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City of Styleを表現したNIKE SB DUNKと街を居所にするスケーターの義務。

NIKE SBから、2024年フランス パリオリンピックをテーマにしたCityシリーズの最新カラーが出る。

前回は、City of Love。今回は、City of Styleと名付けられている。ファッションの街 パリということで、個性的なテキスタイルを使用したDUNKに仕上がっている。

City of Style DUNKは、スケートトリックの摩擦で表面のテキスタイルが破れると、下地が出てくるデザインになっている。ダメージも表現の一部というのは、ファッションとスケートボードに共通の文化だと思う。お気に入りのアートワークがプリントされたデッキも、大切な小遣いを注ぎ込んで買ったスケートシューズもボロボロになっていた方がカッコいい。破壊の美がスケートボードには組み込まれている。だから、スケボーをするだけで、アートを実践していると言っても過言ではない。

ファッションもスケートボードも、スタイルがある人がカッコいい。スタイルには、単に見栄えが良いという意味を超えて、個性的だったり、先駆者であったりという意味が含まれていると思う。

そして、きっと、街にもスタイルがある。街を居所にしているスケーターだったら、率先して街のスタイルを作り上げられるかもしれない。スケーターがいる街は、良い街だと言われるようになるためには、何ができるのか。

スケートボードのスポーツ的な要素だけを伝えても、競技場しか作られない。「どうして、街でスケートボードをしたいのか?」ということを分かってもらえない限り、街と共存することは難しい。僕たちは、もっと、スケートボードのカルチャーやアートやデザインといった面を、街の人たちに伝える努力をしなくてはいけないのかもしれない。

NIKE SB DUNK LOW PRM "City of Style"は、5月17日発売。

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