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修正テープ

今回は,前回の記事「校正ゲラと赤ペン」でちらっと紹介した修正テープのお話です。

使える修正テープ

正ゲラには基本的にフリクションを使わず,発色の良い(紙面上の他の色に埋もれにくい)赤ペンを使うため,修正テープは必需品です。

使える修正テープは以下の2点で判断します。

① 1ミリ以下の細い線を消せるか。

② テープの上からきれいに書き直せるか。


②のほうは,どの修正テープもだいたいきれいに書けるかと思うのですが,①のほうは商品によって差が結構あります。

「細い線を消す」ためには,テープの幅が細ければよいわけではありません。(だいたいテープ幅は5mm前後なので)

修正テープを1mm引いたときに,きれいに切れるかどうかです。

コンビニのものは,これまでうまくいったことがあまりありません。

会社ではアスクルで文具品を注文していますが,以下の商品をずっと使っています。これが非常によいです。

プラス 修正テープ ホワイパープッシュプル 5mm

現在は「注文できません」となっているので,もしかしたら生産が終わっているのでしょうか…?
会社には在庫がまだあるのですが,尽きてしまうと困ります。

実際に消してみる

それでは,実際に消してみます。

まずは赤字の入ったゲラがこちら ↓↓

*ゲラの中身はダミーです。

この赤字を消してみます。
こちら ↓↓

拡大して見るとわかるかと思いますが,修正テープで引き出し線もきれいに消せています。
他の文字にかかることなく,消せています。

このように細い線を消す場合は,ゲラを90度回転させて,1ミリずつ縦に消していく作業になります。

通常の使い方のように,びーーっと消すわけではありません。

面倒ですが,これもすべては「見やすいゲラを作るため(組版オペレーターのため)」ということになります。

以上,短いですが本日は修正テープのお話でした。

★★こちらの記事もご覧ください★★


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