【40代子連れ米留学】渡米のための予防接種で翻弄されて、私費留学の大変さを痛感した話。
留学準備が終盤に入り、慌ただしくなる一方で、会社は引き継ぎしつつもなかなか業務量が減らず、時間との闘いです…。
留学準備、しかも私費=全部自分で調べてやる、のは、かーなーり大変だと言うことを実感しています。
とはいえ、新しいことが多く、社会のことも色々知ることができ、全体としては楽しめてるのが幸いです。
社費の方は、ここら辺は、会社や、前年までの先輩留学生などからの情報がたくさんあるかと思います。
私費だとそれがない上に、現職での立場もあるので、辞めて留学することをあまり大々的に言えず、ひっそりと、水面下での情報収集と行動に努めてます…。
日本から私費で行く方は多くないと思いますが、もし行く方がいたら、きっと同じ道を通るかと思うので、備忘録も兼ねての記録です。
今日は予防接種についてですが、今後も、ニッチなことも含めて記録していけたらと思います。
(合格後の留学準備もエージェントを使う方が多いと聞きましたが、私はなぜかそう言う発想に当時ならず…。と言うか、受かったらあとは行くだけだし、なんとかなるっしょ、と楽観的?すぎで、エージェントを使うと言う概念を後から知りました…。)
ちなみに、社費の同級生(まだ入学前ですが)には本当に助けられてます。とにかく情報量が多いです!笑 日本からは社費の方が9割以上?なので、同級生のほとんどが社費の方なのですが、そんな方々が集まると、分からないことはほぼないです。
また、皆さんおおらかで、どんなことでもすぐに助けてくれます…。わたしは全てが手探りなので、留学準備に関して提供できる情報がほぼ皆無で、テイカーになってしまわないかが心配なくらいです。
なので、頂いた恩は別の形で返せたらと思いながら、どなたかの役に立てばと思い、予防接種プロセスの裏表含めた、私費留学生の記録です。
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6月からMITに留学します。
アメリカで学校に通おうと思うと、入学のために、予防接種の指定がたくさんあります。
これは、子どもの頃にNYに住んでいたので、親から度々聞いていました。
なので分かってはいたのですが、「はいはい、打てばいいんでしょ」くらいに思っていた私は、ただ打つ、というところ以外の労力を想像できておらず、完全不意打ちで、相当のエネルギーを取られてしまいました…。
まずは基本情報
どんな翻弄があったのかはさておき、先に基本情報です。
必要な接種は、アメリカの場合、州ごと、地域ごと、さらには学校ごとに、多少異なるようなので、
留学する本人は留学先の学校の指示
帯同する子どもは子どもで、通う予定の学校(公立なら学区を管轄する地域)の指示
を確認することが必要です。
MITの場合は、合格した後の案内にも書いてありますが、ネットを見たところ、以下のページが一般にも公開されていました。
他校もおそらくこんな感じで指定されているのではと。
また、子どもについては、例えばMITがあるケンブリッジ地域の公立小学校、幼稚園の場合、こちらに開示されているようです。
Documents You Must Submit When You Register Your Child
というセクションの
Immunization Record
Completed Health History Form
と言う2点です。
https://www.cpsd.us/departments/src/welcome_to_cps/general_requirements/
以上は、あくまでご参考までです!
(ChatGPTに和訳してもらったものを、この記事の最後につけておきます。※iPadのOSアップデートが走ってしまったので後で追加します汗)
と言うことで、続いて、実際、わたしの場合がどうだったか、まだ現在進行形ですが、ご紹介です。
そもそも打つ前:何をいつ打ったのかを掘り返す
これは生まれてから全ての予防接種です。
子どもの分は、全て母子手帳に書いてありますし、母子手帳もまだ現役ですぐ手元にあります。情報を集めるのは苦労しませんでした。
問題は、わたし自身の分です。
まず、母子手帳。
母親が一生懸命探してくれて、最終的には見つかりましたが、まさかこの年になって、母子手帳が必要になるとは。
見つけるのに1ヶ月かかりました。
見つからなければ、予防接種歴が分からず、ゼロスタートとなるところでした。。
つぎに、疾患歴。
予防接種によっては、疾患したことがあれば、予防接種に代えられる場合も。
例えば水ぼうそう。
とはいえ、わたしは3人兄弟で、母親も、「誰か水ぼうそうかかった気がするけど、あなただったかどうだか…」(もう40年前のこと、そりゃそうだ)
母子手帳って、わたしも母になり、自分の子どもの分を持っていますが、乳幼児以降は医者に行く際に持って行かなくなっていました。
乳幼児時期以降も、ちゃんと全て記録しておくと、実は役立つということを実感しました。
そして、自分の場合は、NYでの予防接種や疾患歴。
30年前とはいえ、NYに渡米した際も予防接種は色々と必要だったようで、要件を満たすために、追加で何本か受けたことは親から聞いていました。
そのため、ボストンに住むために必要な予防接種を、 NYにいったタイミングで受けている可能性は大いにありそうでした。
また渡米後も、現地の子どもたちと同じように、適齢期がきたら受けている予防接種があったはず。
しかしここら辺の履歴は、父親に、赴任時の書類をひっくり返すまでしてもらいましたが、残念ながら一切見つかりませんでした…。
いよいよ予防接種を打つ際
自分と子ども2人について、母子手帳の情報だけで挑むことに。
わたしが行くことにしたクリニックは、事前に関連書類を提出するようにとのことだったので、母子手帳と、学校から指定の記入フォーム、指定されている予防接種の種類(指示書)などを提出。
なお留学のための予防接種などを専門にやってくれるクリニックが世の中に存在するそうで。
わたしは全く知らなかったのですが、社費留学の方々からたくさん教えて頂き、オススメのクリニックの1つへ行きました。
当日行くと、当然ですがアメリカの予防接種事情に詳しく、隅々まできっちり事前に目を通してくれていたようで、ポストイットにメモや質問が記入されており、丁寧な対応に感心・感謝です。
ちなみに、都内でいくつか聞いたところは、こんなところです。ご参考までに。
新宿マビタスクリニック
日比谷クリニック
霞が関ビル診療所
まずは私。
さて、クリニック当日、まずはわたしの問診結果。
一番基本的な予防接種で、なぜか母子手帳にない記録があり、おそらくNYに行く際に必ず受けているだろうものが4種ありました…。
予防接種を受けると、4万円。
一方で、抗体検査は、2万円。
ちょうど同じようなタイミングで、会社の人間ドックの予約が入っていたので、オプション(自己負担なし)で抗体検査を追加しようかとも思いました。
しかし、他院の抗体検査結果を提出するには、どのみち翻訳料や書類準備代で料金がかかるとのこと。
結局、おそらく受けているだろうという可能性に賭けて、自己負担ではありますが、このクリニックで、まずは抗体検査(2万円)をすることに。
もし抗体がなかったら、予防接種しないといけないので、プラス4万円です。
(現在、結果待ち…。)
そのほか、同じく接種したか記録がなく、抗体検査は認められないものも。
これもNYに行った際に受けている可能性が非常に高いものの、接種した記録がないので、泣く泣く、再度接種決定。これで、1万円。ちなみに筋肉注射でめちゃ痛かったです…。
そして、子どもたち。
ここで、1人目と2人目の子どもで、親の意識がどうしても緩んでしまう実態を大いに反省…。
結果からいうと、上の子は、追加の予防接種の必要なし!
日本で、任意も含め、公費のものは全て、推奨スケジュール通りに、きっちり受けてきた娘。
わたしにとって1人目の子どもで、母子手帳も一生懸命、詳細まで書き、予防接種のスケジュールも絶対に忘れないよう、手帳などにこまめに入れて、神経を尖らせていた日々を思い出します。
また、予防接種は、年々、必須&公費に追加される種類があるようで。
娘の時には任意だったもので、息子の時には必須になっていた種類がいくつかありました。
任意の接種はしない方も少なくないようですが、わたしは娘に任意も受けさせていました。
今回、渡米のためにどのみち受けないといけない(当時は)任意だったものがあったので、受けておいて、結果的に良かったようです。
それに比べ、下の子…。(本当に申し訳ない…)
さすがに乳児の時は、育休中で(仕事がなかったので)子どもに集中できたこともあり、予防接種はすべて受けていました。
しかし、わたしも復職後、息子が小学校に上がる前の2期接種について、3つほど、受けそびれてしまっているのがあることは、記憶の片隅にありました…。
受けに行かないとね!とずっと家族で話してはいたのですが、話しては忘れ、の繰り返しで、気づいた時には、公費で受けられる期間が過ぎてしまっていました…。
そのツケがいまきました。
1つは、もう公費の期間はとっくに過ぎてしまっており、どう足掻いても、もう公費での接種は無理とのこと。泣く泣く、私費での接種です。これで1万円。
そしてもう1つは、なんとか、「接種漏れ」の期間として、わたしが住んでいる区では、区内の医療機関であれば、まだ公費で受けられるとのこと。
助かった!と思い、急いでかかりつけの小児科に電話。
しかし、なんと運悪く、今、そのワクチンは、たまたま、入手が非常に困難になってしまっており、ゼロ歳児(1期接種)を優先させており、それでも30人ほどの待ちがいる状態で、小学生に打ってあげられるワクチンが全くない、とのこと…。なんと。
留学専用のクリニックには、運よくワクチンがある。でも、1万円。
区内で見つけたら、公費。無料。
手間を考えれば、クリニックで受けてしまえば楽ですが、すでに予防接種で10万円が見えている状態。1万円でも削減できるなら、と、頑張って、クリニックでの待ち時間に、片っ端から、居住区の小児科に電話をして行きました。
おそらく7-8院くらいに電話し、どこも全く同じような状況…。
時間も、午後4時で、小児科はそろそろ閉まってしまい時間。
見つからなければ、1万円、泣く泣く払うか…と覚悟を決め始めた、10院目くらい?
Googleマップでは、なんと、自宅から徒歩5分。こんなところに小児科あったかな?と思いつつ電話をすると、まさかの、ワクチンありますよ!
そして、今日この後受けられか聞くと、大丈夫ですよ、とのこと。
小児科は、通常午後2時くらいには、その日の午後の予約がいっぱいになってしまうので、午後5時に電話したところで、診てもらえないところが多い印象なので、逆に、ちょっと心配に。
ワクチンはある。午後5時に電話しても診てもらえる…。でも、そもそもこんな近所に、こんな小児科あったっけ…?
しかしWebサイトを見るととてもしっかり作られており、先生も優しそう。
Webサイトで予約するよう言われたので、予約すると、なんと、予約番号4番。
え…?ここ、大丈夫…?
いやいや、予防接種だけだから、誤診とかの心配はないし…。そんな心配をしつつも、クリニックが終わり次第、向かうことに。小児科には珍しく、午後7時までやっている。なんとか、間に合いそう。
そんなこんなで、公費のワクチンを確保したところで、クリニックの方でも、そのほか2つ、接種。
と言うのも、娘は任意で受けていたものの、息子は受けていない任意がありました。ここでも、親の気持ちの緩みを反省…。
一度の来院で数種類受けられるので、「対応を怠ってしまった回数」としては1回ですが、結果的に受けていない種類の数が、上の子と下の子でこんなにも違うとは。
ということで、まずはクリニックで、左腕に、のび太とドラえもんの絆創膏、計2枚。
先生に、1本目を打った時に泣かなかったら、「おー!強い強い!すごいねー!」と思い切り褒められ、2本目打つ時は、「ぼく全然痛くないよ!」と飄々とした表情で踏ん張る息子。
わたしと向き合う形で座って抱っこしてたのですが、打つ瞬間に体が震えて顔も一瞬ふにゃってなってたのは、ママだけの秘密です。
そしてクリニックでの会計。
10万円コースで、思わず明細を見てしまいました。ワクチン1本1万円は、かなりきます…。そこに加えて、初診料、翻訳料、書類準備代、胸部レントゲン検査、などなど。全て3人分で、✖️3。
社費だとここら辺がすべて会社持ちなので、学費や生活費ほどではないとはいえ、私費だと、地味に、色々コストかかるなーと実感です。
さらに冒頭の抗体がなければ、プラス4万円。どうか、抗体がありますように…。がんばれ、わたしの血液!(頑張っても結果は変わらないとは思いますが)
そして、長い1日の最後に、例の小児科。
着いてみると、見るからに新築で、とても明るい雰囲気で好感度高し。
こんなところに小児科があったら、最初からここを、かかりつけ医にしてたんだけどな…?と不思議に思いながら中に入って見ると、胡蝶蘭がそこらかしこに!
もしかして…と思って受付の方に聞いてみると、なんと、数日前に開院した小児科でした。
来院者も少なく、かかりつけの赤ちゃんもまだいないので、ワクチンも余っていたのかと思います。
先生も看護師さんも、とても良い雰囲気。
普段は先生の前では緊張して言葉数が少なくなる息子ですが、ここでは、「さっきね、2つも注射してきたんだよ!のび太とドラえもんだよ。ぼくね、今度ボストン行くんだよ!」ととてもおしゃべりに。
今度は右腕に、2本。ピカチュウと、ポケモンのキャラ(名前忘れてしまいました…)の絆創膏。
両腕に、計4つの絆創膏を貼って、誇らしげ?な息子くん。
終わる頃には、閉院の7時に。注射頑張ったね、と、開院祝いで飾ってあった風船を1つくださいました。
もう大きいので、小児科にお世話になる頻度は低くなっていますが、かかりつけを、ここに変えてもいいかな…と思い始め。
ワクチンを探し回らなければ、おそらく、見つけていなかったので、今回、こんな形ではありますが、結果的にステキな出会いとなりました。
まとめ
今回はいくつかの学びがありました。
母子手帳は大事。子どもの分は、乳幼児期を過ぎても、全て記録しておくと、後々、役に立つかもしれない。
疾患記録は書き忘れがちだが、同じく母子手帳に記録しておく。
留学時の予防接種はバカにならない。私費で子どもがいると、それだけで10万円コース。
(記事には書きませんでしたが)ワクチンは複数回を、1ヶ月程度、空けて打たないといけないものもあり、何回か通院が必要な場合が多い。周りの話を聞く限り、平均2-3ヶ月。最後、打ち終わらないものは渡米後に打つ。
ワクチンは、入手困難時期もあるため、タイミングは余裕を持っておく。打てる時に、打っておく!
公費の期間に打ち忘れないのは、基本ですが、大事。
公費の期間が終わっても、「打ち漏れ」扱いで、居住区なら公費で打てる時もある。
私費留学で予防接種が大変(金額含め)は盲点でした…。私費の方がいたらご参考になれば幸いです。
おまけ
ChatGPTの和訳
追って追加予定
🌷ここまで読んでくださりありがとうございました!🌷
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