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野菜を売ること、居場所を作ること

店でモノを売りたいと思っていた。それは、どんなモノでも良いわけではなく、あると嬉しいもの、誕生日に贈りたい、というモノではなく
常に日常で使うもの。
美味しい野菜、塩、醤油、石鹸、お菓子、ジュース、台所用品・・・

ぽつぽつと出てきたが、
まずひばりコーヒーとしてやってみたいのが
野菜、だった。

私は野菜が好きだ。
美味しい野菜はなんぼ食べてもええ、と思っている。
年中ダイエッターにとって心から安心して食べられる唯一無二の食品。

美味しいってどこからどこまで?高級って人によって違うよね。
どれくらいの価格の野菜をどれだけの人に売るのか?

そんなふうに考えると、全く広がらなくなった発想。

有機野菜が売りたいんじゃない、
安心して食べられる野菜が売りたいんだ。

安心できるけど美味しくない、もしくはとっても高価、
じゃなく、
安心できて、少しワクワクしながら食べれらるクオリティー。

それには、
遠くから取り寄せていたのでは、
送料がかかり、安心できない価格になる。
我が家の貧相な生活基準でもエンゲル係数を圧迫しない程度の価格、
夏にスイカを買うように
冬にスイカを買わないように。

自然に安くなった野菜を
その季節に買うように。

旬とは良い言葉だ。
旬のものは無茶苦茶こだわらなくても
たいていうまい。

季節はずれのモノを買うと、
原価が高くなり、お客様へ売る価格となると
納得のいかない価格になる

店の中はコーヒーを啜る人がちらほら。
店の外は野菜を買う人、立ち話する人がわんさか。

そんなのが、理想。

世の中なんでも高くなって
喫茶店をやっていても、
珈琲飲んでホッとする時間もお金もない人いるよな、って
思う。
事実私も、そんなに余裕ない。

だから、珈琲じゃないとっかかりが欲しい。
生活から切り離せないものを売りたい。

一言でも二言でも会話してその人の
生活に少し入り込みたい。

寂しい人を無くしたい。

日常に入り込みたい。

そのツールとして、野菜。


ひばり珈琲という場所、
店内でも店外でも
みんなの居場所になりたい。

頂いたサポートは、ひばり珈琲のお客様やこのページを読んで下さるみなさんの幸せが、増強できるように使います。たまにうちのちびと温泉にいく費用にも使います。(行った際はこのページで紹介します)