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研究機関の広報ひとりごと

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備忘録として研究機関の広報担当者として思ったことをまとめています。
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広報の仕事は「問題発見・問題解決」【研究機関の広報ひとりごと③】

広報の仕事は「問題発見・問題解決」【研究機関の広報ひとりごと③】

お久しぶりです、みねこです。

だいぶ間が空いてしまいましたが、前回の記事の続きを公開しておきたいと思います。

広報とは何か。

一番始めに、教科書的な定義として教えられるのは、「経営層の理念を、あらゆるステークホルダーに伝えること、ステークホルダーの声を経営層に届けること」的なものだと思います。

ただ、私は、広報担当者として仕事をすればするほど、広報は企業や組織のお知らせを広く皆にお知らせす

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広報の土台となるインナーコミュニケーション【研究機関の広報ひとりごと②】

広報の土台となるインナーコミュニケーション【研究機関の広報ひとりごと②】

こんにちは、みねこです。

以前公開した記事で、研究所の広報担当者がやるべきことは「研究所の、内側と外側、あらゆる人たちとの関係性づくり」「種をまく仕事」だと書きました。

この「あらゆる人たちとの関係性づくり」において、「内側(=同じ研究所や組織に属している人たち)」を含んでいるところが、個人的には一番重要!だと思っています。
私たち広報担当者が、色々なところに種まき活動をしていくためには、いか

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「広報」は種をまく仕事。芽が出るときもあれば出ないときもある。【研究機関の広報ひとりごと①】

「広報」は種をまく仕事。芽が出るときもあれば出ないときもある。【研究機関の広報ひとりごと①】

こんにちは、みねこです。
現在、研究所の広報担当者として仕事をしております。

広報の仕事を担当し始めて思ったこと。

「◯◯を広報してください」と言われるときの「広報」が、SNSやらニュースレターやらプレスリリースやら、とりあえず各種媒体にお知らせを掲載してください、を意味するとき。

それって、厳密には「広報」じゃなくて「宣伝」だ、と。

自社の商品…すなわち私たち研究所で言うところの、本・論

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