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手放してみる

実名でやってる SNSをすべてやめた。

FacebookとInstagramには利用停止というシステムがあって、他人からは退会したように見えるがログインしたら前と同じように再開できる。

Twitterにはないので、アカウントを削除した。30日間以内にログインをしたらアカウントは消されずそのまま続けられるけど、今のところログインしようとは思わない。

役者をやっていたときは宣伝のために投稿をたくさんしたり、他の役者さんやスタッフさんと繋がったり、いろんな人に自分を知ってもらう手段だった。だけど今は舞台に出る欲も予定もないので、必要なくなった。

彼と付き合い始めたときに、「そんな携帯ばっかり見ない方がいいよ」と言われたことがある。

わたしが情緒不安定になったり、悩んでいたときに、SNSをやめてみたらどうかと何度か言われたこともあった。

当時のわたしは「いや、SNSのことと今悩んでることは関係ないし、なんでわかってくれないんだろう」とイライラすることが多かった。

でも、彼に言われたとおり、SNSを見る時間は長かったし、無自覚で友達のことをうらやましく思ったり、自分と比べたりしていた。

どうしてこの子とわたしは違うのか
どうしてこの子みたいになれないのかと

負の感情が心の中で蓄積していたのを彼は感じていたんだと思う。わたしは気づけなかった。

つらくてつらくてどうしようもなかったとき、やめることを決心した。

取り繕った文章や上辺の会話、加工した自撮り、入ってくる情報が全部わずらわしくなった。

友達がなにをしていようが、わたしがなにをしていようが自由で、大切なのはそれを知ってもらうことじゃない。

なにがやりたいのか、どう生きていきたいのかもわからないけど、こうやって文章を書いているのも自分と向き合う実験です。

今までやってこなかったこと、試してみよう。

#エッセイ #日記 #コラム #SNS #断捨離



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