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企画から3日でローンチしたオツマミーの裏側

スナックミーでは、ちょうど外出自粛の真っ只中の4/15に「オツマミー」という宅飲み用のおつまみBOXをローンチして、ちょっとした反響を頂いた。

Google Trendsで「宅飲み」というキーワードを調べると、ちょうど4/12〜4/18にピークになっており、オツマミーはピークのど真ん中(4/15)にローンチできたことになる。

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もともと外出自粛など想定もしていなかったわけで、なんでこのタイミングでローンチできたのかを振り返ってみる。

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オツマミー企画の裏側

数ヶ月に1回くらいのペースでtwitterなどで「snaq.me」のおつまみ版「オツマミー」があったら良いのに、という声を目にしていたこともあり、今年も夏を目処に「オツマミー」の販売を計画していた。

4/12 日曜日
そんな中、東京も本格的な自粛期間に入り、オンライン飲みやZoom飲みというキーワードをtwitterなどで相当見かけるようになった。お客様からも「おうち飲みに最適なおつまみがほしい」という声が。同時に、マンションのゴミ捨て場に尋常じゃない量のお酒の空き缶や空き瓶が捨てられているのを目にし、宅飲みの需要が増えており「オツマミー」が今まさに求められていることを実感していた。そして、自分自身も家で飲むときにいつもと違うおつまみがほしいなと思い始めていた。

4/13 月曜日
もともと、「オツマミー」向けに新商品を開発することを考えていたが、「snaq.me」で取り扱っている商品の中でもおつまみ向きのものがあったため、急遽現在取り扱っている商品の中から商品開発担当のバイヤーがセレクトする形でローンチできないかを、バイヤーやオペレーションメンバーに相談した。
シンプルな原材料で以前から人気のあるジャーキー「JQ」や、お客様からの評価の高い塩系のスナックが手配できそうなことがわかった。(snaq.meはお客様にお届けしたスナックの評価データが数百万件溜まっている。)
その場で評価を見ながらお届けする7つのおやつ、というかおつまみが決まり、デザイナーに無理を言って商品紹介やリリース用の写真を撮影してもらった。

4/14 火曜日
LPを作る時間もなかったので、noteをLP代わりにすることに決め、プレスリリースでは伝えきれない商品紹介の情報はnoteに記載することにした。同時に、リリースのタイトルや文面、ビジュアルの調整などを行った。社内メンバーでZoomをつなぎ、企画を練った。オンライン飲みをするときに離れている時でも話題に困らないような付録のサイコロを何を食べるか迷ったときに使うオツマミールーレット(https://otuma.me/)など。

4/15 水曜日
とにかくスピード優先でバタバタしたけど、なんとか17時にリリースを出すことができた。(企画から3日目)
自分がやったことと言えば、オツマミー今すぐ出したい!と言っただけで、バイヤー、デザイナー、PR、オペレーション、エンジニア、マーケなどのメンバーのおかげでローンチできたので感謝。

販売後、想定していた数量が1週間待たずに完売してしまい、量産の調整に入ったが、ちょうど外出自粛期間でもあったため、取引先や社内のオペレーションが回るかギリギリのところで、確保できた分のみを再販し、それも売り切れ、更に再販、ということを繰り返した。(最後のピッキング作業は自分もやった。)

 その後、今度はオツマミー用に開発した新商品も加えて「オツマミー for  wine」をちょうど1ヶ月後の5/13に販売し、こちらもご好評頂いた。

スピードを取るか完成度をとるか

実は、去年の3月頃にも「オツマミー」というネーミングでおつまみ系の商品を販売していたが、それほど大きな反響は得られなかった。(ご購入頂いたお客様からの反応は良かった。。)

同じようなコンセプトの商品でも、背景やタイミングによって反響は大きく異るのは当たり前だ。ただ、求められているときに求められているものを提供するの意外と難しい。メーカーだと企画からローンチまでに早くて3ヶ月、半年以上かかることも少なくない。
ZARAは商品供給のスピードが早く、「つくったものを売る」ユニクロ、「売れるものをつくる」ZARAと言われるように、店頭での売れ行きなどをみて、実際に売れているものをどんどん追加で生産することで、在庫リスクを低減しているのは有名だ。

企画→ローンチまでのリードタイムを短縮する事ができれば、「求められているときに求められているものを」提供できる確率を高められる。一方で、ブランドやクリエイティブの完成度などは、長期間かけて作り込んだものよりはどうしても低くなってしまうところがある。(実際、オツマミーのBOXはsnaq.meのBOXよりもシンプルな既製品のBOXにスタンプを押したものを使っている。あくまでクリエイティブ寄りの話で、今回のオツマミーも商品そのものは完成度高い自信作。)

個人的には、これまで一つ一つの完成度の高さよりもスピードを取ってきた。スピードを上げることで柔軟性もあがり、現在のような不確実性の高い事業環境化でも生き残りやすくなる。また、スピードが上がることで試行回数が増え、施策の質が向上する(経験曲線的な何か。)
所謂D2C的ブランディングとは逆の発想かもしれない。D2Cブランドの場合、基本的には最も注目を集めやすいローンチ時の見え方が最も大事であり、ローンチに向けてのブランディングやクリエイティブの完成度が求められる。

D2Cで、スピード(検証)と完成度を両立させている事例もある。パーソナライズサプリメントのcare/ofは、ローンチ時にブランディングはしっかりやりつつ、ダミーのサービス名とサイトでMVPをテストしたらしい。

ブランドの立ち上げやリファインのようなプロジェクトはじっくりと時間をかけてやるべきだと思うけど、新商品の開発などはスピード感を持って複数回ローンチしていくことで試行回数があがり、じわじわと質の底上げをしていく、ということも可能かもしれない。

横並び

そんなことより、前回の「オツマミー for wine」に続くオツマミーの第3弾として、「オツマミー for IPA」の販売を開始します。今回もローンチスピードを重視したこともあり、発送までの時間がかなりかかってしまうのは要改善。(自分へのプレゼントが忘れた頃に届くということで。。)

ちなみに、なぜちょっとニッチなIPAか?という話
第1弾ビール→第2弾ワイン、ときたので普通にいけば第3弾は日本酒、焼酎、ウイスキー、レモンサワー、などが順当。あえて今回IPAにした理由としては、、
・自分がIPAが好き(これ大事)
・あと、これからの暑い季節、いつも飲んでいるビールとはちょっと違うビールとペアリングしていただくことで、新しい体験を提供できると考えたから
実際に第一弾、第二弾のオツマミーをご購入いただいたお客様からも、「いつもよりちょっと良いお酒を買って一緒に食べました」という声もいただき、オツマミーをきっかけに良いお酒を買って晩酌時間の価値を上げていただきたいという想いがあります。

ぜひオツマミーの第3弾もお楽しみください!





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