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【薬膳・漢方検定】オンライン受験の感想とメリットデメリット、注意事項

一般社団法人日本漢方養生学協会が主催の「薬膳・漢方検定」は2022年3月20日の第14回からオンラインで受験が可能になりました。
それまでは、仙台、東京、名古屋、大阪の4都市のみでしたが、地方在住だったり外出を控えたい人も受けやすくなりましたね。
今回は、私が受験したオンライン試験の流れと、メリット&デメリット、注意事項などをまとめたいと思います。今後、オンラインで薬膳・漢方検定受けて見たい方は参考にしてみてください。

薬膳漢方検定とは?

薬膳漢方検定は、一般社団法人日本漢方養生学協会主催、薬日本堂が協力しているもので約7000人の受験者があります。
漢方の正しい知識を学び日々の生活に生かすことを目的として
・薬膳を学んで食生活を改善
・美容効果のある薬膳に興味がある
・仕事に活かしたい
などの動機で受験する人が多いようです。受験資格は特にないので、誰でも気軽に受けることができます。

薬膳漢方検定で学ぶと、意外とスーパーにも売っている身近なもので毎日の食事にすぐに取り入れることができることに気づきます。それぞれの体調や体質、季節による食材の選び方、組み合わせなどを知ることもできます。

また、漢方の基本理論を学び「未病」=病気にならないための知恵を学ぶことができます。
東洋医学は、西洋医学では病名のつかない冷えや、疲れ、不定愁訴も得意としていて、無理に病気を治すのではなく、不調があれば、その人に合った方法で自然と調和して治していくと言うスタイルが大切にされています。

漢方検定オンライン受験の事前準備

2つの事前準備

オンライン受験では、事前に二つのことが求められます。
1.カメラ付きのカメラ付きのパソコンを室内で使うこと
2.試験の事前準備としてカメラテストなどを行うこと
スマホやタブレットでは受験できないので、カメラ付きのパソコンを持っていない場合や、インターネット環境がない、パソコンの操作が全くわからない人は、試験会場に行って受験した方が良いと思います。

受験資格、申し込み、料金

申し込みは、このホームページからしました。
日販の検定受けつけてます
料金は、オンラインでも会場受験と同じ、6200円です。クレジットカードとpaypal、コンビニの決済がありました。結果は試験後、2ヶ月ほどで郵送されます。

確認メールとテストまでの事前準備

住所、氏名、電話番号などを入力し、申し込みが完了するとメールが送られ、試験の前までに自分のパソコンでカメラテストをしなければなりません。

メールには事前のカメラテスト専用のurlと、当日本番用のurl、ログインIDとパスワードが記載してあり、それを入力してカメラが起動するか、対応した機種かなど、テストを済ませておきます。
出てくる表示通りに進めれば特に難しいことはないので、数分で終わります。


もし、不具合や質問などがあった場合は、指定された期限までに事務局に問い合わせれば教えてもらえるそうです。

オンライン試験当日

当日のスタート時間は会場試験と同じです。
14時スタートで14時半までにログインして、制限時間はログインから1時間ということでした。1時間経たなくても終わった場合は、終了することができますが、もう一度ログインし直すことはできません。

オンライン受験のメリット、デメリット

私が感じたメリットデメリットですが、
メリットは、外出を控えたい場合や、地方など遠方に住んでいても受験できることです。当日も、会場にわざわざ出向く必要がないのでゆとりを持って家で勉強できます。
デメリットは、使い方に関する表示が分かりにくかったことです。実際私は画面を戻ることができず、後で見直しするはずの問題を見直しすることができませんでした。

問題は4択で、該当欄にチェックを入れていく形式でしたが、各問題の解答欄の隣に「後で確認する」というチェックボックスがあり、そこにチェックを入れて進めました。問題数は100問なので、サクサクと進めていかなければならず、深く考えたり思い出すのに時間がかかりそうな問題は後回しで、覚えているものからテンポよく進めていきました。
が、最後の100問目が終わると「終了する」または「キャンセル」のボタンしか表示されず、後で確認しようと思っていた問題を見直しすることができませんでした。もしかしたら探すか、何かをクリックすればよかったのかもしれませんが、見つけることができず、終了の時間になってしまいました。
幸い、全ての問題にチェックを入れていないと、「終了する」はクリックできないようになっていたので、一応、全問答えは入れることはできましたが、チャット機能などもなく試験中は誰かに聞けるサポートがなかったのでそのまま終わる形となってしまいました。

オンライン受験の注意事項

この経験を踏まえて、事前の説明はよく読んでおくか、分からないことがあれば、事前に事務局に確認することをおすすめします。
実際、HPの「よくある質問」では、「オンライン受験」でも家のベランダや車中、カフェなどでの受験は不可となっていて(家、ホテルなど静かな室内のみ)イヤホンの使用、途中の飲食、トイレなどの退室、など禁止事項も多いです。


また、筆記用具の使用、メモは禁止とされていましたが、送られてきたメールには「筆記用具を準備してメモはOK」と書いてあるなどサラッと読んだだけでは見落としてしまいそうなこともあったので、注意が必要かな、と思いました。
また、私は試験中に送られてきたメール(画面右上にポップアップするように設定してある)を一度開けてしまい、試験画面に戻った際に「他の画面を見ることは禁止です。このページから出ないでください」と表示されてしまったので、他の画面は開けないことをおすすめします。

試験対策

何を勉強すればいいの?

試験対策は、公式問題集を読み、練習問題を解けば大丈夫です。
合格ラインは70%の正解率なので100問中70問あっていればOKですね。(公式テキストを読み込んでおけば大丈夫、とのことでしたが、テキストに書いていない問題も1個2個?あったような気がしました)
私は、漢方に興味を持ってから10冊以上本を読みましたが、この公式問題集は本当にわかりやすいです!最初に読むだけで他の本の理解が全然違うので、これは漢方初心者がまず読むべき1冊だと思っています。

まとめ


健康を人任せにせず、自分で「養生」する

私は去年の秋から漢方外来に通い、漢方薬を飲み続けていますが「養生」とは漢方薬を飲むことだけではない!自分で毎日の生活を整えること!と思い、この試験を受けてみました。

漢方では自然に生きることが1番の健康法であると考えます。
中医学とも厳密には異なっていて日本で生まれた漢方は、日本の四季や食べ物などを取り入れているところや、「病気を見ずにその人全体を見る」「未病」という視点も素晴らしいなと思い、ますます興味が湧いてきました。実際私自身、
自分の症状がどのような状態なのか
なぜそうなったのか
どうすればいいのか
などを理解し、毎日の食事や生活習慣、心のケア、気をつける時期などが分かったことで、ただ漢方外来に通い、処方された意味不明の漢方薬を飲んでいるだけよりも自分で養生することの大切さや「気」のことについてとても深い学びがありました。
日常の食事にも取り入れやすいので、スーパーに行くのが楽しくなります。
漢方に興味がある方はぜひ、この本を読んで、試験も受けてみてくださいね。
【薬膳・漢方検定】
開催時期年2回受験方法会場 / オンライン申し込みHPより料金6200円受験資格なし結果発表約2ヶ月後に郵送


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