを決意したんです。

大好きなサッカーと、ずっと追いかけたプロへの道を諦めることは簡単ではなかったけど、新しく見つけた夢に人生を賭けることにしました。

そして僕のサッカー人生最後の目標は、芦屋学園で全国に行くことです。まだ一度も全国を知らないこのチームを全国常連の強豪校にする。その第一歩を僕たちの代で。
高校3年間の青春を全部かけて必ず達成してみせます。

最後に

僕のサッカー人生は常に燃えていました。
小学生はただプロになりたくて、中学では恩人と最高のチームメイトと出会い、そして今高校サッカーに燃えています。

燃えて燃えて、最高に熱く楽しいサッカー人生を送って来れました。でもそんなサッカーも今年が最後です。
僕のサッカーに対する全ての感謝と愛をこの1年に全部注ぎ込んで、今までのサッカー人生で最も熱い年にして、選手権で全国に出て大暴れして、跡形も残らないくらいに燃え尽きたいと思います。

サッカー好きの方も、サッカーにあまり詳しくない方も、今日知った兵庫県の芦屋学園高校を頭の片隅にでも置いていてくれると嬉しいです。

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