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日日是好日vol.3: 感覚に従って手を動かしてみた

10月30日の夜,感覚に従って何も余計なことを考えずとりあえず手を動かしてみた結果,こんな立体造形ができた.

アルミホイルって面白い.

くしゃくしゃにするとより光沢感が出るのと同時に,強く丸めたり重ねていくことで立体感を作り出すことができる.

この立体造形は意識して作ったわけではない.

ただ自分の感覚に従って気の向くままに手を動かした結果できた.

不思議なことに,なにも考えずに感覚で手を動かす方が意外と面白い作品を作り出せることが多々ある.

この立体物を作り出すきっかけとなったのは以下のような流れだった.

初めはこのビリーアイリッシュのイラストを写真でも残しておきたいと思い,なにかビリーアイリッシュの世界観と似たような背景を使いたいと思った時に,近くにあったアルミホイルが目に入り「アルミホイル面白そう!」と思って,背景をクシャクシャにしたアルミホイルにしてみた.

撮れた写真はこんな感じ.

そこから,このクシャクシャにしたアルミホイルをそのまま捨てるのはもったいないと思い,自分の体が感じたままにアルミホイルで人間の形を作ってみた.

このとき私の頭に浮かんでいたのはハロウィンの前日ということもあって,ティムバートンの世界観と大好きなジャコメッティの彫刻作品である.

そうこうして,手を動かしているうちにできたのがこの立体物だった.

感じたことは,作品は作ろうと思ってアイディアを必死に頭の中で考え出して作り出すものではなく,感覚を大切にしてその瞬間に思い立った時こそ感覚に正直に従って手を動かしてみることで,面白い作品が出来上がるということだ.

私はこの文章もいつも何も考えずに頭に浮かんだ言葉をそのまま書いてみている.

それは少し勇気がいることだが,自分の頭の中を整理できるのと同時に意外と楽しいことでもある.

芸術作品とは,その一瞬一瞬に人間が感じた感覚を研ぎ澄まし手を動かして生まれた,時空を超えて視覚化されたものなのかもしれない.

本日も最後までお読みいただきありがとうございました.

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