それでも、書くことを諦めたくない。
大丈夫?
という連絡を受けたのは8月19日のことだった。
その日は灼熱に灼熱を重ね、前日から始まった自社の大きなイベントの二日目。
前日も家に帰る前に体力が尽き、帰り道のコンビニで朝日を浴びて目を覚ましていた。替えのないTシャツを洗濯機で脱水する音と共にシャワーを浴び、家族の声を横目にすぐさま運転し会場へ向かうことが連続するような目まぐるしい日だった。
その日のお昼休憩は、夕方、別のイベント会場の控室。
冷房の効いた部屋でその日初めて椅子に腰かけた。
喧噪の空間の中で訪れ