ダイダラボッチ
むかしむかしダイダラボッチという大きな 怪物がおりました。
ダイダラボッチが 笑えば お日様も くもさんも 笑う
ダイダラボッチが泣けば あめさんも泣く くろぐもさんも泣く。
だがダイダラボッチはみんなのことを考えてくれるやさしい怪物だったのです。
ダイダラボッチの趣味は、おすもうです。
今日も、ドスコイドスコイ音がします。
足をふんばって山を倒そうとしています。
ダイダラボッチがおした山が崩れました。山が崩れるところを見てみると、1けん家が建っていました。
ダイダラボッチは山をおさえたが、もうくずれそうです。
仕方がないので、家を遠くへ移動させました。
山はくずれたが家は大丈夫なので安心しました。
それからは、すもうをしなくなりました。
今、ダイダラボッチの趣味は岩や山に絵をかくことです。
わけは岩や山が虹色になって虹色の山や岩の森になって、みんながよろこんでもらいたいからだ。
おしまい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?