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【映画】この世界の(さらにいくつもの)片隅に

この世界の片隅に

私はこのお話が好きです
小学生の頃から戦争を題材にした小説や漫画、資料を好んで読んでました
その中でもこのお話は1位か2位を決められないぐらいです
(もう一方は永遠の0)

1.概要

主人公はのんびりとした性格の浦野すずさん。戦前~終戦直後、幼少期を広島市、結婚で引っ越し先の呉市で当たり前の毎日を過ごす1人の女性に焦点を当てた物語。

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2016年公開「この世界の片隅に」では、すずさんの小学生時代~終戦直後までの生活が描かれています。
家業の海苔屋の手伝いや夫・周作さんとの出会い、義実家での結婚生活、迫り来る戦争……戦時中にも普通の生活があって、徐々によく聞く戦時中の生活になっていたことが分かります。

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そして、先日公開された「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は同じ時間軸で、前作では描かれなかった夫・周作さんの元カノ・リンさんとの出会いが追加されていました。
リンさんは遊郭で働いており、幼い頃に売られた女性でした。すずさんが遊郭に迷い込み、道を聞いたことから2人は仲良くなっていきます。
前作の総集編+リンさんのお話なので、初めて観賞する方も躊躇しなくて大丈夫です。

ちなみに、原爆投下時もすずさんは呉市にいたので、物語内では広島市外から見た原爆投下時が描かれています。戦争題材にした物語は、広島市付近や軍関係が中心になることが多く、広島市外に住む一般家庭の女性視点は珍しいです。

2.感想

※できるだけネタバレしないように書いています。

前作も映画館で観賞して泣きました。決してハッピーエンドというお話ではありません。戦争から遠いところで一生懸命生きようとする女性、家族、人々に心を打たれました。

では、今作はというと……前作との大きな違いがリンさんのところだけだったので、泣きはしませんでした。前作はAmazon primeで何回も見ており、今作の予告篇でもリンさんのところが描かれることは分かってました。まさかここまで前作の総集編になっているとは思わず……。前作を何回も見て、原作も読んでいる私にはちょっと物足りなかったです。

3.おわりに

前作を見ておらず、恋愛模様が好きな方にはおすすめです。
というより、前作見てない方には是非みていただきたい……!
個人的には原作が素晴らしいので原作を手に取っていただけると嬉しいです。


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