大学で本格的に英語を学びはじめてから、32歳になった今に至るまで、飽きっぽい私がずっと英語と付き合い続けている理由。

それは、英語を話している時の自分が好きだから！に尽きる。

例えば、日本語を話している私を山田花子だとすると、英語を話している時の私はHanako Yamadaになれるのである。

そしてHanako Yamadaは山田花子よりもフレンドリーで、物事をはっきり伝え、自分の感情や意思表示が上手だったりする。

私の好きな小説家の平野啓一郎さんが、人は接する相手によって自分を変え、その色々な「自分」が集まって1人の人間を形成しているということを「分人主義」（人が分かれるという意味で分人）という言葉で表現しているけど、私にとって英語とはその分人の数を増やしてくれるツール。

山田花子にははっきり言えないことも、Hanako Yamadaには言えるかもしれない。山田花子ならくよくよ悩んでしまうことも、Hanako Yamadaならさっぱり忘れて前に進めるかもしれない。

話す言葉にはよくも悪くもその言葉を話す人々の社会や文化がつきまとうもの。だから、話す言葉を変えれば、一瞬でもその社会や文化のしがらみからも逃れられるかもしれない。

「山田花子」という名前だけとってみても、その名前には山田花子として生まれ育った経験や思い出が積み重なっている。生きていたら、それが重荷に感じることもあるかもしれない。

だから、今の自分、ちょっと窮屈だな。あー、別人になりたい。ってちょっとでも思う人は、英語を勉強してあなた版Hanako Yamadaになってみたらいいかもしれない。もちろん、英語じゃなくて他の外国語でも構わない。
それで、あ、Hanako Yamadaの自分好きかも！って思ったら、もっと勉強してもっと話せるようになればいい。

そして、この記事を読んで、英会話レッスンをしたくなった方は私にご連絡を。30分800円で承っております。

って違うか。

#英語がすき