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【オーストラリア大学院留学】留学修了報告&軽く備忘録

こんにちは,Hayuです☺
今学期(2023年2~7月)が自身の大学院留学の最後の学期でした。先日最後のプレゼンテーションを終え,さらに既に開示されている成績から卒業できる見込みが立ったということで,私の2年に渡るメルボルン大学大学院での留学経験・感想について軽ーく時系列でただただつらつらと書いていきたいと思います。


メルボルン大学大学院留学スケジュール

2021年3月:日本の大学を卒業・給付型留学奨学金獲得
2021年7月:メルボルン大学大学院 Master of Agricultural Sciences (Major: Agribusiness)入学。コロナ禍であり渡航禁止だった為日本にてオンライン留学。
2022年2月:渡航禁止が解除され,渡豪。現地での学修開始。
2023年6月:最終学期終了(全科目無事パスしました!)
2023年8月:卒業式予定

大学院のカリキュラム・学修内容

私が入学したのはMaster of Agricultural SciencesCourseworkAgribusiness専攻です。オーストラリアの大学院にはResearch とCourseworkの2種類のコースがあり,Research は研究中心Courseworkは授業の履修中心です。多くの大学はどちらの要素もより入れたハイブリッドを実施しています。私のコースもCourseworkという名前ではありますが,最終学年では研究又はインターンを選択する必要があり,Research要素も取り入れてあります。

時系列毎の備忘録

2021年7月~2022年1月 日本でのオンライン留学時

私の大学院留学は日本でのオンライン留学として始まりました。現地のように他の学生と交流できる機会が沢山ある訳ではなく(新入生のための交流オンラインイベントに参加はした),知り合いがほぼいない中スタート

大学学部時代にオーストラリアでの交換留学の経験はあったものの,メルボルン大学というオーストラリア1の且つ世界的にもハイランクの大学,しかも大学院ということで勉強量や質は全然違いました
初めての学期は慣れるのに精一杯で,アサイメントの書き方について等の大学のオンライン講座に沢山出席したりしてなんとかしがみついていました。
特に,履修していた科目の1つは少人数(10人以下)の超インテラクティブなもので,日本での滞在を強いられていた為まだ英語力も安定していない中本当に本当に大変でした。ただ,教授から声がかかりこの科目のアサイメントがオンラインジャーナルに掲載されることにもなり,後々に履歴書に記載できたりで本当に役に立ったし,これからも大きな強みになるはずです。

学期末になるまで私はメルボルン大学院の本当の大変さを知りませんでした。そして学期末の課題の膨大な量・難易度に地獄を見ることに。全ての科目の最終課題の提出日が同じような日程で毎日10時間以上課題に費やしても終わらない。こんな日々が1か月以上続く。「課題を期限までに出せるだろうか」という不安から眠れなくなり余計に効率が悪くなるし,そんな生活を続けていたから発熱もしました。コロナ禍だったのでPCR検査を受ける必要があり,さらに実家に住んでいたので家族の仕事にも影響してくる。幸い結果は即時出て陰性だった為大事にもなりませんでしたが…。「もうこれ以上できません」となぜか母親に言ったこともありました。この大変さがあと3回(3学期)も続くのかと想像すると絶望しかなくて!授業や課題を通じて知識が身についていると感じる余裕もなくただただ必死だった時期でした。

2022年2月~2022年10月 渡豪

2021年12月にオーストラリアの入国規制が撤廃され,待ちに待った渡豪・現地での留学開始
私は留学経験のあるアデレードには知り合いがいるけれども,メルボルンに直接の知り合いは1人もおらず。文字通り一人きりで新しい世界に飛び込みました。オーストラリアに着いた初日からホームレスになりかけ(オーストラリアで計2回住む場所がなくなった。また別に記事にします),とんでもないスタートでした。

現地に来て初めての履修科目の半分はコースの必修科目であり,比較的簡単なものでした。且つまだその頃はコロナの影響でオンライン授業のみ開講の科目もあり,他の学期と比較しても1番負担は少なかった学期だったと思います(それでもとても大変です)。その後の2学期は日本でのオンライン留学時と同様毎回学期末に体調を崩すほどのストレスと忙しさ。慣れも少しはあって少しは効率良く課題に取り組めたかもしれませんが,結局は元々の課題の量と難易度が高いのは変わらないので引き続き死ぬほど大変でした。

オンライン留学時はグループ課題を含む科目は履修していなかったのですが,渡豪後2学期目にして経験します。ある科目では4人グループの内1人がリーダーのようになろうとしていて,でも明らかに間違った考えをしており…。私含め他のメンバーが伝えても聞かない聞かない。知識がなくて何もしない人より厄介。グループ課題は1人1人の負担は個人課題と比べて小さいものの,そういったグループならではの問題があってそれはそれで大変でした。

やはり対面授業だとチュートリアルやセミナー(講義ではなくディスカッション中心の授業)で教授や学生とコミュニケーションがとても取りやすかったです。特にアクティビティ中心のものは他の学生と仲良くなりながら取り組めたり。私は対面授業の方が楽で質も良かったかなと思います。

2022年11月~2023年6月 最終学期

2023年2月からの学期が自身の留学最後の学期だったわけですが,先述した通り私のコースの最終学年では研究かインターンシップを選んでどちらかを行う必要があります。私のコースでは日本の研究室のように自分の好きなテーマを選べるのではなく既存の研究の中から選ぶ必要があり,その上私の専攻であるAgribusinessはほとんど募集がなかったと思います(元々研究する人も少ないのでしょう)。元々インターンに興味があったのと研究テーマに興味のあるものがなかったので予定通りインターンを選択することにしました。ただ,2022年11月からの長ーいお休み期間(4か月)の内3か月はインターンへの準備(履歴書とか),申込みで潰れてしまいました。科目の一環としてのインターンなので時間や期間の条件が多くあり,会社が募集を行っているものには申し込みはできませんでした。そのため全て自力(直接履歴書を会社に送り付けるとか)で,「インターン先が決まらなかったら卒業できん(´;ω;`)」とめちゃくちゃ病みながら必死で自分を売り込み2月の初めにオファーをもらいました(別記事にて詳しく書きます)。そして「早く働きなよ!」と言われて面接後ほぼ即日で働き始め,長期のお休みはあってなかったようなものでした。
お休み期間中である2月いっぱいは週5日働き学期が始まってからは週3日働いて2日は大学履修科目はインターンシップ科目と他2科目。それだけならまだ頑張れば行けそうに聞こえるのですが,インターン科目にも課題がありました。体力的にも時間的にももうめちゃくちゃ大変でした。学期中盤の課題が集中する時期は2日だけ仕事もお休みをもらいましたが,後半の最終課題が集中する時期はお休みもなしで頑張りました。小さい会社なので一人一人の裁量が大きく,休みをとるのも申し訳ないしやりがいもあるから取りたくないんですよね。

この最終学期の成績が今までの中で一番良かったです(インターンシップの課題がユニークでおそらく全員良い成績をもらっている為?)。勉強量はどの学期も同じでものすごい量はありますが一番効率良くは取り組めたかなと思います。最終課題が終わって1,2週間後に最後の成績を見て全てとても良い成績でパスできたのを確認できた時はものすごく嬉しかったです。

大学院留学について今思うこと

人生で一番忙しかった!

日本で卒業論文に取り掛かりながら同時に奨学金の準備をしている時が「今人生で一番忙しいなあ」と感じていたのですが,メルボルン大学院での留学はそれを簡単に超えました。就業時間が決まっている仕事とは違い,課題は起きた瞬間からベッドに入る直前までいつでも課題に取り掛かることができるので,仕事がある日は帰宅後週末もずっと課題に取り掛かっていました。
今卒業を目の前にして感じるのは,2年間とっても短かった!毎学期必死で勉強をしているから時間が過ぎるのがあっという間でした。でも本当に学びがない日が1日もないような時間でした。毎日たくさんの新しいことを吸収して,幸せを感じたり落ち込んだり自分を奮い立たせたり。1日1日が本当にキラキラしていました。

人生で一番自分を誇りに思える

私は元々自分に自信がないことが多く,又完璧主義な性格のせいもありなかなか以前は自分のことを肯定できませんでした。ただ,今回ばかりは奨学金を獲得し全て自分のお金でメルボルン大学院で学修し(特にメルボルン大学に留学している他の留学生は日本のお金持ちをは比べ物にならないほどのお金持ちの家庭出身の為皆親の支援を何不自由なく受けている),世界でもトップクラスの大学院で単位を落とすこともなく卒業を迎え2023年世界大学ランキング14位だったらしく「賄賂でも渡してるんじゃない?」と皆言っています),メルボルンで仕事のオファーをもらい就職して(別記事にて)…。本当に大変な思いを沢山してきたけれどその努力の結果がこうして目に見える形になり,ホッとしているのと,頑張ったんだなあと人生で一番自分を誇りに思います。本当によく頑張った(でも1か月くらい何もしなくて良い時間が欲しい)。

今後について

今後のプランについてはまたまた別記事にて詳しく書こうと思っていますが,ひとまずはメルボルンの現地企業にて就職しHorticultureのMarket analystとして働いています。日本の学部とメルボルンでの修士で学んだことがギュッと詰まった業務を担っており,とてもやりがいがある仕事です。移民法の改正により,卒業ビザ(オーストラリアの大学を卒業するともらえる就労ビザ)が3年から5年に延長された為(Agricultureのような人手不足の分野のみ),最低でも5年はオーストラリアで暮らします。
やはり大学院での勉強とその知識を応用する仕事はまた違った能力が必要なことも多く,毎日本当にたくさんの学びがあります。大学院留学に続き,たくさんのことを吸収できるよう頑張っていきたいと思います。

最後に

沢山書きたいことがありすぎて何だかとても薄っぺらい記事になってしまいましたが,とりあえず留学修了報告ということで今までの流れを書きました。その他オーストラリアで経験したことはそれぞれ別記事にする予定ですので詳しくはそちらの方に書こうかなと思っています。

留学開始直後から修了まで,フォローしてくださった方,私の記事を読んでくださった方,コメントをしてくださった方,記事を購入して連絡をしてくださった方。いつもとっても励みになりました。改めてありがとうございます。

これからも留学やその他オーストラリアに関する記事をもっと高頻度で(勉強も終わって余裕があるし)書いていこうと思いますので,よろしくお願いいたします。何か記事にしてほしいことや質問などがあればいつでもお気軽にコメントくださいね

1ミリでも誰かのお役に立てれば嬉しいです☺
Hayu

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