見出し画像

「来る」見た!!

(拙速は巧遅に勝る。もう少し早く書けば良かった)

伊集院光のTwitterは面白い。
何が面白いかと言うと、面白くない所だ。
この撞着には訳がある。

テレビに出る伊集院は博識でそこそこ面白い人。
ラジオの伊集院は毒がありかなり面白い人。
と言うのが僕の伊集院光に対する世評のイメージだ。
ところが、Twitterの伊集院は無視すればいい絡みに噛みつき、面白くない返信をしている。
それを傍から見ているのがすごく楽しいし面白い。

コロッセオでライオンに惨殺されるキリスト教徒を見ているようで楽しい。
その上、絡んでくる人達は伊集院光が好きでやっているのだからライオンではなくイエスに殺される信徒達と言っていいかもしれない。

(テキトーに拾ってきたけど多分これだろ?)

んで、それを見ていたら伊集院の出ていた「来る」という映画がアマプラで配信されたようで、少し経ってしまった頃、柴田理恵がかっこいいと聞いて、僕もそれを見た。

以下映画「来る」に対する感想である。
この映画は非常に「日本的な映画」であると僕は思う。
これは邦画的とかジャパニーズホラー的とかそう言う意味ではない。(面白いしホラー的にはアメリカの方に近いと思う)

この場合の日本的とはキャラクターの強さである。
強いキャラクターを並べる事によって面白さや人気を博しやすくする日本の漫画的な映画という表現が適当だと思う。

(こいつら改めて見るとキャラ強えな。そこらの空っぽの人間よりあるぞ)


韓国映画のコクソンを見た時よく分からなかったが、これは明快でそんなに怖くないし小3とかでも見れるやろとも思う。

主役が交代し二部になると、それ「子宮に沈める」ルートやぞと友達と見ててハラハラしたが夜堕ちは無かった。

(オムライスの国と子宮に沈めるの卵子の比喩のオムライス、荒れた部屋 かなり共通点多い。見てて1番辛かった映画)

全体的に面白くて燃えるシーンもあった。
見て損は無いと言えようが、難癖を付けたい欲求が止まらないので付ける。

序盤が長い。
夫が糊塗する人間だと言うのは最初の描写で見て取れるし、そっから話が広がってくのは分かる。
そこら辺をもう少し詰めて、最後の方を丁寧にして欲しかった。

夫の友人役の人は好きだった。
あの人と岡田准一に抱かれたいと思ったが、なんかこの2人のキャラが微妙だった。
友人の方は「何かある」と匂わせておいて、想像以上のものは無く帳尻合わせみたいだし、岡田准一の方が主人公になるのはなんかイマイチ乗れなかった。
もう少し前の方から主人公になる目配せが欲しかった気がする。
やはり肝は「お祓い」のシーンであるからそこ行くまでに萎えさせるものを置かないで欲しい。
(この映画見るまで岡田将生と岡田准一を同一人物だと思っていて、この人見る度に顔変わるなって感想を抱いていた俺に言われたくないよね)

伊集院さんの演技はすごく良かったです。
ラジオやテレビ書籍etc…以外の主にTwitterの面白くない伊集院はああやって活かせばいいのかと合点が行った。


まあ何にせよ、この映画を劇場で見なかったのが残念だなぁと思う枠に入ると思います。
うん。
あんま怖くないのが残念でもあり歯医者で子供が泣いてる時とかでも流せると思った。

(少なくともこれよりは怖くない)

めっちゃ有名ですけど、これ面白かった人は
白石晃士監督の「ノロイ」「オカルト」「カルト」
もオススメです!

(ノロイはいちばん怖いからオススメ。カルトは見やすい。
オカルトはいちばんすき。創作における民俗学の便利屋感は凄いな)
俺は愚直に全部借りたけどYouTubeにあった時は悲しかったわ。子宮に沈めるも。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?