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パートナーさんとの距離感.

以前こんなツイートしたのですが,今いるパートナーさんや,他の会社から来られているフリーエンジニアの方と会話していても,本当に距離が近いと感じるのです.別に強制しているわけではないので,非常によい文化であり,ありがたいなと感じています.

そこで,今回は弊社とパートナーさんとの関係性についてお伝えしようと思います.

これをよしとするかどうかは,会社や,フリーエンジニア個人の思いもあるので,「こうしたほうがよいよ!」というわけではありませんが.弊社としては「こうしたことでいいことあったよ!」というのを伝えたいです.

パートナーさんとは

端的に言いますと,フリーランス(個人事業主)もしくは他社の方のことです.

あ一定の契約期間をもって弊社と業務委託契約を締結し,弊社だけでは不足する部分を補い,決まった額を月単位でお支払いする形式になります.雇用契約を結んでいるわけではないので,一般的なサラリーマンが受ける各種制度はありません.

例えば,3ヶ月契約であれば,3ヶ月後に,お客さんから残ってほしいと言われていて,僕からパートナーさんにお願いしたとしても,契約を延長するメリットが本人になければ,そこでやめることも可能です.要望があればもちろん続けることも可能です.

自分が個人事業主として働いていた時を思いかえしてみても,ドライな関係性が割と一般的かなぁと感じています.

なぜパートナーさんが必要なのか?

5人で半年かかる仕事があり,弊社社員では4人のチームしか編成できなかったとします.お客さんとしてはスケジュールを遅らせることはできません.では4人で5人分のしごとをするのか?それだとただのブラックですね笑

そこで,1名弊社で個人事業主の方を募集します.お互い条件に満足した場合,先に述べた業務委託契約を結び,弊社の5人目のメンバーとして一緒に業務を遂行するのです.いわば傭兵ですね.

ちなみに弊社のパートナーさんは現時点で1名を除き全員個人事業主の方です.

正社員との差別化

先にも述べましたが,正社員とパートナーさんとの大きな違いは当然雇用関係にあります.なので,正社員にあり,パートナーさんにない制度は以下の通り.

・雇用保険
・社会保険
・厚生年金
・福利厚生
・税金控除
・各種手当

制度以外でパートナーさんにないものが以下.

・売上の保証

逆に正社員になくてパートナーさんにあるものが以下.

・リスク分含む売上
・契約期間による自由な労働

なので,弊社に限って言えば,比較的,他社に比べると正社員のメリットのほうが大きく感じますね.

現場での助け合いから技術交流

SESで働いている人にとっては当たり前ですが,業務にあたるチームにはさまざまな人がいます.その中に,弊社の社員,パートナーさんもいるわけです.ただし,顧客から見た場合,社員もパートナーさんも関係なく,「チームコードベリー」となるわけですね.そんなこと知らんがな.というパートナーさんもいるし,それも個人事業主としては理解できるので,悪いとは思っていません.

ただ,弊社のパートナーさんは弊社社員の成長をサポートしてくれたり,技術的に不足してる部分を補ってもくれます.

「ここはこうしたほうがいいよ.」「あれ.そこへんじゃね?」「PRだすまえにちょっとみてもらっていい?」みたいのが正社員,パートナーさんとの間でやりとりされるのです.

たまにランチタイムに技術的な話題で盛り上がるケースもあるほどに.

勉強会への参加

1人だとどうしてもアウトプットするちょうどよい場を探すのが難しい.パブリックな勉強会などで登壇するのは少し敷居が高い.かといって,会社に属していないので,ほどよくアウトプットする場ない.なのでありがたい.という理由から,弊社内部でやる勉強会に参加してくれたり,起ち上げに協力してくれたりします.

以前,弊社COO牧野がこんなことを言っていました.

個人事業主だと1人なのであきてくる.1人でできることの限界がある.

僕も個人事業主の期間が10年ほどあり,本当にその通りだと思っていて,こういった個人事業主の根本的な悩みみたいな部分にも寄り添えているのかなぁなんて感じています.

懇親会含むイベントへの参加

最近は自粛要請もあるので懇親会は中止していますが,2ヶ月に1回は正社員とパートナーさんも交え懇親会を開いています.なかなか高い参加率でありがたいと思っています.年に1回の忘年会もみなさん楽しんでくださっています.

他にも不定期ですが,ビリヤード,将棋など,集まってワイワイやります.こういった交流の中で,ポロッと仕事に対する要望だったり,満足していると部分だったりが聞けたりするんですよね.

古臭い考え方なのかもしれませんが,僕は,どうせ一緒に働くなら,仲良く楽しく働いたほうがよいと思っています.そうなる可能性を高める施策があるなら,会社としてどんどんやりたいです.

なぜこの状況を作れたのか?

これだけよい関係性が築けているのは単純に運がよかっただけではないと思っています.経営の為もそうですが,弊社のミッションでもある「エンジニアの価値を高める」を実現するため,僕は常に真摯に対応してきた自負があります.

また,営業が間にはいることがないので,技術的なことも含めた情報に欠落がありません.これも信頼関係を得られたひとつの理由だと考えています.

よくあるパターンとしては,現場に参画が確定した以降は放置ですね.

請求のタイミングでメールのやり取りが発生する程度です.結果,営業の方は現場状況も把握できず,当然会話しても理解できず,不満を抱えたエンジニアの要望に応えられず契約が終わる.

これからの関係性

はじめに述べた「差別化」の部分は大事だと思っています.ただ,そこ以外で疎外感を作る必要はないですし,弊社単体では達成しにくいことも多々ありますので,これからも,今のパートナーさんとの距離感は大事にし,お互いに助け合いながら成長できる環境を作っていきたいと思っています.

仲良くさせて頂いている社長さんも言っていたのですが,パートナーさんの成長もあってこその会社の成長だと思っています.その為に会社としてできることは対応していかないといけない.

会社としての組織の強み,個人事業主としての個の強み,それぞれを活かしながら,ときに融合させ大きな力を引き出せる経営をしていきたいと感じています.

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