へるにゃん

へるにゃんです。

へるにゃん

へるにゃんです。

最近の記事

ダーンタフの靴下

登山の三種の神器と言えば、登山靴・ザック・レインウェア。そのうち登山靴については靴下とのセットで語られるべきだと思っている。靴下は地味な存在だけど登山で酷使され続ける足先と登山靴の仲立ちを担い、足周りを保護する重要なウェアである。靴下の違いで快適性も大きく変わってくる。ひいては山行の疲労度にも差が出てくるので登山靴のおまけと思わずしっかりとしたものを選びたい。 そして歩けば歩くほどすり減り続けるソールと同様に、靴下もまた寿命の短い消耗品でもある。自分は月に100kmほど山を

    • 2023年 今年買ってよかったもの

       今年も早いもので気付けば残すところあと数日。例年にもましてWebにべったりにも拘わらず骨折登山の記事も中途半端にしたままほったらかしだし、ヤマレコも数えるほどしか山行記録を公開できていない。実はmy new gear… したものも結構あるのにTwitterにすらつぶやいていない始末だ。 さぼりすぎにも程があるので今回は年末によく見る「買って良かったもの」の話題でお茶を濁そうと思う。 1.BenQ Wit LED アイケアデスクライト堂々の一位はBenQのデスクライト。2,

      • Xbox Design Labでオーダーしたコントローラーが故障したので交換してもらった

        前書き Microsoftは2022年6月よりXboxワイヤレスコントローラー(箱コン)のデザインをセミオーダーできるサービス、Xbox Design Labを日本でも開始した。現在は上位機種のElite ワイヤレスコントローラーシリーズ2もオーダー可能になっている。 2022年と言えば為替の乱高下をはじめ、様々な物価の値上げ著しい年だったが、その影響を受ける前に自分も展開の2ヶ月後にはカスタムしたコントローラーを手にしていた。 以前はブロック崩しから田舎のバス停で休

        • ▱鎖骨骨折記18日目 4/22、23 登山再開

          4/22 天気も悪くこの日も無為に過ごす。起き抜けの調子が良くなってきたし、首筋のつっぱりも徐々に緩和されてきた。 しかし右肩側面の(僧帽筋?)の痛みや切開した部分のしびれのような痛みは継続している。触るのも怖い。 この折れた方の腕を多少なりとも動かしていく方が良いのか、大人しくした方がいいのか、細かく主治医に訊くべきだった。 この日はあまり眠れなかった。睡眠時間がめちゃくちゃになっている。いい加減右腕で物事が行えないことにストレスが溜まってきたようだ。 4/23 登山再

        ダーンタフの靴下

          ▱鎖骨骨折記16日目 4/20、21 自主リハビリ アームホルダー導入

          4/20 寝相が悪かったのか胸や肩が痛い。朝食後再び床に就いた。 午後も無為に過ごす。気温が低く活性が鈍っているのか。早くこの痛みと違和感から脱したい。 4/21 リハビリに家の周りを20kmほど歩く。調子は今一つで肩が抜けそうな感覚と肩の一部が固定されていて動かしづらい気持ちの悪さにに終始悩まされる。 が、骨折直後と同様患部を動かさないように意識すれば後はいつも通り。やはり身体を動かすと多少なりとも気が紛れるのでリハビリは継続せねばと思う。いい加減プレートの入った身体

          ▱鎖骨骨折記16日目 4/20、21 自主リハビリ アームホルダー導入

          ▱鎖骨骨折記14日目 4/18,19 抜糸

          4/18 胸、肩が痛く起き抜けに小一時間かけた。 比較的活動はできたが、この日は気圧が低いのと常に感じる痛みで抑鬱状態に近い気分が続く。横になりながらこの痛みが無くなるのは何時になるのだろうと考える。 夕方から昼寝と称し風呂にも入らず朝まで寝ていた。 4/19 通院日 かなり寝つきが良く、4時頃起きるつもりが7時まで寝てしまっていた。長く寝たが寝返りも打てていないので身体が強張っていて満足な睡眠をとったという感覚にはやや遠い。起き上がるための痛みもある事から寝てしまうこ

          ▱鎖骨骨折記14日目 4/18,19 抜糸

          ▱鎖骨骨折記12日目 4/17 自主リハビリ開始

          比較的良い目覚め。ただし起き上がりにはやはり時間を要す。毎朝これでは気が滅入るが起きなければ何も始まらないためルーチンの一つとして我慢せざるを得ない。 今朝もややぼんやりとして思考がまとまらない。デカフェでない紅茶を3杯飲んだが目がさえず結局またベッドへ。2時間半ほど寝直した。夢見はさして悪くない。会社で温泉にいく夢だった。そしてまた起き上がりは格闘である。 午後もだらだらと無為に過ごす。天気も思った以上に良くなく気温も低い。 それにしても食欲は絶えずあるためそちらが気がか

          ▱鎖骨骨折記12日目 4/17 自主リハビリ開始

          ▱鎖骨骨折記9日目 4/14~16

          4/14 退院して最初の朝は8時過ぎに起きた。食欲あり。 朝食後すぐに眠気を覚え13時前まで睡眠。薬が効いているのか、回復に体力を要しているのかは判らない。とにかく寝ている間は意識が完全に欠落しているようで雑感がない。気味悪くすらあるが余計な思考は体調が許してくれない。 昼食は軽い菓子パンとデカフェの紅茶にした。朝の薬が効いているのか痛みがさほど強くないため昼食後の薬は飲まずにいた。 必要最小限の仕事をして後は夕方までのろのろと雑事をしつつ過ごす。といっても微熱と気怠さから

          ▱鎖骨骨折記9日目 4/14~16

          ▱鎖骨骨折記8日目 4/13 退院日

          結局朝までほとんど座った状態で過ごした。薬が効いているうちは大分楽だが、それでも体を動かそうとすると袈裟斬りにされたような痛みが走る。 夜中、ベッドのリクライニングのリモコンや尿瓶へ手を伸ばすのにも苦労した。ナースコールですら手が届かず気がどうにかなりそうだった。 スマホを持つのもだるいし、途中で充電が切れてしまう。無用の長物をベッドの隅に押しやり、文庫本やPCで時間が潰したかった。しかし貴重品を入れた棚は遠く到底手が届きそうにない。熱は38度台をうろうろし管だらけの体でもが

          ▱鎖骨骨折記8日目 4/13 退院日

          ▱鎖骨骨折記7日目 4/12 手術日

          手術日の朝を迎えた。 6時の回診で熱や血圧を測られるが寝不足でなすがままだった。うとうとしながら過ごす。 手術は14時からだが朝から物を口にできない。病院や手術の時間によっては朝食とそのあとしばらくは食べることができるらしいが今回は昼前に始まった点滴が翌朝までその代わりとなった。 術衣に着替え、歩いて手術室へ向かう。麻酔医に迎えられ挨拶をする。部屋に上がる際、ここまで履いてきた上履きはどうなるのだろうというどうでもいい事を心配した。 手術台に横になるや否や、バイタルを付け

          ▱鎖骨骨折記7日目 4/12 手術日

          ▱鎖骨骨折記6日目 4/11 入院日

          11時に入院手続きをして病室に入る。コロナの結果連絡がこなかったので陰性だったのだろう。 費用面の事を考えたのと、高々2泊か3泊なので一般の相部屋にしたら窓側のベッドを使っている老人が気障りですぐに失敗を悟った。心配性の奥さんが引っ切り無しに電話をかけてくるのだが、何々の電池交換の仕方がどうだとか、実にしょうもない内容ばかりなのだ。時代錯誤の亭主関白の極みのような会話を聞かされるのは御免だ。それに看護師への態度も横柄だった。これはもう片方の窓際の老人も同じだった。偉そうにする

          ▱鎖骨骨折記6日目 4/11 入院日

          ▱鎖骨骨折記5日目 4/10 入院準備

          痛みであまり眠れなかった。 だらだらと昼過ぎからパッキングをする。もちろん入院のためのものだ。 出張でも山の時でもそうだが泊まりや風呂が絡むとあれこれと考えるのが面倒になって途端にパッキングのスピードが落ちる。山岳部時代は大きな山行ごとに山行計画書を作成し、その中にあった装備品のチェックリストを利用していたのだが、一人で歩く今は全部頭の中だ。風呂上りの段になって下着を忘れたことに気付き下半身とズボンの触れ合いを楽しみながら帰るなどしょっちゅうである。 いい加減持ち物リストを

          ▱鎖骨骨折記5日目 4/10 入院準備

          ▱鎖骨骨折記4日目 4/9 クラビクルバンドⅡ改造

          横になって寝られない 不便さが増した暮らしを改善すべく色々と工夫をしている。 横になって寝ると起きた時に体が裂けるような痛みに見舞われるので座って寝ているが、壁に背を預けていると当然背中が痛くなってくる。これは登山用のマットを背当てにすることで解決した。 ちなみに起きた後、身を捩らせてベッドから下りるのも時間が掛かる。仰向けの状態から起き上がる方が遥かに時間と勇気が要るのでこれは我慢することにした、手術すれば解消するだろうと楽観して。 拷問のクラビクルバンドⅡ装着 身延

          ▱鎖骨骨折記4日目 4/9 クラビクルバンドⅡ改造

          ▱鎖骨骨折記3日目 4/8 紹介先の病院へ

          紹介先の病院へ行く。 初診という事もありさんざん待たされた。朝一番に病院に着いたが診察が始まったのは時計の短針がてっぺんに届きかけた頃だった。予約票を何度も見直したし、一度は受付に確認にも行った。待合室は殺伐としていた。何故ならば自分の前後で痺れを切らし受付に怒鳴り込む老人が2人もいたからだ。この状況を見ても病院に対する不安を覚える余裕はなかった。何のことはない、山日記を書くのを忘れていたからである。 診察とCTの後診断結果を告げられた。右鎖骨遠位端骨折というらしい。意味は

          ▱鎖骨骨折記3日目 4/8 紹介先の病院へ

          ▱鎖骨骨折記2日目 4/7 整形外科診察

          身延で診断書を書いてもらったので近場の整形外科を探す。 手術が怖いので保存療法を推している病院、それに通院が楽そうで先生が優しいという所に行ってみるとシャッターが閉まっている。通りがかった人がその病院はいつ開くか分からないと吐き捨てるように言う。シャッターの隅に小さく貼り紙がしてあり院内でコロナ感染者が出たため当面の間休むと書いてあった。 仕方ないので第二候補だったかかりつけの病院に行く。少し遠いがここも先生が優しいのだ。保存療法も院のホームページで紹介している。結局余計な遠

          ▱鎖骨骨折記2日目 4/7 整形外科診察

          ▱鎖骨骨折記1日目 4/6 三石山にて骨折

          その日は朝から嫌なことが続いていた。 4月6日、身延へ登山に出掛けた。三石山から思親山を縦走して春の妖精カイコバイモ(甲斐小貝母)を見るのが目的だ。下山後は身延に逗留、翌日は毛無山に上がって精進湖辺りに下りてくる予定だった。 このルートには不安要素がいくつもあった。縦走するとそれなりの長さになる事、癖の強そうな未整備区間がある事、ゆえに下山予定が読めない事、そして戻りの身延線の本数が少ない事だった。この手の心配は歩き始めればすぐに忘れてしまう質のものだ。心配を軽減するには早

          ▱鎖骨骨折記1日目 4/6 三石山にて骨折