駄・随筆 第三回「レモネード」

メンバーから雑なテーマを貰い、そのことについて徒然なるままに駄弁り散らす。それが「駄・随筆」。

第三回「レモネード」。

こんちは、ヤマモトです。レモネードって、夏っぽい気がしません?別に年中飲めるし、なんなら僕は年中飲んでる方なんですけど、不思議と「夏!」って感じがしますね。

え、しない?

いや、するよ。だって「普通の女の子」と「レモネードを持って、ノースリーヴのワンピースを着て、麦藁帽子を被って、入道雲そびえるカンカン照りの青空の下、電信柱に寄ってこっちを向いて微笑みかけるショートヘアのかわいい女の子」だったら、レモネードを持っている方が夏っぽいでしょ?ほらね。

レモネードの甘酸っぱいっていうフレーバーが夏を感じさせるのかもしれないですね。もっと言えば、レモネードってほのかに苦みもありますね。なるほど。甘い&酸っぱい&ほのかに苦いのが夏なのか。フゥーウッ、アオハルゥ!

あとはあれだ。夏祭りの出店でありますよね、レモネード。キンキンに冷えた原液にスライスしたレモンを入れてたっぷり氷ぶっこんで、「本格!」とか言って売ってました。懐かしいです、天竜川の堤防沿いで行われる地元の花火大会。夏祭りのレモネードも他の出店の例に漏れず、ちと高めの値段設定で売ってて、学生身分(で、貧乏性)の僕は多少渋りながらもその青春ビヴァレッジを買っていた気がします。

なるほど、書いていて気づかされました。夏祭りの出店が通常よりも少し高く売っていたのは、「夏であることの付加価値」だったのか。あのレモネードは「本体価格+夏を感じる税」の値段で売られていたのか。実際、出店での超高額購買で「夏っぽい」って感じますもんね。そう思えば夏祭りもフルで楽しめそう。てか、そう思わなければ夏祭りをフルで楽しめない人間だったのか、僕は。哀しい。なんだか、ほのかに苦みを感じます。

そんな感じ。よい夏を。ばいばい。

LEMONADE / I Don't Like Mondays.


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