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長く楽しめる趣味の種(後編)


前回、家族で長く楽しめるスポーツをなるべく多くやるようにしているという話を書いた。


前の記事で挙げたスポーツの他にも、子どもたちと一緒に長く楽しめたらと考えているアクティビティが色々ある。

昨年秋に初めて家族でテニスをしたと前回書いた。
群馬に旅行し、1泊は水上高原ホテル200というホテルに泊まった時にやったのだった。

ここは谷川岳の近く、夏はゴルフ場、冬はスキー場となる施設に併設されているホテル。
水上温泉駅や上毛高原駅から無料送迎バスが出ているため、標高が高いのに車がない我が家にとってはアクセス面で魅力的。
昨年秋は高崎からSLで行った。
ゴルフやスキー以外にも夏はツリートレッキング、テニス、パターゴルフ、冬はスノーモービルや犬ぞりなどがオプションでできる。
ホテル内でビリヤードや卓球などが楽しめる。

この春休み、家族で再訪してシーズン終了間際のスキーをした。

建物はバブルの遺産という感じで雰囲気は満点とは言い難いが、子連れウェルカムなサービス体制。客も冬はほぼ皆家族連れなので気も使わなくてよかった。
この冬はホテルとスキー場一帯がポケモンとコラボしていて子どもらご機嫌。

ポケモンのツリー。子どもら、テレビ見てないのに、キャラの名前をたくさん知ってるの不思議。


シーズン終わりで雪はシャバシャバで少なく、一部のコースしか開放されていなかったのでスキー自体は存分には楽しめなかった。

けれど次女をスクールに行かせられたので、少しだけど4人で一緒に滑ることに成功。

本人の意思とは関係なくスクールにぶち込んだ。着いていけてたのでよかった(けど来シーズンもう一度かな)

夜は秋に来た時もやったビリヤード🎱。
夫も私もあまり経験がなく、ルールを皆で覚えながらやれて良い。

前回は卓球もやった。
卓球は過去に何度か旅行先でやったことがあるので長女も慣れてきている。
学童でもたまにやるみたいなので、少しずつ上達していけたらよさそう。

この他、家族でやってみたいアクティビティとしてはマリンスポーツがある。
私個人的には20代の頃サーフィンをやっていた時期があり、海も好きなのだが、夫はあまり海が好きではない。
でも子どもたちが泳げるようになったら旅行先でダイビングやシュノーケリングをしたい願望がある。

我が家には車がなく、夫も私もアウトドア派ではないため、屋外で体を動かすアクティビティに子どもたちを連れ出すことが少ない。

長女の同級生にはサッカー 野球 バスケなどのチームスポーツを始めている子も多いが、夫も私も体育会系のノリが好きでないこともあり、うちの子供たちには積極的にやらせようと誘導はしていない。

夫も私も運動神経はいい方だ。
小学生時代、低学年の頃は二人ともスイミングをやっていた。高学年の頃は夫はサッカー、私はバスケ。
中高も二人とも運動部だった。
けれど部活にそれほど思い入れがなく、当時もそれほど燃えていなかった。
人と競うのに元々興味がないのだと思う。その点夫と気が合うと感じる部分が多い。
夫は特に部活特有の熱血、スポ根、みたいなのが嫌いで甲子園で盛り上がる人達を冷めた目で見ている。

私たちが子ども時代は特に、
スポーツ=競争
スポーツ=部活

という前提が世の中全体にあったと思う。
地方だと特に、部活で文化部は盛んでなく、
運動部に入ってなんぼ、
文化部入るのはコミュ障のオタク、
サッカーや野球をやる男子が一番強い、
みたいな風潮があった。
そういう考えにうちの子供たちには縛られてほしくない。

長女も次女も今のところ運動は得意なようだ。
長女が通っている民間学童では月一でヨガアスレティックトレーニング(プロの体育指導者が、走り方や体の使い方を指導)、護身術などのクラスがあるのがありがたい。
民間学童の経営者の方も、低学年のうちから一つのスポーツをガッツリやるより、色々な運動をさせる方がいいという考えで、私たちの方針と合っている。
特にヨガは本人も好きだし、私と一緒に家で動画を見てやることもあるし、この年齢ですでに瞑想が日常にあるのも良いと思う。

今この記事を書きながら思い出したことだが、今私はテニスに興味があるのに中高時代なぜテニス部を選ばなかったのか。
中学のテニス部は
・人気が高く部員が多いので、コートを使えたりレギュラーになれる人はごく一部
・1年のうちはほぼずっと素振りと玉拾い
という点がネックだった。
高校のテニス部は練習場所はふんだんにあったが、部活の日数が多く練習がキツく、部員と四六時中一緒に行動するのがつらそうだった。
テニス自体はやりたかったのに、テニス部は嫌だったのだ。

最近は柔道などで、小中学生のスポーツや部活の勝負偏重主義を是正しようという動きが出ていてとても良いと感じる。

体力向上を目的とした「ゆる部活」を導入する学校が増えているのも良い傾向だと思う。

このように様々な選択肢がある時代に生きている我が子たちが羨ましい。
部活以外に様々な形でスポーツは楽しめるのだと小さいうちに実感してもらいたい。

大人になってから本人が何を選ぶかは自由だし、チームスポーツの部活もやりたくなったらやればいい。
もしかしたら今後、子どもたちが何かチームスポーツをやるようになりレギュラーになれなかったりして「もっと小さい頃から始めておきたかった」と恨まれることがあるかもしれない。

それでも私は、少なくとも今のところは、この方針は悪くないと思っている。

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