地方都市・岩手盛岡に、強烈な異彩を。「HERALBONY GALLERY」誕生。
なぜヘラルボニーは、岩手本社にこだわるのでしょうか。
なぜ東京ではなく盛岡にギャラリーを構えるのでしょうか。
ヘラルボニーがキュレーションするアートには、思想が詰まっている。その思想は、東北を超える、東京を超える、それは、世界に浸透していく。障害のある作家の美意識を、「岩手目線」ではなく「世界目線」で捉え直してみる。
それは、地方だから勝負できる世界。
それは、障害だから勝負できる世界。
この場所は福祉施設をカルチャー化させる「アートローカルハブ」である。
2021年4月25日。
ヘラルボニー誕生の地・岩手県に、新たに日本全国の障害のあるアーティストの作品を披露する「HERALBONY ART GALLERY（ヘラルボニー ギャラリー）」がいよいよオープンする。世界に通じる実力を持った日本全国の作家を、岩手から発信していく。地元に根差しながら、遠くの射程を構える「HERALBONY GALLERY」の幕開けを、是非目撃してください。
なぜ地方都市・岩手盛岡に、ギャラリーなのか？
ヘラルボニーは、岩手県出身の双子松田崇也・文登に、自閉症の兄がいたことから誕生しました。私たちと同じように当たり前に毎日を過ごしている彼らが、「可哀想」と言われるのは絶対におかしい。
そう信じて、知的障害のあるアーティストの作品を通じて、「障害」という言葉に付着した「欠落」のイメージを変革するための挑戦を始めました。以来、東京と岩手、そして今年から名古屋が加わり、３つの地域で「異彩を放つ」活動をしています。
そして今回、ヘラルボニーとして初めてアートギャラリーをオープンするに当たり、その拠点を「岩手」に持つことに強くこだわりました。
岩手からスタートしたというアイデンティティを忘れずにいたいことはもちろん、「ヘラルボニーとして岩手や盛岡を大切にし続けていきたい」というメッセージでもあります。
「地方だからできない」のではなく「地方でも新しいものを作りあげられる」のだと、あえてローカルから発信することに意味があるはずです。
「障害のあるアーティストのクリエイティブエージェンシーが岩手・盛岡にある」と世間に認知されることを目指していきつつも、「地方でも新しいものを作りあげられる」ということを体現していきたいと思っています。
「Makuake」にて思想に共鳴いただいた応援者を募るプロジェクトが始動！
ヘラルボニーの新たな挑戦の「幕開け」と共に、ギャラリーのはじまりを一緒に盛り上げてくださるサポーターを募るため、応援購入サービス「Makuake」にて本日プロジェクトをスタートいたしました。
今回応援いただいた金額は、ギャラリーの設備投資と運営に充てる予定です。ヘラルボニーがここまで来ることができたのは、ヘラルボニーの挑戦に共感し日々ご協力頂いている作家さん達とその周囲にいる家族をはじめとした人達の存在と福祉施設のみなさま、そして、ヘラルボニーのミッションに共感し、共創して頂いている皆様のおかげです。
その方々と一丸となって、ギャラリーを育ていくためのプロジェクトを発足します。
プロジェクトのスケジュール
4月16日：プロジェクト公開
4月24日：プレオープンイベント開催
4月25日：HERALBONY ART GALLERY
4月下旬：木村全彦（アトリエやっほぅ！）企画展開催
5月16日：プロジェクト終了
5月下旬〜6月：リターンのお届け
リターン品は、ここだけのヘラルボニープロダクトが勢揃い。
リターン品などの詳細は、下記にてご確認くださいませ。
こけら落としは日本の代表8人選出｜木村全彦の原画展
強い筆圧でぐいぐい。キュニキュニと呼ばれる独特の楔型模様を編み出した。そのため、絵には奥行、立体感が生まれる。絵の題材は動物から静物画まで様々だが、どの作品も彼独特の画風で異彩を放っている。作品は国内外で評価されるが、本人は外界の雑音には無頓着。
「HERALBONY GALLERY」の記念すべきスタートを飾るのは、初となる企画展示は、アトリエやっほう！！（京都）に所属する木村全彦です。
木村は国内外の数々のアール・ブリュットの展示で10年以上高い評価を得続けています。高い彩度であらゆる色彩を繰り出し、明度のコントロールと、彼が独自に生み出した楔模様の筆致によって、確かな空間表現を実現している作品群は、時に爽やかで時に情熱的です。全11点の作品郡を、採光が美しい当空間で心ゆくまでお楽しみください。
企画展概要
会期：2021年4月25日（日）〜 6月13日（日）予定
開館時間：12:00-19:00（平日）11:00-19:00（土日祝）
休館日：水曜日、木曜日
会場：HERALBONY GALLERY
住所｜岩手県盛岡市開運橋通2-38 @HOMEDELUXビル 4F
主催：株式会社ヘラルボニー
協力：アトリエやっほぅ!!
「才能は披露してはじめて才能になる」。
自分たちから率先して日本全国のアーティスト達の力を借りながら、伝えていくことで、可能性や選択肢が広がっていくと信じています。私たちがオープンするギャラリーは、「世の中にある様々な障壁を取り除いていく場所」でありたい。そう強く思います。
「あの場所で、あのとき出会ったアートが、わたしの障害のイメージを変えた」と、10年先、50年先、100年先のふるさとで語られるような、そんな物語の最初の１ページが、ここからはじまることを信じています。
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