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新生活を機に、日々の習慣を考える

サラリーマンとして働いてきて10年弱が経ったが、しばらく仕事をお休みすることになった。
在宅勤務はほぼ無い職種だったため、毎日ドタバタと出社し、帰宅後はとりあえず洗濯物をドサっと取り込み、一品料理を作り、動画を観ながら食べているといつの間にやら眠くなり、布団へ…という生活パターンが続いていた。時間があれば読書をしたい、映画を見たい、凝った料理だって作りたい、新しい勉強もしたい、と、忙しさを言い訳に手が回っていないことが多かった。本当にやる気があるなら、時間は生み出せていたのだろうが。

仕事を休むことになった今、生活は一転し、人に時間を縛られることは無くなった。
「時間があれば…」などと、これまでのような言い訳はできない状況だ。

新生活を送るにあたり、生活のリズムをどう整えようか、どのようなルーティン/習慣を身につけようかと考えた。ただし、習慣ばかりで同じ暮らしを続けるのも張りがなく、飽きそうだ。

ちょうど「習慣」について考えていたところ、佐々木典士(ささきふみお)著の"ぼくたちは習慣で、できている。"を見つけた。しばらく前に夫が購入し、本棚に並んでいたものだ。自分が「習慣」について考えるまで、目に入ってこなかったのだから不思議。必要な今だからこそ、背表紙のワードが目に飛び込んできたのだろう。

結果、今このときに読んで良かった本であった。

これを読んだから、今すぐにやりたいことが習慣化でき、生活リズムが整い、自己肯定感が上がり、満足した人生を送れる!なんてことはもちろん無い。
ただ、今後どのような習慣を身につけようかと考えるにあたり、そもそも習慣とは何か、そして習慣付けることの難しさとそれを乗り越える工夫について、脳の仕組みに基づいた理解が進む。この理解は、実践する上で助けになると思った。

過去の自分を振り返ると、長期連休の時など、始めには「今回の休暇でこの大作を読破し、あの勉強をするぞ!」と意気込み、蓋を開けてみれば何一つ手を付けられていないことが多かった。そんな私には、この本に書かれている内容は耳が痛いことばかりだったが、自身の能力を過大評価し、できなかった自分に対して自己否定に陥っていたのだなと気がつく。

本書では、習慣を身につけるための50のステップが記載されている。その中でも、特に印象に残ったのは下記3項目。

  1. やる気は、やる前に出ないと知る

  2. 目標はバカバカしいほど小さくする

  3. 毎日やるほうが簡単

まずは毎日の決め事として、小さな目標に取り組んでみようと思った。
その上で今週取り組んだのは下記事項。

・英語を毎日一時間学習(ラジオビジネス英会話を利用)
・毎日日記(年始から書いていたが、毎日は書けていなかった)
・毎日散歩、雨の日はヨガ

現時点ではまだ「やらないと」と意識して取り組んでいるので、まだ習慣化できたとは言えないのだろう。また次の一週間続けることを目標に、少しずつ習慣化を目指したい。



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