赤木かん子さんの「SFセレクション」はSF初心者におすすめ!


SFセレクション


今回紹介するのはですね。SF初心者向けの本です。

「SFなにそれ?」「SF小説って興味あるけど、ちょっと難しそう~」と思っている方は多いのでは?

そんな人たちに、ヘイヨーさんが自信を持っておすすめするのが、このシリーズ!

『SFセレクション』


このシリーズ、どういう本かというと…

赤木かん子さんという方が、「自分がおもしろいと思うSF作品を選んで収録してくれた」という…いわばアンソロジーというヤツです。

で、全7巻あるですけど。各巻が…
『時空の旅』
『ロボットvs.人類』
『宇宙の孤独』
『科学者たちの陰謀』
『地球最後の日』
『変身願望〜メタモルフォーゼ』
『未来世界へようこそ』

という風にテーマごとにわかれていて、非常に読みやすいです。

中にはちょっと読むのが大変な作品もあるのだけど。小説だけじゃなくてマンガも載ってるので、誰が読んでも1つくらいはお気に入りの作品が見つかるはず!


たとえば、古田足日さんの『アンドロイド・アキコ』とか、小松左京さんの『お召し』

「肉の味がする果物を食べる話」とか「自分の子供がサッカーボールになる話(障害者の暗喩)とか「SFにおいて設定がいかに大事か?」を説いた文章なんてものまで載ってます。

それからマンガ作品で『おむかえがくるよ』(70歳になると法律で全員死刑にされる。ただし、宝くじに当選した人だけ寿命が伸ばせるっていうストーリー)なんてのも載っていて、非常にバラエティーに富んだ作品群となっています。


で、この本を読んで気に入った作家を見つけたら、今度は重点的にその作家の作品を読んでいくという手もあります。

いわば、SFの目次みたいなものですよ。

ヘイヨーさんも、この『SFセレクション』を読んで、菅浩江さんの『永遠の森 博物館惑星』という本を手に取って感動したという思い出があるほどなので。


もう、これが難しいとなると…

星新一さんのショートショートを端から読んでいくくらいしか手がないレベルです。


ただし…

実は、この『SFセレクション』シリーズ、内容は非常に良いのですが、1つだけ欠点があって。それは何かというと…

値段が高い!!


ヘイヨーさんも全巻持ってないんだけど…(3巻の『宇宙の孤独』と7巻の『未来世界へようこそ』が抜けてる)

ほとんどの巻がもう新品でも売ってないし、中古価格も高騰してるので、なかなか手が出しづらい。

定価は非常にお手軽価格なんですけど…

中には何千円にもなっているものもあって、購入するのを迷うほどですよ。

なので、「早く増刷をかけていただきたいな~」と願うばかりです。


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