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スカイピース 設定集

注意

この物語は全てフィクションです。
実在の人物・団体とは一切関係ありません。

スカイピースの結成と蜂起

発端

 西暦2021年、ヘキサゴン機皇帝国の帝王であるカシアス民族の島崎紳助は、ロボット兵の増備生産に力を入れており、国民の半数以上がロボット兵で占めていた。
 それを良きとしないヘキサゴンハト派の代表である、トーマス・シンプソンは、「機械による帝国の維持能力向上の停止」と銘打った書類を帝国議会に提出した。
 しかし、紳助はハト派を嫌悪していた為、その書類を見向きもしなかった(又は、焼却したという説が濃厚)。
 紳助のハト派に対する杜撰な対応を目の当たりにしたトーマス・シンプソンは部下を引き連れ、アメリア合衆国・スプリングフィールド市に移動した。

結成

 スプリングフィールド市の近辺海域に「スカイピース」と名乗る艦隊が市内に向かって接近している、という情報がクインビー市長の元に入った。
 「スカイピース」と名乗る艦隊の指揮官は、ヘキサゴンの横暴から逃亡した元ヘキサゴンハト派のトーマス・シンプソンであった。
 スプリングフィールド市の市長であるクインビー市長は、自身の杜撰な対応で、トーマス・シンプソンらを受け入れた後、トーマス・シンプソンの要望でスプリングフィールド市を反ヘキサゴン組織「スカイピース」の本拠地とする事を決定した。
 スカイピースの代表となったトーマス・シンプソンとその協力者であるクインビー市長は、スプリングフィールド市の市民に対し、「命を守る為の自己防衛」の義務化を決定した。
 そして、トーマス・シンプソンはスプリングフィールド市内に、ロボット兵の工廠を設立する提案をクインビー市長に持ち掛けた所、クインビー市長はこれを容認し、市内に工廠の設立を決定した。
 こうしてトーマス・シンプソンはスカイピース存続の為、自身の能力を他国に交渉の資材として持ち掛ける思考を持ち始めた。

独自の兵器と他国への交渉

第1回コンペティション

 西暦2023年、クインビー市長とトーマス・シンプソンが協力して立ち上げた「第1回コンペティション」が開催された。
 これはスカイピースの既存兵器がヘキサゴンから引き継いでいた為、独自に兵器を開発するという思想の元で考案された。
 まずはスカイピースの代表的な技術士官である、ノリスケ・クラントン博士が提案したロボット兵器が「アーク」である。
 アークには、ノリスケが独自開発した兵装であるビームガンが使用できるようになっており、シールドも装備するなどバランスのとれた性能を誇っていた。
 しかし、ノリスケ博士が以前開発したアークのプロトタイプである「シュレディンガー」は亜高速飛行テストの際、強度不足の問題で空中分解しており、それに対する懸念点も重視されていた。
 だがノリスケ博士は強度不足の問題を見事なまでに解決しており、事実上の亜高速飛行を可能にしていた。
 しかし、ノリスケ博士の予想は外れ、最終的にアークを正式採用することは無かった。
 ノリスケ博士が提案したアークは性能的にバランスは取れていたものの、コストを無視して生産した為、量産すれば組織が破綻しかねない、といった評価にまで落ち着いた。
結果的にノリスケ博士しかコンペに参加しなかったので、ヘキサゴンから引き継いだ既存の兵器でスカイピースの領土を防衛するようになる。

他国への交渉

スカイピースの最初の交渉地点に、日本の沖縄県が挙げられる。
スカイピースは沖縄県に対して「大型防衛兵器」と謳う40m程の大型兵器の譲渡、自身の工廠の設立を要求した。
そして沖縄県は秋山直文総理大臣の承諾の元、スカイピースの工廠の設立と大型防衛兵器「"サーターアンダギー"」の譲渡を承認した。
「"サーターアンダギー"」の開発にはノリスケ博士が直接関わっており、拡散大型ビーム砲を搭載した40m程の大型防衛兵器として1機のみ生産された。
その他東南アジア諸国にも交渉を持ち掛けているとされているが、詳細は不明である。


余談

反ヘキサゴン組織・スカイピースの設定集をご覧になって頂き、ありがとうございました。
今後も同じ様な設定集を書いていきますのでよろしくお願いします。


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