子供が家族以外の大人と関わるタイミングっていつ?
子供が家族以外の大人と活動できるって、すごく大事だと、今日あらためて思う出来事がありました。
家族以外の大人と活動できることが必要なことは誰でもわかっています。
でも、学校に行けなかったり、外に出られなかったりすると、かなり難しいんです。
また、人それぞれ学校に行けない理由や外に出られない理由が違うので、
この方法があれば人と関われるようになる!
というのは、なかなか言えません。家族としては、
とにかく外に出さなくちゃ!
学校に行かせなくちゃ!
そうしないと、大人になったら大変なことになる…。
みたいな、まだ来ていない未来を悪い方向へ考えてしまい、ジタバタ無駄な動きをしてしまうことがあります。
(これ、私がやっちゃったことです。)
そうすると、さらに子供たちにいらないプレッシャーがかかり、動けないことも…。
そんな状態で、いくら
「お母さん、外に出られるようにしないと」
「家族以外の人と関われるようにしないと」
と言われても、できないんですよね。当事者は子供なので。
無理に連れ出したり、学校に行かせたりすることは、信頼関係を崩してしまうので絶対できません。
もし、外に出られたり、学校にいけたりしても、リバウンドが来ていずれ動けなくなります。
だから、自分から動けるということがとても大切なんです。
私の子供たちは、家族以外と関わることに、とてもたくさんの時間が必要でした。
今、9年目にして、若者サポートステーションや通信制高校の先生など、普段、あまり接することが少ない大人と、会話をしたり活動したりということが増えてきました。
今日は、高校三年の息子くんは、若者サポートステーションに行き、スタッフの方とキャッチボールをしました。
息子くんがキャッチボールをしたのは、小学一年生以来。ほとんどやったことがないのと等しい状態でした。
「どうなるかな?」
と思っていました。
できなくても大丈夫なことをスタッフの方が伝えてくださり、活動に出発しました。結果は、約1時間スタッフの方とキャッチボールができたそうです。
もちろん、活動すべてができたわけではありません。うまくいったこともあれば、できなかったこともありました。
自分の行動を客観的に観察し「次回はどんなことができたらいいかな」と、息子くんは考え、スタッフの方に伝えることができています。
そんな息子くんの様子に、ただただ、驚き感動しました。
今日の息子くんの様子を見て、やっぱり
「どんなことも自分で考えて、選んで、動くことが大切なんだ」
とあらためて感じました。
子供のタイミングで家族以外の大人と関われるようにすることができると、あたらしい世界へ自分から少しずつ進んでいけるのかもしれませんね。
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