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映画

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2019年12月の記事一覧

〈ネタバレ無し〉ミスを連発する彼女とどこか不思議な彼!『ラストクリスマス』感想🎬

〈“普通”は人を傷つける〉どうも!じきどらむです! 先週の月曜日にプライベートで嫌な連絡が入り気分が下がっていたので、すぐさま映画館に行き、幸せになれそうな映画を鑑賞しました! クリスマスも近かったので周りはカップルだらけかと思いきや意外とおひとり様が多く、何故か少し安心しました(笑) 自分も1人だったので席に座りポップコーンを食べながら頭を空にして映画を観たのですが、予想以上に感動してしまいました。 という訳で今回は『ラストクリスマス』の魅力を書いていこうと思いま

これは他所の国の話ではない。   『家族を想うとき』 を観て思うこと

「イギリスの中のブータンみたいな街です。」 学生時代に10ヶ月留学していた、イングランド北部の街・ニューカッスル。 どんなところ?と聞かれるたびに、こんな風に説明していた。 欧州委員会が調査した「ヨーロッパの幸せな街ランキング」で英国の都市で唯一のトップ10入りを果たし、フレンドリーな街として挙げられることも多いこの街は、私にとって特別な場所だ。 (ちなみに、2019年の世界幸福度ランキングは、フィンランドが2年連続でトップのため、ブータンではなかった。) 初めての長期海

〈ネタバレ無し〉42年間の幕下ろし!光と闇のフィナーレ!『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』感想🎬

〈あなたの名前は?〉どうも!じきどらむです! 先週、12月20日から42年の幕下ろし『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』が全国公開となりました! 公開日からなかなか都合が合わず観れませんでしたが、公開から6日目やっと劇場で鑑賞する事が出来ました! やりました!ありがとうございます!死ぬほど楽しみにしていたんですよ!なのでもう終始興奮しっぱなしでした! 公開前から投稿してきた関連記事をまとめていますので本記事と併せて是非お読みになってみてください⤵︎ 〈ネタバ

【映画】この世界の(さらにいくつもの)片隅に

この世界の片隅に 私はこのお話が好きです 小学生の頃から戦争を題材にした小説や漫画、資料を好んで読んでました その中でもこのお話は1位か2位を決められないぐらいです (もう一方は永遠の0) 1.概要主人公はのんびりとした性格の浦野すずさん。戦前~終戦直後、幼少期を広島市、結婚で引っ越し先の呉市で当たり前の毎日を過ごす1人の女性に焦点を当てた物語。 2016年公開「この世界の片隅に」では、すずさんの小学生時代~終戦直後までの生活が描かれています。 家業の海苔屋の手伝いや夫

シザーハンズ

こちらも以前 何処かに書いたことがある 映画の感想みたいなもの^^ わたしにとって思い入れのある作品✨ *** この物語のベースは「フランケンシュタイン 」 愛されたいと  人間扱いされたいと願っても叶わず 人間を憎み殺めてしまう だから元々 忌み嫌われる存在である「モンスター」 しかしエドワードは 人々への憎しみも 凶暴性もなく 純粋で 無垢な心だけを持って生まれた ひと握りの 優しい人たちに受けいれられ 人を愛することを知り 嫉妬という感情も芽

象は静かに座っているの感想(ネタバレあり)

京都みなみ会館で鑑賞。 この日はみなみ会館で3本ハシゴをしたのだけど、今作の前に観た舞台挨拶付きの作品の終了時間から5分程しか余裕が無くてトイレに行けずに鑑賞。 不安でしょうがなかったけど約4時間全然余裕だった。俺の膀胱も捨てたもんじゃない。 人生の不自由さや、それでも生きていける小さな希望の様なもの。 こんな作品を29歳の若さで嫌みなく堂々たる傑作として撮り切ったフー・ボー監督はどう考えても凄まじい才能。 88年生まれだから僕と殆ど同年代の監督さんだし、亡くなってしまった

ちいさな独裁者

1945年にヴィリー・へロルトが引き起こした実際の事件を元にした作品。ヴィリー・へロルトは、当時19歳の青年であった。 一兵卒でありながら将校の身分を詐称し、多数の敗残兵を指揮下に収め、彼らと共に収容所を不当に支配して囚人の大虐殺を行った。逮捕後のへロルトの証言のみの情報となるが、脱走兵として逃げている最中に側溝に落ちていた軍用車にあった大量の荷物の中の箱を一つ開けてみると、勲章の付いた真新しい空軍大尉の軍服が収められていたという。これを着用し、大尉に扮したへロルトは北へ歩

観ていないのに批判するスターウォーズ

最初に書いておくと、もうEP9は観る気は起きない。なのでこの文章は完全にチラシの裏だし、正当な批判でないことも先に述べておく。それでも、EP7が公開されたとき、スターウォーズレガシーシリーズを放り出したことについて「なぜ?」と思った人は読めばいいと思う。 これを書こうと思ったのはこれ https://theriver.jp/tors-review-2/ を読んだから。再度書くがチラシの裏である。 ディズニー、キャスリーンケネディ、ライアンジョンソン。だいたいこいつらのせい。

ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2019.12.27.公開)

今回は 『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』です。 メタル大国フィンランドのメタルバンド映画。 12年間、実家の地下で練習を続けているが オリジナル曲なし、LIVE経験なしの 終末・シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタルバンドが なぜかノルウェーのフェス出場を目指すことに。 後半はロードムービーとなるのですが そこからギアが上がる感じ。 ノルウェーの国境警備のあたりとか最高です! そして思っていた以上にコメディ。 本作はフィンランド映画

ポン・ジュノ ✖ 荻上チキ

12月25日(水)TBSラジオ「荻上チキsession22」にてポン・ジュノ監督へのインタビューの文字起こしです。 荻上:今回の作品は「地下」が出てくると同時に貧富の格差がビジュアルとして非常にわかりやすく表現されている。これは韓国の格差問題を取り上げられてらっしゃると思うのですが、日本でも大変共感できる作品になっていると感じました。この「格差」というのは韓国の中でも非常に大きなテーマになっている。だからこそ取り上げたのでしょうか? ポンジュノ:韓国の中でも格差の問題はと

〈ネタバレ無し〉新三部作誕生!『スターウォーズ フォースの覚醒』感想🎬

〈お前の息子は死んだ〉どうも!じきどらむです! 先週、12月20日から新三部作の三作目『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』が全国公開となりました! 公開から6日経過し、そろそろ観ないとネタバレ地雷を踏みそうなので出来る限り早く観ます。現在までに鑑賞した関連記事をまとめときます⤵︎ 〈ネタバレ無し〉42年前!全てはここから始まった!『スターウォーズ 新たなる希望』感想🎬 〈ネタバレ無し〉マスターヨーダ降臨!『スターウォーズ 帝国の逆襲』感想🎬 〈ネタバレ無し〉

新春企画、アップリンク渋谷と吉祥寺で「映画の福袋」発売します。

新春福袋を、限定数でアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺にて2020年1月2日(水)より販売開始します。 福袋には、必ずアップリンク発売のDVD3枚+Tシャツ1枚が入っており、その他、映画グッズが詰まっています。各店舗、限定数となりますのでお早めに。 ▼アップリンク渋谷 アップリンク新春福袋【限定30個】3,000円 +tax 2020年1月2日(木)朝9:45発売 ▼アップリンク吉祥寺 アップリンク新春福袋【限定40個】3,000円 +tax 2020年1月2日(木)

トニー滝谷

あらすじ:美大で芸術を学んだトニーは、デザイン会社へ就職、その後独立してイラストレーターになり、自宅のアトリエで仕事をこなすようになる。そんなトニーが一人の女性、出版社編集部員・小沼英子に恋をする。 小説の朗読を聴いているような不思議な作品です。 役者、音楽、映像が三位一体となっており、 静かな海を漂うような不思議な感覚を覚えます。 この作品に出てくる人物たちは、どこか寂しい。 しかし、最後は一筋の希望の光が見える作品です。

映画館でワインが買える。アップリンク吉祥寺にて、自然派ワインのボトル販売がはじまりました。

アップリンク吉祥寺にて、ワインのボトルでの販売がスタートしました。『ワイン・コーリング』『ジョージア、ワインが生まれたところ』の映画に登場する生産者のワインを中心に入荷しています。 ジョージア、フランス、イタリア、ポルトガル産の計6種の自然派ワインです。お家で自然派ワインを飲みながら映画鑑賞などいかがでしょうか? 12月27日(金)より、『ジョージア、ワインが生まれたところ』は、アップリンク吉祥寺にて再上映が決定しています。 ◆Tsistska Tsolikouri 2