【懐古】プロポーズ大作戦と振り返る

お疲れ様です
はむたま炒飯です

■プロポーズ大作戦の説明
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皆さん、「プロポーズ大作戦」という
ドラマを覚えていますでしょうか
2007年に月9に放送されたドラマで、
主演山ピーと長澤まさみです
岩崎健(山ピー)が幼馴染である吉田礼(長澤まさみ)の
結婚式に参列して、
写真をスライドショーで確認するさなか、
当時の思い出に強く後悔します
見ていられなかった協会の妖精が山ピーを
写真に写る過去へ送ることがメインです

何度も幼馴染の結婚相手が自分に変わるように、
思い出ごとにいろいろな挑戦をするのですが、
何度トライしても振り向かせることはできません

昔から両思いであったのにもかかわらず、
お互いに正直に思いを伝えることができなくて、
最終的にすれ違ったまま結婚式の時系列に戻ります

妖精の協力もあって
健三自身の行動は見違えるほど変わり、
礼の中での存在感も増していきます

過去にプロポーズされた礼から
健三は自分に好意を寄せていたと知ります
しかし健三自身は思いに応えることができず、
自分だけ何度もやり直して失敗していることに
疑問を持ち始めます

礼は過去に好きな人への思いをあきらめて、
別の人と結婚する未来を選びます
そのときに過去に思いを伝えられなかった後悔から、
今度は必ず好きな人に思いを伝えると
前を向いた行動をしています

健三は礼の思いを知ることで、
本当に好きな思いをないがしろにできず、
挑戦することを諦めない中で、
過去ではなく現実で勝負しようと心に決めます
取った行動は、友人代表スピーチです

一般的な友人代表スピーチは、
結婚を祝福し、心から応援するものですが、
その場で健三は自分が新婦礼に対する告白をします

礼は自分がふさぎ込んで決めた人生に、
後悔を隠せず、新郎と結婚式場を後にし、
スピーチが終わった健三を追いかけます

物語はここで終わってしまうのですが、
思いを寄せた人と恋が成就せず、
人生の様々な局面で揺らぐこと、
過去を積み重ねてきても現在を変えられなければ、
現在の自分だけでなく、周りも変えられなければ、
本当に得たい夢はかなわない、
ということを教えてくれます
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■プロポーズ大作戦から顧みた過去の恋愛
以下の話は小学校のある夏の出来事です
夏休みの宿題をやるはずもなく、
学校のプールに行って友達と遊ぶ毎日、
生まれ育った町から外に出ることもなく、
新しさのない生活ながら有意義に過ごしていました

そんな日常に電撃が走ったのは、
小学校4年生、
学校帰りに公園で友人の女の子につかまりました
「A君(ここでいう私)は誰が好きなの?」
当時の私は恋愛感情などみじんもなく、
たくさんの友達と友達が好きなことを一緒にやり、
いろいろな体験をすることに楽しみを覚えていました
そんな中当時の友人はクラスの誰がかっこいい、
誰と付き合って結婚したいなど、
当時小学生ながらずいぶん先の未来を見ていたようです
「好きとかよくわかんないけど、Bさんとはよく遊ぶよ」
とわからないながら回答しました

この発言を聞いた女の子は自分じゃなかったことに、
納得がいかなかったのか、
「どこが好きなの?」
と矢継ぎ早に質問を投げかけてきました
何も考えていない私はうまく答えることができず、
「よく笑うし、面白いところかな?」
とあいまいな回答をしました
結局質問してきた女の子は泣いて帰ってしまいました
なんで泣いて帰ったのかは今であればわかります

次のプールの日に学校に行くと、
クラスの友人の中でA君がBさんを好きという
うわさが広がっていました
私は先の事柄からわかるくらい鈍感でワンパクな
小学生だったので、何を言っているのか、
理解できませんでした
ただBさんは違いました
それまで一緒に遊ぶことが多くて、
竹馬、鉄棒、折り紙、読書、ゲーム、球技、
どれをとっても一緒に競い合いながら
遊んでいたのですが、突然距離を置かれてしまいました
一緒に楽しく遊んでいたこれまでの日が
噂一つで、よくわからない好きという言葉で、
一変したときの衝撃は今でも忘れません

時が流れるにつれて、
私に恋愛感情が一ミリもないことをクラスのみんなが知り、
Bさんとの蟠りはなくなっていきました

中学生になって大人のような振る舞いをしたがることでしょう
思春期を迎えた私は体の成長とともに、
恋愛に対する考えも醸成されていきました
当時好きだといった言葉がどれだけ影響するのか、
納得がいきました

小学生の頃の苦い思い出を忘れられず、
ずっと好きだった女の子に告白しないで、
その子に別の彼氏ができたときに諦めて、
私はCさんに告白しました

そんな二人の恋愛は長続きすることもなく、
高校、大学と別々の道を歩みます

成人式になって久しぶりにBさんと顔を合わせました
当時の思い出がフラッシュバックする中で、
Bさんはとても美人に成長していました

「めっちゃきれいじゃん、
見違えちゃったよー」とほめたところ、
「かっこよくなっちゃって、
緊張しちゃうよ」と返してきました

酒を酌み交わし、
当時の思い出話や近況報告をする中で、
泣いて帰った女の子が現れました

「なんであのとき二人は付き合わなかったの?」

僕は何を言っているのかわかりませんでした
好きという言葉でギクシャクした関係で、
付き合うなんて想像できませんでした
するとBさんが言いました

「A君が私を好きって知って恥ずかしくて何もできなった」

また僕は何を言っているのかわかりませんでした
当時距離を置かれた私にとって、
泣いて帰った女の子もBさんも僕を好きだったことが、
大人になって理解できました
Bさんは続けます

「気づかなかったの?!私結構アピールしたんだけどな。
本当にあの頃好きだったんだよ」

大人になってなんだよと思いながら、
恥ずかしさでまともに顔を見られず缶ビールに
手を伸ばしました
一口飲んだ末に酔った勢いで回答しました

「ありがとう。それなら当時に告白すればよかった
小学校から中学校卒業までずっと気になってたのに」

Bさんも酔っていたので顔は赤かったですが、
とてもいい笑顔で楽しそうでした
しかしBさんは思わぬことを言います

「やっと伝えられた。これで結婚できる!
A君、私今度今付き合っている人と結婚するんだ」

またまた僕は何を言っているのかわかりませんでした
彼女は大人の階段の何段も何階も先を進んでいたのです
学生で将来もどうなるかわからない、
強いては進学して学者になろうかと思っていた自分に対して、
Bさんは過去の思いに蹴児をつけて現実的な幸せを掴んでいる
当時好きという言葉に感じた思いの違いが、
人生の決断の思いの違いに発展していました

当時の恋愛を振り返って甘酸っぱいカルピスのような恋愛が、
大人になってから聞くと飲みなれないビールの苦さに変わり、
飲み干した空き缶のように私は用済みでした

Bさんも泣いて帰った女の子も幸せになっていると思います
私はまた今日もビールを飲んで当時を思い返します

ただハレルヤチャンスは起こらず、
仮に過去に行けたとして告白しても、
今が変わったかと思うとそんなわけはないです

過去の恋愛に取り残されるのではなく、
その当時の思い出に踏ん切りをつけて、
今の恋愛に集中していこうと
思い直すきっかけになりました

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■まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます
皆さんはどんな恋愛をしてきたのでしょうか
どんな美人もいつの間にか結婚して出産して、
知らないうちに先に行ってしまいます

今付き合っている人よりもっといい人がいるはずだ
結婚相手ならこれができる人じゃなきゃダメなどと、
理想を抱くことも大切ですが、
今の恋愛に全力を投じてみてください

カルピスがビールになったレベルではなく、
時が流れてしまい
ビールで肝臓がやられ、胆汁が浸みる、
そんなこともあるかもしれません

皆さんの今の生活を、今後の人生を
充実させたものにできることを願います

ではでは


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