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日向翔陽「オーラーイ!」

ハイキュー!!
アニメ第4シーズン第24話『バケモンたちの宴』の終盤に出てくるワンシーン。

これが良くてさあ〜。
もう10回くらいリピートしてるんだけど、あと100回観たい。

ハイキュー!!は、皆さんもうご存知ですね?男子高校生のバレー部を舞台にした青春モノです。

さて、場面は高校生バレーの公式戦、「春高バレー」2回戦の終盤。
「こんなもん、勝てないのでは…??」と思うような強豪校を相手に、フルセットまで粘る主人公チーム。

主人公チームは攻撃に主体を置くチーム。
コンセプトは「殴り合いを制す」。はやさと、攻撃力でガンガン攻める、攻める。

終盤、どんどん早くなる試合展開と、両者勝ちを譲らない中で、延々と続くラリー。
実況中継が「はやい、はやい!」と舌を巻くくらいの速度で、レシーブ、トス、スパイクが繰り返される。

全員、どんどん前のめりになる。
敵も味方も余裕がなくなって、コーチの「ゆっくり!」という声かけも耳に入らない。
フルセットやっているのでもちろん全員ヘトヘト、疲れも相まって、「はやく、相手よりも、はやく…!」と気が焦り、ますますテンポが上がっていく。

アニメだと、全員の余裕のなさや、早いラリーの中にいるプレイヤーのしんどさ、「はやさは魔性だ、視野を狭く、呼吸を浅く」というナレーションに合わせて、画面の両端がどんどん暗く、画面が狭くなっていくのね。

やばいよー、このままだと焦りが原因でミスが出ちゃうよー、ゆっくり、みんなゆっくり…
と、観ているコッチまで呼吸が浅くなり、ハラハラして泣きそうになるんだけど(おかん)

そこで主人公、日向翔陽が大きく明るい声で
「オーラーイ!」
って言いながら、高くて優しいパスを上げるのね。

画面がパッと明るくなって、広くなって、それまでドンドン前のめりになっていた全員が、ハッとして立ち止まり、ひと呼吸する。
それまですごいスピードで繋がっていたラリーに、一瞬の隙間がうまれて、チームみんなが余裕を取り戻す。

この時の、日向の声、表情…
いやぁ〜マジ…マジ語彙力を失ったね、わたしゃ。

お日様すぎる。
日向、お日様すぎるよ。チームのお日様。みんなのお日様。
全シーズン一気観したからまだ記憶に新しい、あんたはずっとお日様だったけど、お日様具合に拍車がかかっている。お日様すぎる。

山口君が初めてサービスエース決めたシーンも大大大好きだけど、このシーンが1番好きかもしれない。
(山口君が初めてサービスエース決めたシーンはもう50回くらい観た。)

アニメで観て、漫画で読んで、もう一回アニメで観たくなってアニメで観て、漫画でゆっくり味わいたくなって漫画を読んで、またアニメを観て…って、永遠にリピートしている。
なんならこれを書きながらまた3回観た。よすぎる。

ハイキュー、この歳になるまで読んでこなかったし、アニメも観てこなかったんですよね。

ジャンプに掲載されている少年漫画って、読んだり観たりするのにカロリー要るじゃないですか?
登場人物がみんな明るく元気で前向きで、死にたかったり消えたかったりしなさそうで、自分とは別で真逆の生き物だから。

仕事休む前は激務と日々の生活で時間なんてないし、隙間の時間があっても何かを「楽しむ」余裕なんて無かったし、休みに入ってからもあんまり気が向かなかったんだけど。

本当に、観て良かったです。
すいませんでした今まで観てなくて。

1週間でアニメ全シリーズ観て、昨日映画も観てきたよ。
本当最高だった。生まれて初めて、映画の最初から最後までずっと泣いてた。魂がデトックスされた。
山口君のサーブでは一層泣いた。忠、忠、良かったなァ…。(泣いてる)

人が死ななくて、登場人物がみんないい奴で、どのキャラにもスポットライトが当たって、勝敗の行方とかキャラの身体能力に「少年漫画特有の嘘っぽさ」があんまりなくて、でも熱を持ってのめり込むことが出来る、なんていい漫画なんだ、ハイキュー。最高だぜ。

また最初から観ようかな、あと500回くらい観られる気がするし。

サムネは少年ジャンプ+の公式ページから

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