碧梧桐探訪舎

俳句も書も詳しくないが、碧梧桐のことを面白い男だと思っている碧梧桐ファン。全国にある句…

碧梧桐探訪舎

俳句も書も詳しくないが、碧梧桐のことを面白い男だと思っている碧梧桐ファン。全国にある句碑を探索したり、関連展示があれば観に行くようにしている。碧梧桐作品面白いよー!ということを知らしめるために細々活動中。3人で運営。

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  • 碧梧桐探訪舎拠点づくり計画

    拠点をつくります!

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碧梧桐探訪舎です

記:いけだ はじめまして。 いつのまにか河東碧梧桐という男にハマってしまってしまい、趣味で碧梧桐の足跡を追っている者です。 2021年の春頃から全国にある碧梧桐の句碑を尋ねて調査、ホームページでまとめたり、碧梧桐に関する出来事があり次第、行けるところには行って情報共有するというTwitter(自称X)のアカウントを運営したり、色々やっております。 句碑情報など色々まとめているサイト↓ ただ、この現状の運営、事務的になってしまっていまして。調べた結果だけ報告するスタイ

    • 碧梧桐はいつ當麻寺に訪れたか?〜當麻寺紀行〜

      記:いけだ ※今のところなにもわからん、という結論の記事になります 1.當麻寺に訪れた碧梧桐 ずっと行ってみたいと思っていた當麻寺。 碧梧桐が行って紀行文に書いていたのが印象的だったからです。 その紀行文が、「大和を歩く」。 『煮くたれて』という、碧梧桐の随筆をまとめた、昭和10年11月に出版された本に収録されています。 この中に「藕糸曼陀羅」という章があります。これは碧梧桐が當麻寺に訪れたときの紀行文で、秘蔵の曼陀羅を見せてもらっています。興味深そうに拝観し、詳しく

      • 大正元年の碧梧桐一行による長野登山紀行が「層雲」に載ってました。 弟子の寒骨さんの文に、約束はしたが集合場所がなく、勘で碧先生を探した、という内容がありました。電話もメールもなしでよく合流できたなあ(い) NDLログインで読めます↓ https://dl.ndl.go.jp/pid/2325224/1/48

        • 「本と喫茶 夢中飛行」さんに行ってきました!みんなの好きが集まった空間、とてもよい刺激になりますね〜! シェア本棚の記事はこちら↓ https://note.com/hekigoto_info/n/n16f1513df6a5 テイクアウトでアップルパイをいただきました(や)

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        碧梧桐探訪舎です

        • 碧梧桐はいつ當麻寺に訪れたか?〜當麻寺紀行〜

        • 大正元年の碧梧桐一行による長野登山紀行が「層雲」に載ってました。 弟子の寒骨さんの文に、約束はしたが集合場所がなく、勘で碧先生を探した、という内容がありました。電話もメールもなしでよく合流できたなあ(い) NDLログインで読めます↓ https://dl.ndl.go.jp/pid/2325224/1/48

        • 「本と喫茶 夢中飛行」さんに行ってきました!みんなの好きが集まった空間、とてもよい刺激になりますね〜! シェア本棚の記事はこちら↓ https://note.com/hekigoto_info/n/n16f1513df6a5 テイクアウトでアップルパイをいただきました(や)

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        • 碧梧桐探訪舎拠点づくり計画
          2本

        記事

          企画展「週末文学室」に出品します

          記:いけだ 「週末文学室」という近代文学をテーマにした作品・資料の企画展が開催されます。 その企画展に、碧梧桐探訪舎も出品します。 主催さんはこちら! 日本近代文学を愉しむために、精力的に活動されている西さんです。 碧梧桐探訪舎から出品するものは、もちろん碧梧桐モチーフの作品です。 すでに販売も行っている以下2点です。 また、資料展示として、所有している三千里(初版)を持っていこうかと思います。 そして当日グッズ販売も行われます。 碧梧桐探訪舎からは、実際に展示を行

          企画展「週末文学室」に出品します

          碧梧桐探訪舎 夢の拠点実現に向けて第一歩 〜ゲストハウス開業合宿〜

          瀬戸内ダイアログビレッジの ゲストハウス経営合宿に碧梧桐探訪舎いけださんと参加してきました!レポ📷 記:まきしま 「ゲストハウス?って何?」 「いきなり何のお話?」となりそうな書き出しで失礼します。 平たくいうとゲストハウスは交流型の宿泊施設です。 そんなゲストハウスを経営したい合宿に参加してきたのは、碧梧桐探訪舎の拠点(アジト)を作ろう計画を形にするためでした。 というのも我々碧梧桐探訪舎、碧梧桐関連情報を追い、資料を集め、発信をSNSでぼちぼちしておりますが、決

          碧梧桐探訪舎 夢の拠点実現に向けて第一歩 〜ゲストハウス開業合宿〜

          碧梧桐探訪舎本拠地づくり計画———始動

          記:いけだ 探訪「舎」とか謳いながら拠点が決まっていなかった碧梧桐探訪舎。 このたび、拠点づくりをじわじわ開始しました。 といいますのも、先日、探訪舎メンバーのまきしまさんとこちらに参加して来ました。 余談ではございますが私の夢の話を。 このゲストハウスとはなんぞや?ですが、宿泊施設です。 外国での宿泊施設「ゲストハウス」は、バックパッカー向け安宿という感じがしますが、 日本における「ゲストハウス」は、旅人同士の交流型宿泊施設というイメージです。 大学時代に国内外一

          碧梧桐探訪舎本拠地づくり計画———始動

          養老の句碑と桃の木(3/20追記)

          記:やまもと 岐阜県の養老公園内には碧梧桐の句碑が2つあります。 そのうちの1つ、「明るくて桃の花に菜たねさしそふる」の近くには桃の木が植えられており、そろそろ開花かと思い3/4に見に行ったところ エ!? な なくなっている………!? あわてて近くのお店で聞いたところ、今年度は桜等かなり枯木を切っていたとのこと。 参考までに昨年の写真です↓ 倒木するのは危険ですから仕方がないとはいえ、句の内容とあった桃の木がなくなってしまったのは非常に残念で悲しい…… いつかまた桃の

          養老の句碑と桃の木(3/20追記)

          琴平の旅館跡

          記:やまもと 18きっぷ旅の途中、香川県の琴平で乗り換えの待ち時間ができたので下車して 駐車場を見にきました というのも、ここには碧梧桐の定宿であった旅館「すし駒(寿し駒)」さんがあったのです。 大正14年に揮毫された宿の名札と扁額のほか、軸も数本お持ちだったとのこと。(参考:佐々木正夫『新讃岐の文学散歩』四国新聞社,1998年) またこちらのブログ↓ を読むと、碧梧桐の扁額と虚子の扁額を一緒に見られたそう……!泊まりたかった……! 2013年頃までは営業されていた

          琴平の旅館跡

          3月8日はイタリアではミモザの日、ということで碧梧桐のミモーザの句をつい連想してしまいますね。 探訪舎のミモーザ句のポストカードはminneで販売中です!紹介の記事からどうぞ。(や) https://note.com/hekigoto_info/n/n710a9413edc8

          3月8日はイタリアではミモザの日、ということで碧梧桐のミモーザの句をつい連想してしまいますね。 探訪舎のミモーザ句のポストカードはminneで販売中です!紹介の記事からどうぞ。(や) https://note.com/hekigoto_info/n/n710a9413edc8

          シェア本棚Open!

          記:まきしま 3月に入り気候も春めいてきましたね。 本日は、碧梧桐探訪舎がシェア本棚Openいたしました!というご報告です! 埼玉県さいたま市大宮区にあるシェア本棚の「本と喫茶 夢中飛行」さんにて、河東碧梧桐関連書籍の閲覧と貸出ができる本棚を始めました。 《シェア本棚とは》 オーナー登録をした棚主が本棚の1スペースにオススメの本を置き、お店を訪れる方達に読んでもらったり貸し出ししたり販売したり…皆でシェアしながら運営するコミュニティ書店。 オーナーさん達各々の好きを詰め

          シェア本棚Open!

          碧梧桐の新居の場所を探せ!

          「水木が僕の家を見に来ない筈がない」と謎に言い張るくらい仲良し友人の水木氏に、ウキウキで新居を見せる碧梧桐。 知己や、俳句の面では離れて行ってしまった弟子たちからも出資を受けて(人徳ですね…)、昭和11年の秋、新しい家に住むことになりました。 このころの碧梧桐の文章やまわりの人々の文章を読むと、碧梧桐は相当この初めての持ち家が嬉しかったようで、浮かれています。 この新居を手に入れた数か月後に亡くなってしまう事実を知っている後年の我々は、このウキウキ碧梧桐の文章を読むたびに悲し

          碧梧桐の新居の場所を探せ!

          2つの名勝句集

          記:いけだ 先日、芦屋の虚子記念文学館に行きました。 碧梧桐とその周辺ばかり調べてるので、虚子まわりのお弟子さんのことはあまり知らず、四S聞いたことあるけれども!の状態だったのが、誓子と秋桜子(こっちがホトトギス抜け出す方)グループと、素十と青畝グループ(こっちが保守派)でまた分かれていくのね〜などという理解を得られました。 近代俳句界隈もややこしいですが勉強していかねば……。 その青畝展の展示品の中で目についた本がありました。 日本新名勝俳句……? この名前に見覚え

          2つの名勝句集

          CAFE OHZANのチョコラスクを頂きました!CAFE OHZANさんは以前秋田県でカフェを営業していましたが、そこが碧梧桐が滞在したことのある旧対川荘、その庭に碧梧桐の句碑が…!閉業後は私有地で、現在句碑は見られません。営業している時に伺いたかった歯痒い味です(美味しいです)

          CAFE OHZANのチョコラスクを頂きました!CAFE OHZANさんは以前秋田県でカフェを営業していましたが、そこが碧梧桐が滞在したことのある旧対川荘、その庭に碧梧桐の句碑が…!閉業後は私有地で、現在句碑は見られません。営業している時に伺いたかった歯痒い味です(美味しいです)

          碧梧桐俳句ポストカードvol.1 通販開始しました

          2023年の文フリ京都で頒布しました碧梧桐俳句ポストカード。 通販の準備ができましたのでご案内です。 通販サイト↓ 手に取りやすくてかわいい碧梧桐作品グッズがほしい!とnayuさんに相談させてもらったところ、ポストカードをご提案、デザインしていただきました。 定型の句から自由律、ルビ俳句に至るまで変遷した碧梧桐の俳句から4句を厳選しています。 商品内容 通販では4枚セットを販売いたします。 (イベントなどで対面で販売する場合は、1枚ずつ購入できます) 俳句 簡単な

          碧梧桐俳句ポストカードvol.1 通販開始しました

          神戸まちあるき ~苺摘みの場所まで~

          記:いけだ 先日の碧梧桐フォーラムで兵庫県に訪れた機に、神戸病院で入院している子規のために、看病に来た虚子と碧梧桐が苺を摘みに行くエピソードの場所を尋ねてみました。 ピンポイントの場所を探すのではなく、神戸病院の跡から苺摘みの場所の距離感を知るために歩いてみようという試みです。ぶらりまち歩きです。 こちらの論文を参考にしました。 寺島俊雄「子規と神戸病院」 神戸病院 上記論文によると、西本願寺別院(通称モダン寺)の近くに神戸病院があったようです。花隈駅のそばですね。

          神戸まちあるき ~苺摘みの場所まで~