人生で初めての「退職」を迎える。こんなご時世で、というのは想定していなかったので、各所に直でご挨拶すらできずという状況であった。だが、幸いにも現職の関係者から想像以上の反響をいただき、正直泣いた。自分の在籍した数年間にこれほどの価値があったのかと、身をもって知った。

自分の心に従えば、もっと早く転職という道を選ぶべきでは、という反省もなくはないが、今で良かったと自分なりには思う。
自分の仕事における姿勢を考えた結果「システムエンジニア」を卒業し「カスタマーサクセス」に転換する。

漠然と転職の選択肢を考え始めたのは2年以上前になるが、結局今まで在籍し続けたのには、理由はある。

①自分が必要とされる状況への安心があった
②なんだかんだ毎年違う業務や取り組みをしていた
③今を放り出してまでしたいことがハッキリしなかった

でも、最終的に変える決断ができたのは

①何かを手放すことで初めて得られる価値があるという確信をもった
②今の環境で3年、5年、10年続けたときの自分に納得できないと思った
③周囲の期待の請負人から脱したかった

自分の心と覚悟が整うまで時間を要した。器用に、それらしい実績と理由をつくって転職活動できる質でもなかった。でも、その分現職に対しても、次職に対しても、よき関係のまま進めるのかもしれない。そんなボンヤリとした確信がある。

こんな形のあいさつになりますが、これからもよろしくお願いします。