五月病とは？

新生活への緊張がほぐれ、ゴールデンウィーク明け頃に訪れる
心身の不調を指します。
学生や新入社員だけでなく、多くの人が経験する
ポピュラーな現象ですが、放置すると深刻な問題に
発展する可能性もあります。

五月病の原因

五月病は、主に以下の3つの要因が
複合的に作用して起こると考えられています。

環境変化によるストレス:
新しい環境への適応、人間関係の構築
生活リズムの変化などが主なストレス要因となります。

日々のストレスや疲労:
仕事や学業のプレッシャー、人間関係の悩み、経済的な不安など、
日常的に抱えるストレスや疲労が蓄積し
五月病の発症リスクを高めます。

性格や考え方:
真面目で責任感が強い人、完璧主義者
周囲の評価を気にしすぎる人などは
ストレスを受けやすく、五月病になりやすい傾向があります。

五月病の症状

五月病の症状は人によって様々ですが、主な症状は以下の通りです。

気分の落ち込み:
無気力、やる気が出ない、憂鬱などの症状が現れます。

体調不良:
頭痛、腹痛、倦怠感、不眠などの症状が現れます。

集中力の低下:
仕事や学業に集中できない、ミスが増えるなどの症状が現れます。

イライラ:
些細なことでイライラしたり、怒りっぽくなったりします。

食欲不振:
食欲が落ち、体重が減るなどの症状が現れます。

これらの症状が2週間以上続く場合は、五月病の可能性があります。

東洋医学における五月病：

肝の失調から生じる心身の不調

五月病は、新生活への緊張がほぐれ、ゴールデンウィーク明け頃に訪れる心身の不調として知られています。現代医学では、主に適応障害と診断されますが、東洋医学では、「肝」の失調が深く関わると考えられています。

五月病と五行論・五臓