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「これはITの良さがないんじゃない?」と衝撃をうけた学校のIT活用

ニュースを見ていると学校のオンライン教育が当たり前になっている感じがするかもしれません。しかし、使い方を見てみると「その使い方はITの良さがなくなっている」と感じることがあります。

最近、「これはITの良さがないんじゃない?」と衝撃をうけた使い方は、PDFにペンを使った書き込みしかできなかったことです。

ペンを使って書けば済むと思う方が多いかもしれません。

しかし、学習の困難さや学校に行きづらい子の中には、書くことへの困難さがあるタイプがいます。字が書けないだけではなく、書けてもかなり時間がかかるというタイプです。

見た目からは分かりづらいため、

  • 努力が足りない

  • 練習すれば書ける

といった指導を受けやすく、結果的に学習から遠ざかったり、学校に行けなくなったりということが起きています。

キーボードを使って打つことや音声入力など、書く方法の選択肢があれば、「自分でできた」を子供たちが体験できます。
そして、自信を持つことができます。
その結果、もっと学びたい!と学習意欲が高くなります。

現状のようにITでの学び方の選択肢を大人が決めてしまうことは、

  • 自分が「できること」や「できないこと」は何かを考えること

  • 自分に合ったものを選ぶこと

  • 自分が決めたことに責任を持つこと

という、社会に出て生きていく上で大切な力をつける機会を奪っていると思います。

オンライン教育において、多様性を考えた使い方ができることは、社会に出て生き生きと活躍できる人材を育てる、大切なことではないでしょうか。

最後に、通信制高校を決めるときに「これは!」と感じたことをメモしておきます。

通信制高校と聞くと、オンライン教育が充実していて、しっかりとITが入っていると思うかもしれません。しかし、そうではない場合もあります。

どこまでITを活用しているのか。また、子供にとってITがどこまで入っていることが必要なのか。情報を収集し考え選択することが必要です。

学校にとっては十分ITが導入されていると思っていても、使う子供にとっては足りないこともあります。齟齬が起きないためにも、情報を収集し、すり合わせて決めることをお勧めします。

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