ヤドカリ

日々あたまに浮かぶあれこれを綴ります。 長野在住。 ヤドカリのようにインドアも好きです…

ヤドカリ

日々あたまに浮かぶあれこれを綴ります。 長野在住。 ヤドカリのようにインドアも好きですが、アウトドアも好き。

最近の記事

会話から始まる優しさのバトン

私の住む地域では、日常的に温泉に入る文化がある。地域の公共浴場がそこかしこにあり、そこには温泉が流れ込んでいて、たらいを片手に近所の人が入りに行く、というのが日常風景。我が家の息子は生後2ヶ月にして温泉デビューしており、東京に住む友人からは羨まれる環境だ。 息子も成長し、約一年以上も温泉に通っているため、近所のおばさま方とも顔見知りでよく可愛がってもらっている。お風呂場では比較的落ち着いている息子だが、最近は私が身体を洗っている間につまらなくなり、ぐずって大声を出したり、動

    • "悲しみよ こんにちは"で測る自分の成長

      言わずと知れた名作、"悲しみよ こんにちは"。 読書好き、文学好きではあるものの、なぜかこの本は食わず嫌いをして、読まないまま30歳を過ぎていた。 食わず嫌いの理由、それは勝手なイメージで、女性性が強そうだから。 ガーリー、ピンク、レース、ピンヒール…等々とは対極(とまでは言わずとも)にあった自分には合わない作家だと思い、手に取ることはなかった。 実際、文庫版の本編後に記載されいてる小池真理子氏の解説を読むと、小池氏が青春時代を過ごした1960年代末の様子として、以下の記

      • 新生活を機に、日々の習慣を考える

        サラリーマンとして働いてきて10年弱が経ったが、しばらく仕事をお休みすることになった。 在宅勤務はほぼ無い職種だったため、毎日ドタバタと出社し、帰宅後はとりあえず洗濯物をドサっと取り込み、一品料理を作り、動画を観ながら食べているといつの間にやら眠くなり、布団へ…という生活パターンが続いていた。時間があれば読書をしたい、映画を見たい、凝った料理だって作りたい、新しい勉強もしたい、と、忙しさを言い訳に手が回っていないことが多かった。本当にやる気があるなら、時間は生み出せていたのだ

        • 日常に冒険を取り入れる小さな工夫

          旅に出なくなり、どれほどの時間が経ったのだろう。 数年前までは、仕事でもプライベートでも、月に何度も新幹線に乗り国内を移動していた。大型連休ともなれば、高いフライト代に頭を抱えながらも海外旅行を計画し、帰国してからは「次はどこへ行こうか?」と、新たな旅を考えるのが楽しみであり、仕事へのモチベーションにも繋がっていた。 旅のわくわく感、高揚感は日常では得られない。 文字通り日常とは異なる地に身を置くことで、解放感があり、知らない道を歩き、知らない料理を五感で味わう、その未知

        会話から始まる優しさのバトン