みねこ

リサーチ・アドミニストレーター。現在はジェトロ・アジア経済研究所の広報を担当しています…

みねこ

リサーチ・アドミニストレーター。現在はジェトロ・アジア経済研究所の広報を担当しています|地域研究・開発研究の成果を広く社会に還元すること、研究機関で働くことの魅力を発信します|興味範囲は中華圏とその周辺|マイブームは怖い映画の鑑賞 ‖ ここで発信する内容はすべて個人の見解です

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  • 研究機関の広報ひとりごと

    備忘録として研究機関の広報担当者として思ったことをまとめています。

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非研究者でありながら、研究機関で働くということ【自己紹介】

はじめまして、みねこです。 私はいま、日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所の広報担当者として仕事しております。もともと、総合職や一般職でも、研究職でもない《研究マネジメント職》という職種で雇われています。 普段の職場では研マネ、研マネと呼ばれています。 私たちに与えられた役割とは何なのだろうか。私たちも日々模索しています。もはや、この「研究マネジメント職」はどんな仕事をするべきなのかを考えることが仕事だ、と言っても過言ではないかもしれない。 事務職員でもなければ

    • 広報の仕事は「問題発見・問題解決」【研究機関の広報ひとりごと③】

      お久しぶりです、みねこです。 だいぶ間が空いてしまいましたが、前回の記事の続きを公開しておきたいと思います。 広報とは何か。 一番始めに、教科書的な定義として教えられるのは、「経営層の理念を、あらゆるステークホルダーに伝えること、ステークホルダーの声を経営層に届けること」的なものだと思います。 ただ、私は、広報担当者として仕事をすればするほど、広報は企業や組織のお知らせを広く皆にお知らせすることだけではなく、組織の課題を発見し、それを解決することも含めて仕事なのだ、と

      • 広報の土台となるインナーコミュニケーション【研究機関の広報ひとりごと②】

        こんにちは、みねこです。 以前公開した記事で、研究所の広報担当者がやるべきことは「研究所の、内側と外側、あらゆる人たちとの関係性づくり」「種をまく仕事」だと書きました。 この「あらゆる人たちとの関係性づくり」において、「内側(=同じ研究所や組織に属している人たち)」を含んでいるところが、個人的には一番重要!だと思っています。 私たち広報担当者が、色々なところに種まき活動をしていくためには、いかに同じ組織の人たちから情報を集められるかにかかっているからです。 広報担当者が

        • 「研究マネジメント職」は”推し活”である。【#天職だと感じた瞬間】

          こんにちは、みねこです。 ジェトロ・アジア経済研究所、通称「アジ研」で、研究マネジメント職として働いています。 これまで60年以上にわたって、アジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカなどの開発途上国・新興国の調査研究に取り組んできた学術機関です。 国内でも最大級の規模を誇る私たちの研究所は、地域研究、開発研究に取り組む研究者たちが100人以上在籍しており、さらに、開発途上国・新興国に関する世界中の資料を約70万冊も取り揃えた専門図書館が付設しています。 「非研究者」であり

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          「広報」は種をまく仕事。芽が出るときもあれば出ないときもある。【研究機関の広報ひとりごと①】

          こんにちは、みねこです。 現在、研究所の広報担当者として仕事をしております。 広報の仕事を担当し始めて思ったこと。 「◯◯を広報してください」と言われるときの「広報」が、SNSやらニュースレターやらプレスリリースやら、とりあえず各種媒体にお知らせを掲載してください、を意味するとき。 それって、厳密には「広報」じゃなくて「宣伝」だ、と。 自社の商品…すなわち私たち研究所で言うところの、本・論文などの成果を「宣伝する」だけで終わりならば、それは研究所の広報担当者ではありま

          「広報」は種をまく仕事。芽が出るときもあれば出ないときもある。【研究機関の広報ひとりごと①】